しばりやトーマスの斜陽産業・続 -97ページ目

脱税でまっすぐGO-!!

※この記事は前ブログの過去記事(2019年03月29日)の再録です

『空の境界』『Fate』シリーズなどで知られるアニメ制作会社のufotableに脱税疑惑が持ち上がった。東京国税局のガサ入れを受けたというのだ。

大ヒット劇場版「Fate」の人気アニメ会社に脱税疑惑 東京国税局がガサ入れ
https://bunshun.jp/articles/-/11227

>同社はアニメ関連グッズの販売などを手掛けているが、在庫数や販売数の管理は杜撰で、いくつかの店舗では、売り上げた現金を会社の銀行口座に入金するのではなく、社長自らが現金の束を回収するという悪質な所得隠しとも考えられる会計処理をしていた

 昭和の匂いを感じる所得隠しだな!ウルトラマンランドの売り上げを誤魔化していた円谷みたい。ufotable側のコメントに

>ユーフォーテーブルに事実確認を求めると、「近藤の意向が会社の意向ですので、社長に直接聞いて下さい」

 とあったのがなんとも。恐るべきワンマンスタイル。悪徳社長がオタクを食い物にして荒稼ぎしたゼニの束をわしづかみにして歓楽街に繰り出す様子が目に浮かぶ。
 ufotableといえば高い評価を受けながらDVDが爆死、そのせいで二期が作られなかったと言われている『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』で知られてますが、どうせ所得隠しをするのなら、税金対策でまなび二期でもつくればいいのに!ひょっとしたら本当はまなびでも大儲けしたのに、社長が所得を隠すために「爆死した」と装ってたのかも…極悪企業だな!

 それにしてもこの報道が週刊文春というのは興味深い。文春といえば芸能人スキャンダルでは他の追随を許さない面がありながら、他方、声優のスキャンダルネタでは花澤香菜、小野賢章のカップルという、濃いファンならみんな知ってるわ!レベルとか、茅原実里さんが一般人男性と交際しているという「だからどうした」程度のスクープとも呼べないショッパイネタばかり。なぜそんなことになっているのかというと、文春が雇っているパパラッチがNGT48暴行事件に関わっていたとされるオフパコ連中で、彼らのストーキング行為により文春は芸能人スキャンダル情報を得ていたという。
 ではなぜ文春は声優関連では、てんでダメだったのか?そう、連中はオフパコ関係ではネタを取れるけど、声優は地方アイドルと違ってオフパコなんかしないから、スクープが取れなかったというのが僕の見解です。
 今回のも単に国税局からのタレコミだろうし、文春独自の取材力が発揮されたわけでもなさそう。そもそもufotableの脱税なんて普通の雑誌では取り上げることもないでしょうから。しょせん文春はこの程度ってことですね。

 

 

 

 

 

 

 

HKYT ネットミーム騒動

 理不尽と戦うアイドルグループ、劇場版ゴキゲン帝国Ωがこの度「人の金で焼き肉食べたい」という言葉を商標登録した。

 

 

「人の金で焼き肉食べたい」は2011年ごろから確認されているネットミームで、ゴキ帝は2016年に「人の金で焼き肉食べたい」のタイトルの楽曲を発表。言葉を短縮した「HKYT」のフレーズが特徴的で話題に。以後グループを代表するナンバーとして定着し、タイトルを表示したTシャツはグループの公式グッズとして売り上げ1位を誇っている。

 

 

 

 今回商標登録の出願意図についてグループのリーダーであり運営である株式会社GOKIGENJAPANの代表、白幡いちほはこう説明する。
 
> お前らが元ネタじゃねぇだろ的なリプが来たりするんですけど元ネタを名乗りたいわけでは無く、ここ数年グループの代表曲としてグッズを出したりメディアで使われる事も多いので、我々以外の誰かが取得してしまった場合それらが出せなくなるから申請した訳です
 
