クタ・カーニバルを開催 パレードに1200人参加 テロ後開始、10回目
バリ州クタで10日、恒例の「クタ・カーニバル」が開幕した。同カーニバルは、2002年の爆破テロ事件の影響で落ち込んだバリの観光産業に活気を取り戻そうと、03年に開始。今年は10回目で、14日まで。
10日の開会式後には、バリの伝統舞踊レゴン・クラトンの踊り子や地元の子どもたちなど約1200人が夕日に照らされながらパレードを行った=写真、アンタラ通信。中には、バリ名物のオゴオゴ(張りぼて人形)らの姿もあった。
期間中、クタ周辺のレストランやホテルが海辺沿いにスタンドを出し、インドネシア料理や日本料理、ヨーロッパ料理などを提供する。また、たこ揚げ大会やサーフィン大会、ウミガメ放流などのイベントがある。
治安機関が厳戒態勢 バリ島爆弾テロから10年 きょう追悼式典
日本人2人を含む202人の死者を出した2002年のバリ島爆弾テロは12日で、発生から10年を迎える。同日には内外の要人が出席しての追悼式典が開かれる予定で、テロ再発に備え、州内に厳戒態勢が敷かれている。
式典には政府高官のほか、88人の犠牲者が出たオーストラリアのギラード首相やハワード元首相、各国の被害者遺族も出席する。国軍、警察ともに千人以上の人員を展開。犯行現場となった繁華街クタ・レギャン通りや周辺地域で「要人のために特別な警備体制を敷いている」(国軍のウィン・ハンドコ広報担当)。豪連邦警察も人員を派遣する。
バリ州警察のクトゥット・ウントゥン・ヨガ・アナ副本部長は「プチャラン(自警団)を含むコミュニティー全体が、自らの地域を警戒するだろう」と強調した。
一方、テロ事件後、国家警察幹部として国際合同捜査班を率いた経験を持つイ・マデ・マンク・パスティカ州知事は事件以降、テロに対する警戒を続けているとしながらも、「観光地のバリを訪れる人すべてをチェックできない」と指摘。今年3月にはテロのための資金集めをしていたとみられる武装グループを、警察の対テロ特殊部隊が摘発する事件も起きる中、テロの脅威を完全に排除することの難しさを吐露した。
同テロ事件は同通りのディスコ前で、車に積まれた大型爆弾が爆発。向かいのパブでも自爆テロが発生。外国人観光客ら202人が死亡した。
一連の事件では、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されている東南アジアの地下組織ジェマ・イスラミア(JI)のメンバーによる犯行とされ、実行犯は射殺か死刑執行されるなどした。
