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40年の歴史に幕 ホテル・ニッコー、プルマンホテルとして継続

 

 ジャカルタきっての日系ホテルとして、多くの邦人出張者の拠点となってきたホテル・ニッコーが十九日、前身のプレジデント・ホテル(一九七二二〇〇三年)から合わせ、四十年近くにわたる歴史に幕を閉じた。JALホテルズとの契約期間満了に伴い、世界九十カ国に展開する仏大手ホテルチェーンのアコー・ホテルズに運営を委託。同日、「プルマン・ジャカルタ」として新しくスタートを切った。日本のホテルとしての看板は降ろしたが、日本人スタッフの増員などを通じ、主要顧客の日本人マーケットに対し従来以上に力を入れていく方針だ。
 ホテルに隣接し、日本の戦後賠償で建てられたオフィスビルのウィスマ・ヌサンタラ・ビルとともに一九七二年十二月に開業。六七年の外資法を施行したスハルト政権が外資の誘致を積極的に進め、繊維や自動車などの日本企業の進出が相次いだ時期に重なる。その後、二〇〇三年まではプレジデント・ホテル、大改装を経て、それ以降はホテル・ニッコーとして、インドネシアにおける日系企業の歴史を見守ってきた。
 同日、ホテルで行われた記者会見には、アコー・アジア・パシフィックのマイケル・アイセンバーグ社長、オフィスビルとホテルを経営するウィスマ・ヌサンタラ・インターナショナル社の親会社であるガスリー社(シンガポール)のハリー・オン・コミッショナー、ウィスマ社の株を保有する三井物産コンシューマーサービス事業本部資産流動化推進部の黒岩重幸部長、ウィスマ社のフランキー・モントン・スチョアディナタ社長らが出席。
 アイセンバーグ社長は「アジア太平洋地域で五ツ星ホテルの需要が急速に拡大しており、特にインドネシアは最も重要な国として捉えている。商業の中心地で開業できることは非常に重要だ」と意気込みを表明。
 今後の計画として、昨年時点で全世界で七十カ所あるプルマンホテルを「アジア太平洋地域で二〇一五年までに百カ所で運営する」と目標を示した。
 アコー・マレーシア・インドネシア・シンガポール社のゲラルド・ギュロ副社長は「平均稼働率は九九%を目指す」と新たに委託を受けたホテルの運営に自信を見せた。
 アコーホテルとの提携について、ウィスマ社の高崎雅副社長は「アコー・ホテルズは予約方式などバックアップ体制がしっかりしており、これまでの法人顧客はもちろんのこと、より個人単位でのお客様にも対応していきたい」と語った。
 ホテルは十九日以降もこれまで通り宿泊などの利用を継続する。現在、順次、改装を進めており、すでに改装が終わった客室の数はこれまでと変わらず四百二十七室。
 今後はロビーやレストラン、ボールルームなどの改装も行い、二〇一三年中ごろに完了する予定だ。また、今年三月までにレストラン「カヤンガン」を拡張し、鉄板焼きや焼き肉のメニューも加え、新しくオープンする。
 日本人スタッフについて、営業担当者を現在の二人から三人に増やし、これまで顧客の半数を占めてきた日本人に対するサービスを一層充実させる方針。
 高崎副社長は「ニッコーという名前が変わってしまうことに残念な気持ちはあるが、お客様にはより満足していただけるサービスが提供できるだろう」と話した。

名古屋路線を運休 ガルーダ航空


 ガルーダ・インドネシア航空は二十日、火、金、日曜日の週三便で運航している名古屋デンパサール線を三月二十五日から運休すると発表した。
 運休するのは、 デンパサール発名古屋行きのGA888便と名古屋発デンパサール行きのGA889便。
 同航空は運休の理由について「国際路線における経営戦略の見直しによるもの」としている。現時点では、運航再開の検討は行われていないという。
 同航空によると、すでに航空券を予約または購入した人には、代替便の振替手続きなどの準備が整い次第、出発日の早い人から連絡をする。また旅行会社を通じて予約した場合には、旅行会社から案内があるという。
 同航空の名古屋路線は、一九八九年に運航を開始。最近では二〇〇六年十月にも休止したが、〇八年六月に一年八カ月ぶりの運航再開を果たし、経済交流や観光の支えとしての期待が高まっていた。

週5便、来年4月末にも ガルーダの羽田―バリ線


 ガルーダ・インドネシア航空日本支社は二日、政府認可の取得を条件として、来年四月二十七日から、週五便で羽田デンパサール線の運航を計画していると発表した。
 発表によると、今年八月の日本・インドネシア航空当局間協議で、深夜早朝時間帯における羽田空港とインドネシアを結ぶ路線の就航を可能にする枠組みが合意され、要望の高かったデンパサール線の運航計画を決定した。
 就航計画では、デンパサール発東京行きのGA886便が午後三時半(現地時間)にバリ島ングラライ空港を出発、同十一時半に羽田空港へ到着する。同便は火、木、金、土、日曜日に運航する。
 折り返し便の東京発デンパサール行きGA887便は午前一時(現地時間)に羽田空港を出発、同七時にングラライ空港へ到着する。運航するのは月、水、金、土、日曜日。
 使用機材は、エアバス330300型機で、エグゼクティブクラス四十二席、エコノミークラス二百十五席を用意する。機材、スケジュールは変更する可能性がある。初便は四月二十七日のGA886便となる予定。
 同航空は一九六二年に日本へ就航。来年に日本就航五十周年を迎える。


機内WiFi開始へ 来年にも ガルーダ航空

 国営ガルーダ・インドネシア航空のエミルシャ・サタル社長は二十九日、来年にも八機材で、無線LAN(WiFi)インターネット接続サービスを開始すると明らかにした。
 同社長によると、設備導入には旅客機一機当たり十万ドルかかる。現行の航空法では、機内インターネット接続サービスが違法となることから、法案改正へ向けて運輸省と協力しているという。
 サービスは、エアバス330200型機、ボーイング737800型機のほか、二〇一三年に納入予定のボーイング777300ER型機に設置される予定。
 シンガポール航空は今年から、機内インターネット接続サービスを開始している。