★糸魚川出身の作詞家・良寛研究家で文人の最期の家★
場所・ 新潟県糸魚川市大町2−10−1
電話・ 糸魚川市教育委員会事務局・文化振興課 025−552−1511
竣工・ 昭和3年9月25日 (1928)
構造・ 木造2階建て
開館・ 9〜16時
休館日・ 月曜、祝日の翌日、年末年始(12月28日〜1月4日)
12〜2月までは土・日・祝日のみ 平日は予約制
料金・ 100円 高校生以下無料
最終訪問・ 2021.05 GW
*新潟県指定文化財 *史跡
JR糸魚川駅からも近い、市街地にある偉人の家です
早稲田大学校歌「都の西北」、日本初の流行歌「カチューシャの唄」、
童謡「春よ来い」など今も日本中で愛されている名曲の作詞家、そして良寛研究・顕彰黎明期における最大の功労者、それが糸魚川の生んだ相馬御風(そうまぎょふう)です
玄関 1本廊下
相馬家はその名前からして、元は福島県相馬地方から糸魚川に移住した一族でした
故郷のことを忘れないために、名字に地名を入れるなんて、素晴らしいですね
玄関
御風は、明治16年7月10日生まれ、糸魚川町長も務めた父の一人息子として、大町に生まれました
小さい頃から優秀で、中学時代にはすでに俳句や短歌を詠んでいたとのこと
1階 洋間 約100年前の洋風
高校生の頃からすでに与謝野鉄幹の会に入り、歌集も出版
早稲田大学に進学し、明治39年に早稲田大学を卒業すると早稲田文学社に入社
1階 玄関脇の洋間
明治40年には、早稲田大学校歌の「都の西北」を作詞
大正初年にはトルストイの人道主義に傾倒し、多数のロシア文学作品の翻訳版を出版
1階 囲炉裏のある居間
都会で華々しく文化人として活躍していた御風ですが、大正5年3月に糸魚川に帰郷
1階 廊下
以来、郷土に腰を据えて良寛研究、執筆活動、読書の生活を続け、「春よこい」なども糸魚川の作品ですし、全国の校歌など600曲近くの作詞を手掛けています
1階 廊下の突き当り
さらに故郷の自然をたたえ愛し、全国に発信
このように多くの足跡を残しましたが、昭和25年5月7日、突然の脳溢血で翌日、66歳で没
*2の感想へ続く