前回(北海道遠征記@2022夏 その②)からしばらく空いてしまいましたがようやく続きです。
北海道で迎える3日目の朝は早い。
この日は今回の北海道遠征のメインイベント、そらちグルメフォンドだ。
このブログでも過去何度か記事にしているが、今年は3年ぶりの開催。自分としても久々のイベントライド参加なので、この日を心待ちにしていた。
今回一緒に参加するゲストライダーは、
神楽坂つむりさん
(Twitter:https://twitter.com/tsumuri_f5)
まさやんさん
(Twitter:https://twitter.com/saibaiman1002)
マラソンサニーさん
(Twitter:https://twitter.com/marathonsunny)
箱の中の人さん
(Twitter:https://twitter.com/prizma44)
このメンツとの再会も実に3年ぶりである。
さて、まずはSGFのコースを整理しておこう。
今回のコースは
97kmのロングコース
105kmのグラベルコース
64kmのミドルコース
この三つで、つむりさんとまさやんさんはロングコースを、箱の中の人はミドルコースを、そしてサニーさんと自分はグラベルコースを走る。
前回(2019開催時)はロングコースの途中でオプションとして分岐可能になっていたグラベルが一つのコースとして独立したのが今回の主な変更点だ。なお、ルートそのものが前回と全く違うのは例年通り。
イベント進行上の感染症対策も今回は考えられていて、これまでは各エイドで振舞われる食事をその場でいただいていたのだが、人の滞留を避けるために今回は個包装で受け取って各自ルート上の好きなところで食べるというもの。そのための簡易リュックと折り畳み座布団が今回の参加記念品だ。
セイウンスカイ(ウマ娘)とハイエースに載せられ、会場であるキタオンへ。
開会前のこの空気、テンション上がるね。
人の滞留防止のため、例年よりも簡素な開会式を終え、準備のできた人から走り始める流れスタート。
ただし、グラベルコースを走る参加者だけはロングやミドルよりもスタッフサポートを要する場面が多くなるからか、複数のブロックに分けてのスタートだ。
その中でもサニーさんと自分は最終ブロックでスタート。
ちなみにグラベル参加のゲスト二人、よりにもよって小径車という舐めプ機材である。
舗装路と軽めのグラベルが交互に組込まれた序盤を快適に流し、最初のエイドへ。
今回のSGFはスポンサーにセイコーマートが入っており、各所エイドステーションで同社の食品が振舞われているというのも本州民としてはうれしいところだ。
なお、今回は参加者各々が好きな場所で食事をとるスタイルというのは事前案内で把握していたため、折り畳みテーブルを持参した。
日陰を探し、テーブルを広げてエイド飯を食うという実に優雅なイベントライド満喫スタイルである。まだこの時は。
40km地点付近でサニーさんがパンクしたりもあったが、基本的に車の少ない舗装路区間と河川沿いのグラベルを繋ぎ快適に走行を続ける。
しかし、この時点で自分の中で一つの誤算の可能性が浮上していた。
「思ったよりグラベル率高くない?」
舗装路メインをに途中少しグラベルルートに入るという、前回のロングコースグラベルオプション的なものを想定してモールトンでの参加を決定したわけだが、どうやらマジにグラベルメインのコースらしい。普通に大きめの石ゴロゴロしてる。
まぁ参加してしまったものは仕方ない。ショートカットしたくないという意地もあるので、明らかにグリップの足りないタイヤを滑らせながらひたすらパワーでゴリ押しする。
会話する程度の余裕はあったが、久々のマジ走りモード発動である。機材完全にミスったコレ。
というわけで、この時点で今回のSGFはグルメ満喫よりもグラベルコース無事に走破を目標に切り替える。
幸い、エイド飯はすべて個包装されて運搬できる状態で配られるため、ある程度ため込んでおいて自分の好きなペースで食べることができる。こんなところでコロナ対策のメリットが活きてくるとは思ってなかったが。
マオイ文学台へ至る激坂(当然未舗装)を脚を攣らせながら登りきり、下りで跳ねて滑る車体を抑え込み、わずかな舗装平坦区間で遅れを取り戻すべくハイペース走をする。MTBで走りたかったこのコース!!
ちなみにサニーさんはこのマオイ文学台への道中で2度目のパンクを喫し、途中リタイア。
湧き水ポイント(マオイの名水)で頭から水を被っていると、ロングコースを走行中のまさやんさんからメッセージが。
どうやら既にこの先の由仁エイドに到着しているらしい。
先行しているつむりさん、まさやんさんに合流すべく、ペースを上げる。
道中、砂地のようなグラベル区間でタイヤを取られて転倒したりはしたが、無事に由仁エイドへ到着。待ってくれているはずの二人を探す。
寝てた。
エイド飯で一息つき、再びゴールに向けて走り出す。次の難所は栗山ダムを周回するグラベル区間だ。
ちなみに栗山ダム周回グラベルについては、2018年のSGFで一度走っているためなんとなくの難易度は記憶している。
当時も23Cタイヤのロードバイクで走れたのでモールトンでも問題はないはずだ。
と思っていたが、前日の雨でグズグズになった路面はMTBやグラベルバイクでの参加者でも手を焼くレベルに成長していた。
真後ろに回収車を従えながら、なんとかこの区間もクリア。
この後は目立った悪路はなく、ひたすらゴールへのTTモードである。
グルメ要素どこ行った。
とはいえ、どれだけ体が辛くともやはりイベントライド特有のお祭り感があればおのずと良い思い出に変換されるもので。
来年もグラベルコースがあるならぜひまた走りたい。
ただし今度はちゃんと適した自転車で。
というわけで、そらちグルメフォンドのグラベルコースはわりとガチです。
次回参加を検討している人にはMTBやグラベルバイクでの参加を強くオススメします。絶対そっちの方がもっと楽しい。
あと、グラベル区間の路肩はわりと草木が生えてるので、擦過傷防止のためにもレッグカバー着用推奨です。
モールトンで無事完走
完走後の屍
グルメもしっかり満喫してましたヨ