京都市のお客様より、色褪せた古いプリント写真の修復・複製をご依頼いただきました。
※お客様より掲載のご許可をいただいております。
今回ご紹介するのは、以前ブログでご紹介した「ガラス乾板(ネガ)のデジタル化・修復」をご依頼いただいたお客様から、あらためてご依頼いただいたプリント写真です。
長い年月が経ったことで、写真全体に色褪せが見られました。
ただ、元の絵柄や細かな部分は比較的しっかりと残っています。
このような写真であれば、残っている情報を丁寧に読み取りながら修復することで、もう一度きれいな写真として残せる可能性があります。
まずは高解像度でスキャニング
古い写真の修復では、最初のスキャニングがとても大切です。
今回は高解像度スキャナーを使用し、元のプリント写真に残っている情報をできるだけ多く取り込みました。
修復作業で必要となる細かな濃淡を残すため、通常より少し濃いめにスキャニング。
写真の状態を確認しながら、読み取り条件を調整しています。
単純に「高解像度でスキャンすればよい」ということではなく、写真の状態に合わせて、どのように情報を取り込むかを考えることが重要です。
スキャン画像
色褪せや汚れ、ぼやけを修復
スキャニングした画像をもとに、今回はモノクロ(白黒)写真として修復しました。
色褪せによって薄くなっていた濃淡を整えながら、写真に付着した汚れや、経年劣化によるムラなどを一つひとつ修正。
さらに全体の濃度を調整し、ピンボケによるぼやけも可能な範囲で補正しました。
ただ写真を濃くするだけではなく、元の写真が持っている雰囲気をできるだけ残しながら、自然で見やすい写真になるよう仕上げています。
修復後の写真です
色褪せによって薄くなっていた部分を整え、全体の濃淡を調整することで、元の写真にあった絵柄や細かな部分が見やすくなりました。
古い写真を見ると、
「もうかなり色褪せているから、きれいにはならないかな」
と思われることもあるかもしれません。
でも、写真の状態によっては、まだたくさんの情報が残っていることがあります。
その残っている情報を丁寧に読み取り、写真の状態に合わせて修復していくことで、もう一度大切な写真として残すことができます。
今回は修復した画像をお客様にもご確認いただき、大変喜んでいただきました。
以前ご依頼いただいたお客様から、再び大切な写真をお任せいただけたことも、私たちにとって嬉しいことでした。
古い写真は、早めのデジタル化もおすすめです
古いプリント写真は、時間が経つにつれて色褪せや汚れ、傷みが進んでしまうことがあります。
大切な写真であれば、きれいな状態のうちにデジタル化しておくことで、将来の修復や複製にも役立ちます。
「古い写真なので、もう無理かもしれない」
と思われている写真も、まずは現在の状態を確認してみてください。
写真にどのくらい情報が残っているかによって、できることが変わってきます。
古いプリント写真の修復・複製・デジタル化などでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。
大切な写真を、これからも残していくために。
株式会社朋成では、一枚一枚の写真を丁寧に見ながら、それぞれの状態に合わせた修復を行っています。


