> 令和ののまネコとか言われてるんだが金になりそうなネットスラングだからと闇雲に申請したわけではなく数年使ってきたから申請したわけで商標登録=商業利用する場合の権利なので商業利用しない人には使用料も何も発生しません
特許庁にビジネスとして使うのを認められたのが弊社というだけの話
 
 ところが一部ネット上で出願意図を「ネットミームの使用権を独占しようとしている」と勘違いされ、白幡も言っているけど「令和ののまねこ」扱いされている始末。
 ゴキ帝は数年にわたって「人の金で焼き肉食べたい」を定着させる努力をし、結果公式グッズの売り上げトップを誇っており、その辺もビジネスとして利用してよい許可につながったのではないかと。単なるブームに安易に乗っかろうとしたのまねこ騒動とは違うのだ。
 これはプロ野球の7回にジェット風船を飛ばす応援に似ている。ラッキー7のジェット風船でおなじみなのは甲子園の阪神タイガースだが、もともとジェット風船の応援を始めたのは広島カープ応援団だと言われている。しかしジェット風船の応援を定着させたのはタイガースファンだろう。単に飛ばすだけではなくファンファーレを流し、曲の終わりに合わせて一斉に飛ばすというスペクタクル性を高めたスタイルにしたのはタイガースファンだとされている。発祥はカープファンだけど定着させた功績はタイガースファンなので「ジェット風船といえばタイガースファン」といっても文句は出まい。ゴキ帝のケースはそれと同じではないだろうか。
 
 とりあえずゴキ帝は「令和ののまねこ」という曲を出してシャツを売り、出願登録までいってほしい。
 
 

2021年2月予定

2月予定

 

※14日以降の予定は変更になる可能性があるのでご注意ください

 

2/13(土)

『アイドル十戒 無限列車編2』

場所:肥後橋アワーズルーム

開演:19:00

料金:¥1500(1drink別)

出演:竹内義和 しばりやトーマス

 

よもやよもやではじまった新シリーズ2回目。

闘病生活編とゴキ帝Ω第2期。

 

 

2/18(木)

『スーパーヒーロートーク』

場所:モノガタリ紅鶴

開演:20:00

料金:¥1000(1drink別)

出演: にしね・ザ・タイガー ソエジマ隊員 花鳥風月 緒形 しばりやトーマス

 

今月も盛り上がるスーパーヒーローのトークライブ!

 

2/19(金)

『キネマサロン肥後橋』

場所:肥後橋アワーズルーム

開演:19:30

料金:¥500(1drink別)

 

カルトを語る若人の会。

先月に引き続き漫画実写映画編パート2はJACによる痛快アクション+お色気が楽しい『コータローまかりとおる!』だ!

 

2/20(土)

『僕の宗教へようこそ一三六教義~土曜ロードショー第三〇幕』

場所:モノガタリ白鯨

開演:18:30

料金:¥1000(1drink別)

出演: しばりやトーマス アシスタント・トモ

 

映画秘宝2020ベスト&ワースト、最新映画事情

 

 

2/24(水)

『旧シネマパラダイス』

場所:肥後橋アワーズルーム

開演:20:00

料金:¥500(1drink別)

映画コメンテイター:しばりやトーマス

 

昔の深夜映画番組みたいな企画。最新テーマは未定。

労働者の汗と涙でつくられたミラクルライト秘話『映画プリキュアミラクルユニバース』

※この記事は前ブログの過去記事(2019年03月25日)の再録です



 全世界60億のプリキュアファン待望、第26作目の劇場版。多様性の素晴らしさを説いて僕たち(誰よ)を号泣させたHugっと!プリキュアロスを微塵も感じさせず、日曜の朝に新たな興奮を振りまいているスター☆トゥインクルプリキュアがメインで登場する。

