サデオのインドネシアニュース -28ページ目

年内に改修工事着工 デンパサール空港


 バリ島のングラライ空港を管理する第一アンカサ・プラ公社のバンバン・ダルウォト社長はこのほど「国営企業担当国務相事務所が同空港改修工事に一兆ルピアの予算を配分した」と明らかにした。観光地として世界有数の人気を獲得するバリ島の空港を世界標準の空港にするため、敷地拡張工事や内装美化を図る。
 今年第三・四半期に着工し、完工は二〇一三年を予定。空港敷地は二百九十六ヘクタールから四百十六へクタルに拡張する。


9月に初就航へ 成田―ジャカルタ直行便

 ガルーダに国交省が許可 「ビジネス客取り込む」

 国営ガルーダ・インドネシア航空は九月一日から、成田ジャカルタ直行便を就航する。ファイク・ファーミ日本・韓国・米国地区総支配人(兼東京支店長)は六日、じゃかるた新聞の電話取材に応じ、「(同日)夕方、日本の国土交通省から正式な許可の連絡を受けた」と明らかにした。ガルーダ航空は昨年五月まで、ジャカルタ経由で成田デンパサール線を運航していたが、成田ジャカルタ間の直行便としての運航は初めて。週七便で毎日運航する。すでに毎日運航を行っている成田デンパサール線も継続し、九月以降の同航空の成田とインドネシアを結ぶ便は十四便に倍増。新興国の一つとして、インドネシア経済に注目が集まる中、日本からのビジネス客の取り込みを図る方針だ。
 成田ジャカルタ線の就航は、今年四月に東京で国土交通省とインドネシア航空総局間で開かれた航空当局協議で、合意した成田空港を利用した路線枠拡大に基づき、インドネシアの航空会社の割り当て便数が週七便から十四便に増えたことにより実現した。
 成田からのGA885便は正午発で、午後五時四十五分にジャカルタ着。ジャカルタからのGA884便は午後十一時五十分に出発し、成田には翌午前九時に到着する。
 機材は、ジャカルタアムステルダム便と同じエアバスA330200を使用し、エグゼクティブクラスが三十六席、エコノミークラスが百八十六席。全席にタッチパネル方式のパーソナルディスプレイが付いており、映画などを楽しむことができる。
 ファーミ総支配人は「今年に入り、成田デンパサール線の搭乗率は平均八五%を維持している。経済分野でインドネシアへの関心が高まっていることもあり、ジャカルタ直行便の搭乗率目標は七五%を設定している」と説明。「機内でのビザ発行サービスも評判が良い。質の高いサービスを提供することで、ビジネスマンの需要をつかみたい。法人契約による出張者の利用も期待している」と話した。
 ガルーダ航空は先月、十月から大阪デンパサール線の毎日運航を行うことを発表しており、日本とインドネシア間の路線拡大を活発化している。

パプア州の国勢調査で 木の上に住む部族を発見

 山越え、森を分け入り訪問 2860人新たに「住民登録」

 今月三十日までの完了を目指し、中央統計局が国内全土で実施している国勢調査で、中央統計局パプア州支部がこのほど、州内の調査で「これまでに認知されていない部族の二千八百六十八人がパプア州にいたことが分かった」と発表した。
 調査員が森の部族を発見したのは、同州中央部と南部に広がるマッピ、ヤフキモ、アスマット、ボフェン・ディグル各県。県境などは密林が茂る山岳地帯で、これまで宣教師や登山隊など一部の人しか近付かなかったため、住民の存在についてまったく把握できていなかった。
 スントノ支部長らの調査隊は、「森の中に人が住んでいる」との情報をもとに、インドネシア語が分からない人々に対応するため現地の通訳を引き連れ、山を越え森を分け入り、散在する部族を訪ねた。
 スントノ支部長は「彼らは木の上に、枝や木の葉で家のようなものを作り生活していた。衣服はまったく身に着けていなかった。インドネシア語も分からず、通訳やボディランゲージを駆使し、どうにか話を聞き出した」と苦労話を語り、「木の上で生活する彼らは、草木や狩った野生動物の肉を食しており、石を食べる人もいた」と未知の生活を報告した。
 部族は小さな単位で森に散在しているため、生活域の把握が困難で、中央統計局は森の中の人々に尋ねながら、さらに調査を進めていく方針だ。
 パプアには現在、約二百九十の部族がいると考えられており、それぞれが固有の言語を有する。中央統計局によると、これまでに百二十四百三十歳と申告する「超高齢者」が二十二人もおり、親族を調べて、四世代が同時に存在しているのであれば、申告を受け付ける方針を示している。