★河口湖湖畔の神社は連休中でも午前中は空いている★
場所・ 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
電話・ 0555−76−7186
創建・ 865年
竣工・ 慶長12年(1607)
構造・ 木造平屋建て 一間社流造り 明神系鳥居
祭神・ 浅間大神(木花開耶姫命)
社務所・ あり 9〜16時 お祓い・七五三・授与所あり
境内社・ 出雲社 諏訪社 山宮社 山の神社 波多志神
母の白滝神社 産屋が崎神社
祭礼・ 1・2・4・7・11月
最終訪問・ 2023.10
*世界文化遺産 *国・史跡 *天然記念物(七本杉)
*国・重要無形民俗文化財 *町・有形文化財
★感想編
人生で初めての富士河口湖町
河口湖といえば観光・温泉・釣り好きの方のメッカとして知られて、富士山や世界文化遺産もあり外国人にも人気の有名な土地
境内社
個人的には、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんのご家族がこの町に住んでいるとか
吉井さんは今は真鍋さんと再婚して東京に住んでいますが、2000年当時はそれまで連れ添っていた奥様と一軒家をこの地に建てて、そこに4名の子供さんと住んでいました
境内のご神木の大杉
なんで地方のこの町にロッカーが家を建てたかというと、釣りが好きだからとか
子供の頃に住んでいた静岡県焼津市には母上様も住んでいたそうで、そこから近いこともあるかも
そして甲州街道・青梅街道1本で東京の仕事先に出やすい
社務所
そんなイメージの河口湖町
町に入るには、山梨市側から来たので御坂峠を越えてトンネルを2本越えてこないと入れない土地
東京からはわりになだらかでトンネルもないですよね
拝殿 わりに連休中日でも午前中は空いていた
そういうコースで町に入ったので、富士山周辺は周辺からは独立した小さな盆地で、その中で独特の文化が築かれていったのかなと
そしてそこに日本一の神秘的な高い山があれば、自然と信仰文化が根付くのかなと
富士山の世界遺産というのは、富士山だけではなく、その周辺の富士信仰の歴史も含まれているそうで、この御師などもその1つで、富士浅間神社などの神社も構成遺産だとか
残念ながら今回は天気が悪く、富士山は顔を見せてはくれませんでした
多分、私の人生でここまで富士山に接近することはなかなかもうないと思うので、残念です
拝殿の様子
なので、せめてその構成遺産の神社や、ずっと気になっていた御師(おし)の文化を探訪することに専念
この御師の梅谷さんは、テレビ東京の「YOUは何しにニッポンへ」で見て知りました
拝殿 奉納物も気になる
実際に梅谷さんのこのパンフを置いていた場所にもその番組で紹介された、と書いてありました
やはりテレビの力は大きいです
いつかは御師の家に宿泊して、お話を聞いたり祈祷を見たり早朝参拝をしてみたいものです
こちらの御師の家には宿泊したことがあるが
拝殿 「鎮爆」というのが富士山らしい
この河口富士浅間神社は、富士吉田市の方の北口本宮富士浅間神社とはまた違った成り立ちで、富士山の噴火を鎮めるために建立されたとか(山形の大物忌神社みたい)
こちらは富士吉田の方よりも人が少なく静かで、参拝しやすかったです(秋の連休中日の朝)
石祠
やはり世界遺産なので、欧米系やアジア系の家族連れやカップルなども参拝に来ていました
この辺は普通の他の神社とは違うところで、同じく世界遺産の神社の日光などと共通です
境内社
周辺の雰囲気ものんびりと静かで、こちらの方が個人的には落ち着きます
河口湖の湖畔で1100年もの人の祈りをつないできた場所で、今でも高齢社会なので不老長寿・少子化なので子孫繁栄・気候変動で食物の生育が危ないので五穀成就の願いは共通ですね
境内の池・境内社
時代が変わってもそこに生きるのは同じ人間
1000年経っても人の願いは変らない、という人間の願いの本質が見えました
七本杉
そして夫婦円満の神でもあるということで、結婚記念日の旅にぴったりでした
境内は荘厳な社叢が印象的で、そこまで境内は大きいわけではないですが、静かで堂々として雰囲気がありました
門前の路地で見つけた朽ちた蔵
そして山の神である猿、実はこの旅で道路で前を横切りました(苗場)
ここは御師の文化に興味のある方・富士山の信仰の風景・神社好きにもいいですね
富士河口湖町のマンホール
わりに富士吉田よりも穴場かと思うので、河口湖観光のついでにも
富士吉田の北口本宮富士浅間神社とペアで参拝されてみては
梅谷家で頂いたパンフと護符
神社・世界遺産・富士山好きの方にもおススメです♪
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*今日から去年の秋に14年ぶりに行けた山梨の記事です