サデオのインドネシアニュース -43ページ目

■スカルノハッタ空港も



 ジャカルタのスカルノハッタ空港では、十七日以降、空港に警官や軍人を配置し、警戒を強化。乗用車一台一台のチェックを入念に行う影響で、空港入り口付近では混雑が悪化している。国内線では「治安強化に伴う混雑で、乗客のチェックインの遅れも相次ぎ、発着陸のスケジュール変更などが起こっている」(ライオンエア)と説明し、余裕を持ったチェックインを呼び掛けている。

観光地バリも警備強化 島外からの流入者を監視

 ジャカルタの高級米国系ホテルJWマリオットとリッツカールトンで同時爆弾テロが発生したことを受け、夏の長期休暇を前ににぎわいを増していたバリでは、州警が最高の警戒態勢「シアガ1」を発令し、州内の治安強化を呼び掛けた。バリは二〇〇二年十月、〇五年十月と外国人が集まる繁華街を狙った爆弾テロに見舞われており、今回も観光地を狙うテロ犯の流入に敏感に対処している。
 十八日、クタビーチ近くのレギャン通りなどの路上には、銃を持った警察や郡の自警団が数メートル間隔で立ち、島外ナンバーの乗用車などを路肩に寄せて、車内の点検を行う、物々しい雰囲気に包まれた。バリ州警察のトゥク・アシキン・フセイン本部長は「政情不安を警戒し、シアガ1を大統領選前から続けていたが、再度強化する形だ」と説明。特に空港やジャワとの玄関口となるギリマヌック港など各港を監視し、島外からの不審な流入者への警戒を強化したという。
 一方、ビーチやカフェには夏休みを満喫する欧米人、アジア人観光客も多く、送迎サービスを行うバリ人運転手(三五)は「事件後観光客が激減したという印象はないが、数千人を乗せた米国の旅客船がバリへの上陸を中止するなど、じわじわと観光への影響が出始めている」とテロ犯への怒りをあらわにした。
 バリの日系旅行代理店は「一カ月先まで邦人客にキャンセルは出ていない。チケットが安くなる九月には学生客の増加も見込まれ、今のところバリ観光への打撃は出ていない」と話し、ジャカルタの爆弾テロでバリ島が受ける被害はそれほど大きくないとの見方を示した。

ロンボクに6億ドル ドバイ不動産大手 リゾート開発に合意


 ドバイの世界的な不動産会社であるエマール・プロパティーズ社と国営バリ観光開発社は、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島のリゾート開発に着手することで合意した。同社は六億ドルを出資。中東諸国からの出資で、日本や韓国など従来の投資国以外の企業からの出資が今後増えていくことが予想される。
 政府は現在、観光客の倍増を目指す「ビジット・ロンボク・スンバワ・二〇一二」キャンペーンを実施中。現在年間五〇万人の観光客を、二〇一二年には百万人に倍増することを目指している。エマール社は観光施設だけでなく、リッツ・カールトンやアルマーニなどの豪華ホテルも建設するなど、総合的なリゾート開発を進めるとしており、同キャンペーンの目玉となることが期待されている。
 ロンボク島は、世界的なリゾート観光地であるバリ島に隣接する島。二〇一〇年には新空港がオープンし、アクセスが容易になる。