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天皇誕生日祝賀会開く 在デンパサール総領事館  女性2人に総領事表彰


 

 在デンパサール総領事館は二十六日夜、バリ島ヌサドゥアのホテル・ニッコーで来月二十三日に七十七歳を迎える天皇陛下の誕生日を祝うパーティーを開いた。パスティカ・バリ州知事、ウィリアストゥトィ・タバナン県州知事、各国外交団、バリ日本人会のメンバーら約百五十人が参加した。
 鈴木栄一総領事は、横浜で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談の際、ユドヨノ大統領とともにパスティカ州知事が日本を訪問したことに触れ「二〇一三年のAPECがバリ島で開催される予定であることから、今回の州知事の日本訪問は大変意義があったと思う」と述べた。
 パスティカ州知事は、現在日本からの観光客の数は少し減っているが、近い将来必ずまた増えるだろう期待し、そのためにも「バリと日本の友好関係を強固に保ちたい」と話した。
 祝賀会では、日本とバリの親善や在留邦人のために長年尽してきたサリ須戸さん(六二)と、さち子シャムスディンさん(六二)に「総領事表彰」が授与された。バリ日本語補習授業校の運営管理を行うバリ日本友好協会理事であるサリさんは、一九七〇年代からバリに住み、バリの伝統文化を広く紹介する傍ら、バリ日本人会を通じて日本人コミュニティの発展に大きく寄与してきた。
 同じく七〇年代からバリに住むさち子さんは、アングン・バリ文化センターを創立し、日本語やインドネシア語教育に力を注いできた。バリ日本人会でも幅広い活動を行い日本人コミュニティーの発展を助け、文化や援助活動を通じて地域社会の対日理解を深めてきた。両氏はバリ日本人会の顧問を務めている。

牛やヤギ解体、貧者に配る 全国のモスクで礼拝


 メッカの巡礼者300万人 インドネシアから22万人
 犠牲祭

 犠牲祭(イドゥル・アドゥハ)の十七日、全国各地のモスクで礼拝が行われ、この日に向けてムスリムから寄贈された牛やヤギが解体され、経済的に恵まれない人たちに配られた。十六日、サウジアラビアの聖地メッカには、世界各国から巡礼に参加したムスリムの数が約三百万人に達した。このうちインドネシア人は二十二万人で世界で最大の人数を誇っている。
 犠牲祭は、ムスリムにとって最も重要な行事の一つ。イスラム暦の巡礼月の十日で、聖地メッカ(サウジアラビア)への巡礼のピークの翌日に行われる。金持ちが牛やヤギを提供し、貧しい人に肉を配る喜捨が行われる。
 中央ジャカルタの東南アジア最大級のモスク、イスティクラル・モスクでは約十万人のムスリムが礼拝。
 モスクには白い装束ムクナを身に付けた女性、黒い帽子・ペチをかぶった男性のムスリムがびっしり並ぶ姿が見られた。
 礼拝にはユドヨノ大統領夫妻、ブディオノ副大統領夫妻と閣僚、イスラムと関係の深い各国大使も参加した。
 同日夜には、ユドヨノ大統領、ブディオノ副大統領らが寄贈した牛十七頭とヤギ三百二十頭が解体された。肉の配布は、十八日早朝に行われ、約五千人の恵まれない人々に配られる。
 イスティクラル・モスクでは混乱を避けるため、ここ数年、肉の配布を犠牲祭の翌日に行っている。
 インドネシア第二のイスラム団体ムハマディアは、メッカの犠牲祭と同じ十六日に犠牲祭を祝った。インドネシアにモスクは約十万カ所あり、小礼拝堂のムショラは約五十万カ所ある。

犠牲祭

 聖典コーランに基づくイスラム教の慣習。メッカの中心部にあり、巡礼でムスリムが周回する「カーバ神殿」を最愛の息子イスマイルと一緒に建設したとされるイブラハムはある時、「息子の命を犠牲にしても神に仕える」と口にする。それを聞いていた神アッラーは「息子を犠牲に捧げよ」と告げ、父と同様に信仰心の深いイスマイルは、犠牲になることを受け入れた。イブラハムがイスマイルに短刀を振り下ろすと、イスマイルがヤギに変わっており、命が救われた。犠牲祭ではこの親子の信仰の深さが称えられている。

一時的に小康状態 3日間、噴火せず ムラピ山


 ジョクジャカルタ火山研究調査所(BPPTK)は十七日、先月二十六日から噴火を繰り返しているムラピ山は、十五日から十七日までの三日間、火砕流を噴出せず、一時的に小康状態になったと明らかにした。
 火山研究調査所のスバンドリオ所長は「火山性地震は断続的に発生しているほか、溶岩ドームの成長によっては噴火が再び起こる可能性はある」と指摘。
 現在、火口には直径四百メートルほどの溶岩ドームが形成され、このドームのどの部分にマグマが膨れ上がっているかを観測し、火砕流が流出する方角などの予測を行っていると話した。