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1ー7月の外国人入国者 400万人を突破 スカルノハッタ急増

 

 中央統計局が一日に発表した二〇一〇年七月の外国人入国者数は、前年同月比一〇・九六%増、前月比七・三四%増の六十五万八千四百七十六人で今年最高を更新した。
 一ー七月の入国者数は前年同期比一三・四九%増の四百三万九千二十人。
 空港別では、バリ・ングラライ空港が最高の百四十二万千二百八十一人(前年同期比九・一一%増)、ジャカルタ郊外のスカルノハッタ空港が百十一万六千二十六人(同三八・八四%増)、リアウ諸島州バタムが五十八万三千四百八十八人(同五・九二%増)の順でスカルノハッタ空港の増加が顕著だった。
 ジャカルタ、ジョクジャカルタ、バリなど十七州の星付きホテルを抽出したホテルの月間客室利用率は、七月末時点で前月比一・〇四ポイント増、前年同月比一・八一ポイント増の五四・四一%。外国人の星付きホテルでの平均滞在日数は、前年同月比〇・〇二日増の二・〇〇日となった。


「アジアパワー感じた」 メディア、旅行社代表27人 ジャカルタの見どころ視察


 

 国営ガルーダ・インドネシア航空は一日、成田発のエアバス330200で日本の新聞記者、旅行代理店、航空関係者ら二十七人をジャカルタに招き、インドネシア経済の成長ぶりを体感してもらうため、ジャカルタやバリ、ジョクジャカルタの観光スポットを紹介、ゴルフ体験、経済人のインタビューなど「インドネシアの素顔」を宣伝するキャンペーンに一役買った。
 一行は一日夜、南ジャカルタ・メガクニンガンのホテル・リッツカールトン・ジャカルタでガルーダ航空の役員らと交流。二日早朝から三組に分かれジャカルタ周辺を視察した。
 視察ツアーには、成田国際空港会社の小堀陽史取締役副社長、日本政府観光局の大上敦史・事業本部海外プロモーション部アジアグループマネジャー、社団法人日本旅行業協会の柴田耕介理事長、ビジット・インドネシア・ツーリズム・オフィスの成田忠彦・日本地区事務所代表らが参加した。
 一九八〇年代初期、空港経営のJICA専門家としてジャカルタに滞在した経験がある小堀副社長は「以前は、真っ黒な排気ガスを吐き出す三輪タクシー(バジャイ)がいっぱい走っていたが、今は新車ばかり。経済成長のパワーを感じさせる」と話した。競争が激化するアジアの航空界の現状を目で確かめようとツアーに参加し、旅行代理店代表らとともに観光スポットを視察。「成田空港は国際線のハブであることに変わりがない。ローコストエアラインの受け入れも含め、東南アジアとの連携を強めたい」と語った。
 ジャカルタ市民が誇りにする国立博物館を訪れた東京の旅行代理店の代表者は「インドネシア建築や織物の豊かさ、多様性を感じる」「大航海時代の東西交流が想像できる」などの感想を述べた。
 KISインターナショナル東京支店予約販売課長の新井麗子さんは「展示物は興味深いものが多い。ただ展示の仕方に工夫がほしい。観光客の姿が少なく、ちょっとさみしい」と感想を述べた。
 独立記念塔(モナス)ではエレベーターで屋上へ上がり、ジャカルタの街を一望。高層ビルに挟まれた赤がわらの屋根の家々をながめ「思ったより大都会」「スモッグがひどい。夕方ならきれいかも」とささやく。
 華人の商店街コタを視察した後、オランダ時代の古い建物を利用した「バタビアカフェ」で昼食。数百年にわたって東西交易の拠点だったスンダ・クラパ港を見学。午後はITCクニンガンでショッピング。レバランを控え、買い物に殺到する庶民の消費活動を目の当たりにした。
 ガルーダ航空の真壁弘幸・東日本地区営業部旅客営業部課長代理は「二カ月前にも同様のツアーを行いこれで二回目。直行便のサービスの質を実際に見てもらいたいと企画した。バリなどに次ぐ、第二、三のアトラクションが見つかれば。バンコクへ向かうゴルファーが多いが、彼らをジャカルタへ取り込めないかと考えている」と話した。
 JTB法人東京の企画仕入部企画第二課海外企画仕入マネジャーの前田直毅さんは「ジャカルタはアジアのパワーを肌で感じるには良い場所。活気と熱気があるが、やみくもに成長している印象も受けた。来て良かった」と話した。
 マックス・エー湘南営業所(トラベルシーン)営業部マネジャーの荒沢美穂子さんは「渋滞はぜひ、解決してほしい。バリは何度も訪れているが、今回、ジャカルタを見て回り『インドネシアをもっと知りたい』と興味が湧いた」と話した。

スティヨソ前州知事が賛成 ジョンゴルへ首都移転

 スティヨソ・ジャカルタ特別州前知事は三十日、ジャカルタの南東約五十キロにある西ジャワ州ジョンゴルへの首都移転に賛成だと地元紙のインタビューで述べた。
 スティヨソ前知事は「ジャカルタは街の約四〇%が海水面以下に位地し、十三の川が通り、数百万台もの車が往来しなくてはならない」と地形的な観点からもジャカルタは首都に適した街ではないと話した。 
 また、ジャカルタは洪水、ごみの排出量、交通の三つの問題を抱えており、水の供給をプンチャックやボゴールに依存するなど、街として独立して機能できていないと説明した。
 また、スティヨソ前州知事はジョンゴルへの首都移転は、確立した交通機関が設立されてからなされるべきだとし「ジョンゴルはジャカルタから遠くない。経済成長の促進と、便利な交通アクセスがあれば、首都移転は難しくないはずだ」と述べた。
 ジョンゴルへの首都移転構想は、スハルト政権当時からあったが、一九九七年の金融危機以降、話題にならなくなった。
 しかし、昨年十二月にユドヨノ大統領がジョンゴルへの移転を提案したことから再び議論が始まった。