Apple IDを「メディアと購入」用と「iCloud」用で分けている場合、購入用Apple IDアカウントからサインアウトしたら、どうなるのか?

 

※バージョンなどによって仕様が違うことがあるので注意してください。
また、情報は記事作成当時(2024年3月頃)のものであり、情報の誤りやこの記事によって起こった損害の責任は負えません。参考程度にしてください。

確かめてみた

ちなみにApple IDを複数持つことは、別に違反ではないようだ。
それどころか、ファミリー共有の機能がまだ存在しなかった頃?は、購入用とiCloudでアカウントを分けることを推奨されていたような時期もあったらしい(不確か)。

入っているアプリはどうなるのか?
消えるのか?
アプリ内購入の内容はどうなるのか?
App Storeで購入する際はどうなるのか?
購入履歴とかはどうなるのか?

その状態で、購入用に別のアカウントで入ったらどうなるのか?

 

などを実際にサインアウトして調べてみる。

注意

アプリ内などで「メディアと購入」ではなく「iCloud」と紐づいていると書かれている内容(例えばアプリのバックアップなど)は、購入用アカウントからサインアウトしても、影響は受けません。
 

結果

元々入っていたアプリは残ったまま。
ゲーム内などのアプリ内課金もされている状態になっていて、購入した機能はそのまま使えるようだ。
iPhoneを再起動しても大丈夫のようだった。

App Storeアプリの、購入済みアプリの欄は真っ白。アップデートがあるアプリの一覧は表示されるが、そのままアプリをアップデートしようとすると、前のアカウントのパスワードを求められる。
 

前サインインしていたのと別のアカウントで、メディアと購入にサインインしたら?


別のアカウントでサインインしていても、元からあるアプリは、アプリを一度消さなければダウンロードし直すことはできない。

さらに元からあったアプリをアップデートしようとすると、元のアカウントのパスワードを要求される。しかもそのあと2ファクタ認証まで。
だがそれを一度パスしたら、他のアプリをアップデートする際も、いつも通りボタンをタップするだけで済んだ。再起動してもまたパスワードを訊かれることはなかった。

(※追記 数週間後に、アプリのアップデートの際にパスワードを求められることがあった。)

そして、アプリを別のアカウントでダウンロードすると、そのアカウントの購入したアプリ一覧に表示される。

それぞれ別のアカウントでダウンロードした、別のアプリの共存は可能だった。
同じ画面に普通にそれぞれ並ぶだけという結果になった。

 

まとめ

  • アプリやアプリ内課金は残ったまま
  • 別のアカウントでアプリをダウンロードすると、普通に同じ画面にアプリが追加される
  • 元からあるアプリをアップデートするには、元のアカウントの認証が必要(おそらく一度きり)(時々認証を求められる)