 今回のポイントは映画版でずーっと出てきて、プリキュアがピンチになった時応援するために、みんなが当たり前のように使っているミラクルライトを惑星ミラクルというところで作られている、という話。
 今まで幼女先輩に「ミラクルライトってどこでつくってるのー?」と聞かれる度に「日本以外の外国で労働者の人たちが低賃金で働かされて、みんなの手元に届いているんだよ」と真実を伝えるわけにいかないので「プリキュアを想うみんなの気持ちで作られているんだよ」と幼女先輩の心を傷つけないように答えるのがもう大変(脳内で)だったのですが、今回の映画のおかげで惑星ミラクルで作られてるの!と答えればいいだけでよくなった!ありがとう映画スタッフ。

 しかし実際に映画を見るとミラクル工場というところで鳥型宇宙人たちがベルトコンベアで大量に流れてくるライトを必死につくっていたのでこれじゃあ本当の労働者じゃないか!最後にスポイトのようなものから液を垂らして完成となるのだが、これって労働者の汗か涙だよねえ。ヒヨコ宇宙人のピトン(小桜エツ子)は工場の労働が面倒くさくてかったるそうに作業してるんだけど、なんか…つらい話だな…

 宇宙を照らすライトが闇の力に覆われて光が失われ、プリキュアたちが健闘するも敗退。すると鳥型宇宙人たちは「勝てないお前らは本当のプリキュアじゃない!」とみんなをニセモノ呼ばわりしてあわれ追われる身に。なんか…無慈悲な話だな…

 こんな無慈悲な目に遭っても底なしの好奇心と「人を見た目で差別しない」(カッパードですら最初は「カッチョいい~♪」とか言ってたし)キュアスター・星奈ひかるはミラクルライト職人になるという夢をもったピトンを助け、どんな悲惨な目に遭っても諦めない!二人は誤解を解いて勝利するのだった。ホンマひかるは天使のようやで…

 キャラ萌えしたい御仁にはショコラ&マカロン、マシェリ&アムールの百合百合シーンがちゃんとあるのでキラやば~っ☆

 

 

 

 

 

 

福田雄一はなぜ起用されるのか

※この記事は前ブログの過去記事(2019年03月21日)の再録です

 映画専門チャンネル、ザ・ライフにて2月にベン・スティラー6本目の監督作『LIFE!』が放送されたのだが、それは新録の吹き替え版で、主役であるスティラーの声を堀内賢雄さんが演じたバージョン。これが結構な話題になった。

 なぜなら劇場公開時にはナインティナインの岡村がスティラーの声を宛てており、しかも関西弁だった。映画のレビューには「字幕は最高。吹き替えは最悪」「絶対に吹き替えでは見ないでください」といった吹き替えへの悪評が見られた。

 このようにタレント、芸能人が洋画の話題作の吹き替えをすることには結構な拒否反応があるのだ。なので最近は通好みの洋画ファンのために職業声優の人たちを起用していることをアピールする映画が増えてきた(『ブラック・パンサー』や『スパイダーマン:スパイダーバース』、『キャプテン・マーベル』など)。僕なんかは職業声優が吹き替えをするのは当たり前だと思うのだけど。先のザ・シネマの件にしても堀内さんは洋画の吹き替えに定評があり、スティラーはもちろん、ブラッド・ピットの吹き替えも散々やってきた人なのになぜにナイナイ岡村なのだろう?

 僕がフォローしているアメリカ在留の映画通、Taiyakiさんのブログによると

>配給会社・代理店はファン心理など考えずテレビのワイドショーで取り上げられることに最大の関心を寄せているだけなので、タレントの声優としての実力は度外視される。
>起用されるタレント側も多くの場合作品に対する愛、というよりは数あるうちの仕事の一つとしてこなしているだけ

http://taiyaki.hatenadiary.com/entry/2019/03/20/132644

 なるほど、テレビで取り上げられる以上、話題性がなくてはいけない。「プロ声優が吹き替えしました」では当たり前すぎて話題性がない。「プロ野球の始球式にOBが立ちました」では大した話題にもならないのと同じ。「プロ野球の始球式にトニー・ジャーが立ちました」でなくては話題にならないのだ。


