「愛国心は、ならず者の最後の逃げ場所」

“Patriotism is the last refuge of a scoundrel”


英語の [scoundrel] には「悪党」「ろくでなし」「無頼漢」「やくざ者」という意味もあります。





  • 「愛国主義は不埒なやつらの最後の隠れ家だ。」

この言葉は1775年4月7日の夕方にジョンソンが述べたものである[6]。広く信じられているのとは異なり、この言葉は愛国主義一般に関するものではなく、スコットランド出身の愛国的な政治家第3代ビュート伯爵ジョン・ステュアートとその支持者、さらにはビュートのイングランド系ではない出自につけこもうとする政敵たちが「愛国主義」という言葉を乱用していたことが背景にあり、とくにジョンソンはビュート伯爵に敵対して愛国をかかげていたジョン・ウィルクスに対して非常に批判的であった[7]。ジョンソンは「自称愛国者」一般に対して批判的だったが、「真の」愛国主義と自らが考えるものについては評価していた[8]。愛国主義に真贋を定める発想は前年1774年から既に見られ、この時ジョンソンは「アメリカに対する権利侵害などという馬鹿げた主張を正当化する者は愛国者ではない。(中略)植民地は英国の保護のもとで安定し、英国の憲章によって統治され、そして英国の武力によって防衛されてきたのだ。」と語り、ジョージ・ワシントン率いる独立運動家を似非愛国者として痛烈に批判している[9]




サミュエル・ジョンソン 自身は、愛国心全般を否定していたわけではありません。

当時は、英国その植民地である13州(※のちの アメリカ合衆国) との対立があり、後に アメリカ独立革命フランス革命 があり、大衆の間でも愛国心が叫ばれていた時代でありました。

16~18世紀 にかけて、国際的(※欧州に於いて) に「主権国家」の概念が確立され、
アメリカ独立革命 や フランス革命 によって近代的な「国民国家」の思想が形成されていく過渡期において、



愛国心に陶酔する国民大衆のなかには、文字通りの [scoundrel] も少くありませんでした。

無知蒙昧で、道徳心の欠片もない 匹夫・匹婦 (※庶民) に権力を握らせればどうなるか!?



処刑された 国王ルイ16世 の 王子 ルイ・シャルル(※ルイ17世) もまた、タンプル塔に幽閉されている間、
貴族的な習慣を改めて「市民(※庶民)」となるための思想教育 が行われ、暴力や性的虐待が行われるなど、それは酷い有り様でした。





日本で「愛国者」を自称する連中 についても、どこまでいっても 庶民 でしかありません。

結局「愛国者」「日本人」以外に誇れるものがないのです。

本来「雲の上」の存在である筈の 皇室 に対しても、
本質的に [scoundrel] な自身の アイデンティティ と同一化してしているので、非常に 低俗不健全 なものになってしまうのです。

思想信条の自由 を盾に、平気で バッシング しますし、
皇位継承 に関しても「男系男子!」阿呆の一つ覚え を繰り返すだけになってしまっているのです。
 

 

まさに「男系男子は、ならず者の最後の拠り所」ですね。



「愛国者」「日本人」に加えて「男」であることくらいしか誇れるものがない [scoundrel] が、

手前の無能を棚上げして明るく陽気に生きていくために必要な 高下駄 を手放すまいと、必死に固執するのでしょうね。