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列車脱線、12人重傷 インドラマユ


 九日午後四時十五分ごろ、西ジャワ州インドラマユのトゥラガサリ駅から五百メートルの地点で、ジャカルターチルボンを結ぶ特急列車「チルボン・エクスプレス」が脱線、十二人が重傷を負った。

ムラピ山の噴火衰えず 死者は206人に増加 観光客減少、経済に打撃


 

 ジャワ島中部のムラピ山は十二日も活発な噴火を続けている。国家災害対策庁によると、十二日までに確認された死者数は二百六人と二百人を超えた。避難民は三十八万人。
 現地からの報道によると、大量の火砕流が噴出した五日未明以降、大規模な噴火は発生していないため、村々にはまだ退避勧告が出ているが、避難所から自分の家に戻る住民が増えている。
 これを憂慮した政府は警戒レベルは依然として最高の4(アワス)であることをあらためて警告。
 火山地質災害対策局長のスロノ局長は「ムラピ山の火山活動は活発であり、厳重警戒する必要がある」と注意を呼び掛けた。

ビニールで保護へ

 文化観光省歴史総局・ボロブドゥール遺跡保護局のマルシス・ストポ局長は十一日、火山灰による遺跡の劣化を防ぐため、世界遺産ボロブドゥール寺院の最上階にあるストゥーパ(卒塔婆)など保護上、重要な部分をビニールシートで覆うことを決定したと明らかにした。
 古代遺跡局のユヌス・サトリオ・アトモジョ局長は「現在のところ寺院の建物が損傷したり劣化したとの報告はないが、警戒する必要がある。遺跡を保護するため外国の専門家を招くことも検討している」との方針を説明した。
 ムラピ山から二十五キロの距離にあるボロブドゥール遺跡には、五日の噴火後、約三センチの火山灰が積もった。灰は酸性なので古代の石に悪い影響をおよぼすことが心配されている。現在、寺院は閉鎖されている。
 ムラピ山の山頂から南東へ約二十二キロの地点にあるヒンドゥーの遺跡プランバナン寺院から見た噴煙は、あたかも日本の富士山が噴火しているように、神々しく美しく見える。しかし、ジョクジャカルタの空港は閉鎖され、マリオボロ通りからは観光客がほとんどいなくなった。
 多くの人命を失い、観光収入の激減で、ジョクジャカルタは二〇〇六年の中部ジャワ地震とムラピ山の噴火の時に匹敵する経済的な打撃を受けている。

市民は落ち着き取り戻す

 火山灰が積もったジョクジャカルタ市街は、ここ数日の雨で灰はほとんど流れ、市民生活は落ち着きを取り戻しつつあるものの、観光客は依然、少ない。
 山頂から十四キロのスレマン県カリウランでゲストハウスを営む湯本福三郎さん(六八)は、五日の噴火で避難勧告地域が拡大したため、十日まで市街地のホテルに宿泊していた。
 湯本さんによると、ジョクジャカルタ市内で道行く人は皆がマスクを付けている。ジョクジャ市民は「噴火は何度も経験しているが、市街地にこれほど影響を与えたことはなかった」と話している。ボランティアや報道陣が押し掛けて満室になったホテルもあるという。

バリ観光客に注意促す 新規感染が20%増加 国家エイズ委


 

 
 国家エイズ委員会は十二日、世界エイズデーの来月一日を前に会見を開き、国内のHIV・エイズの感染動向を報告した。
 同委は昨年にバリ島を訪れた観光客がHIVに感染した事例件数が例年に比べ、二〇%増加しているとして、注意を呼び掛けた。
 同委によると、今年に入り新たに感染したのは五百九十六人(前年比一八・七%増)で、バリ島内の感染者は三千七百七十八人になった。
 マンク・カルマヤ情報局長は「異性間性交渉による感染が増えた。何も手を打たなければ、将来、毎年八百四十件の新感染者を生み出すと予想している」と話した。
 国連エイズ合同計画(UNAIDS)によると、国内には少なくとも二十七万人のエイズ患者がいる。