製図関係で使うケント紙は、表面がつやつやで消しゴムによって毛羽立つこともなく、腰がしっかりしている高級な紙というものです。しかしこれは市場で入手できるケント紙の一部ですね。KMKケント紙などがこれに該当します。
このようなケント紙以外に、バロンケント紙というやや表面がざらついた感じのケント紙があります。KMKケント紙は、やや表面がテカッテいますが、それが抑えられています。
さらにある先生から教えていただいたのですが、絵の具を載せたり鉛筆画で使ういいケント紙があると言うことです。BBケント紙というのですが、サンプルを見るとかなり水彩紙に近く、しかもしっかりして魅力的な紙でした。
ミューズによるとこのBBケントは「最高級ケント紙」という触れ込みになっており、もともと高価なケント紙の中でも飛び切り高いのです。KMKケント紙の価格の約3倍です。まあ有名なアルシュ紙に比較すれば、まだ安いものですけれど。お店で扱うことを検討していますが(自分も使って見たいし)、ただ高価な紙に手を出していただけるお客さんを増やさなければいけません。
もうひとつ、ホワイトピーチケント紙というものがありますが、使ったことはありません。値段はいちばん安いことから汎用的なケント紙と思われます。
ところで、ケント紙という名前の由来は、イギリスのケント州で製造されたのが始まりだからということらしいです。

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