 かくして洋画吹き替えには映画とは無縁のタレントたちが「話題性」を盾にして次々起用される。声の演技が上手いか、雰囲気に合っているか、などは問題ではない!テレビに、新聞に、雑誌に、取り上げられるか、だけがすべて。
 そしてこのような事態が起きるのだ。


福田雄一、「シャザム!」吹き替え監修&演出担当!杉田智和ナレーションの特別映像も
https://eiga.com/news/20190320/1/


 福田雄一といえば堤幸彦同様、たいして面白くもない映画ばかり撮っているのに、次々起用される演出家ではないか。毎回同じメンツ(ムロツヨシ、佐藤二朗)で面白くもなんともないギャグをやって、観客は誰も笑ってくれないから自分たちだけで笑うか、「な~んちゃって!」「つまんないでしょう?アーハハハ」とセルフツッコミの二択しかない冷えた笑いで日本のお茶の間と映画館の笑いの知的水準を下落させているのが福田雄一的笑いだ。

 ただつまらないだけなら許せるが、福田雄一は一部の好事家によって支えられているようなマニアックなジャンルにまで手を伸ばしてくる。例えば特撮ヒーローもののパロディ映画『女子ーズ』では「長年に渡り構想を続けていた」という企画だが、戦隊ヒーロー風のメンバーが造成地のような場所で戦う。「造成地のような場所で戦うのはヒーローもののお約束でしょ?」っていつの話だよ!もうライダーも戦隊もそんな場所で戦ってねえよ!
 このように「知った風なことをいいながら、実は何も知らずに●●だったら面白いでしょう?と身内だけで笑っている」のも福田雄一的笑いの特徴だ。『女子ーズ』の劇場では特撮ヒーローファンの怒りが女子トルネード(女子ーズの必殺技)のごとく渦巻いていたのを記憶している。
 福田雄一は「うちの嫁が大変わがままで、社会人経験がなく、協調性のない女性だったため、こんな女が戦隊を組んだら面白いことになるだろうなと思ったのが、事の発端です」とのたまっていて、まさに身内ギャグの極み!

 今回のシャザム!吹き替え演出についても「福田監督自身が大のアメコミ好きであることから実現」したと書いているが、配給のワーナー・ブラザーズからは「吹き替え版“アベンジャーズ”!?的に史上最大級に豪華なキャストをそろえることができました」とトンチキなコメントが寄せられている。そこは「吹き替え版ジャスティス・リーグ」っていえよ!DCエクステンデッドユニバースを配給してるワーナー・ブラザーズがそれでいいんですか?こんないいかげんなことだから、福田雄一が起用されるのもわかる気がした。
 もう『シャザム!』という作品自体の価値が下がる起用だ。福田雄一に洋画吹き替えの演出をさせたり、映画を撮らせるなんて前田有一に実写『鋼の錬金術師』のオフィシャルライターを任せるぐらい無茶苦茶だとしか思えない。映画をつぶす気か!

 最後に真面目に考えると福田雄一がやたらと起用されるのは仕事としてきちんとこなしてくれるからだろう。前述した堤幸彦は制作プロダクション、オフィスクレッシェンドの人間で(現在取締役)、堤に仕事があったわけではなく、オフィスクレッシェンドの仕事をやっていたから次々仕事があっただけで、福田雄一も制作会社レスパスフィルムの作品を三つ(『薔薇色のブー子』『コドモ探偵』『HK変態仮面』)も監督してる。仕事として引き受けて、仕事の範囲内でやってるだけ!きっと予算内に収め、スケジュールも守っているのだろう。映画ではなく、仕事をこなしているだけ!だから映画ファンの心に残るような作品なんて出てくるはずもない。