しばりやトーマスの斜陽産業・続
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

素人でもわかることしか書いていない前田有一の『ちいかわ』ヒットの理由は失笑

「何千万ヒットの人気サイト」(笑)を誇っていながら年二、三回ぐらいしか更新しなくなった超映画批評でおなじみの自称批評家・前田有一は批判を恐れて登録しないと読めないメルマガで数少ない信者(いるのか?そんなやつ)相手にイキリちらしており、オモシロ映画道場という前田ファンなんかほとんど誰も見に来ていない小銭稼ぎに邁進。

 

ブログ全盛期の時代には珍しくWEBサイトに拘っていた前田はそれなりに評価もされていましたが、今や「更新がめんどくさい」(それ以外に考えられない)という理由で結局楽なnoteに逃げ込んでいる模様(もしくは意識高い系を名乗れるからでしょうか) 。

 が、所詮は駄文しか生産できないので肝心のnoteも過疎状態。人気コンテンツに乗っかってバズろうとして大ヒット中の映画『ちいかわ』のヒットの理由を分析(こいつの「ヒットの分析」がまともだったためしがないわけだが・・・)してましたが、これがまた、ロクでもないことしか書いてませんでした。

ちいかわ映画、大ヒット上映中!

 

映画『ちいかわ』一日41回・高回転上映の謎

 

として前田が挙げた4つの「ヒットの理由」は・・・

◆1 配給が「東宝」である重要性

「国内最大級のシネコンチェーン」であるTOHOシネマズで配給されているため

◆2 99分という短尺

上映時間が99分という短めなので一日に何度も上映でき、観客も周回できるから

◆3 「ちいかわ」という巨大IP

ちいかわ自体に人気があるから

◆4 8種類のランダム特典

ランダム特典を入手するために何度も客が来るから、おのずとヒットする

 

・・・以上が『ちいかわ』ヒットの理由なんですって。

 

 素人の映画ファンでもわかるようなことしか書いていない!これを堂々とnoteにまで発表できるドヤ顔がスゴイ。

 

 まず1の理由について。TOHOシネマズは国内2位の数を誇るシネコンで、1位のイオンシネマが郊外のショッピングモールに併設されているのに比べ、TOHOは都市部に多く存在しているので集客上有利になることが多く、そこがメインで上映すればヒットするだろう、なんて普通の映画ファンでもわかるようなこと。

 2の「上映時間99分」は時間が少なければ上映回数が増える、誰でもわかることです。指摘して威張ることでもない。

 3の「ちいかわ巨大IP」。前田は最近やたらとIPがぁ~IPがぁ~と赤ん坊が覚えたての言葉を繰り返すように連呼してます。「IPの集客力」(笑)について前田は

 

>たとえばアニメ『ちいかわ』公式YouTubeの総再生数は4億回超え。初日の41回上映の半分近くが満席になるのも納得の知名度の高さです。

>とはいえ、こうした結果を事前に予測できた人はそう多くないというのが私の印象です

 

 とドヤってますけど、そんだけ人気があったらヒットするだろうって大方が予想できるよ!前田は常々「ヒットを予想していたのは俺だけ!」とほざくことが多く、『ボヘミアン・ラプソディ』の時も「ヒットを予想したのは俺だけ」とイキってた。わかるよ・・・『ボヘミアン~』のヒットは誰でも予測できるよ!

 誰でも予想できることをドヤるのが映画批評家の仕事なんでしょうか?

 

 4のランダム特典について、前田は意味不明なことをほざいてます。

 

>かつてAKB48の握手券目当てでCDを何十枚も買うファンが話題になりましたが、カネにあかせてコンプリートを目指す手法は通じないよ、というわけです。特典を8回受け取りたければ、原則8回入場しなきゃいけない。

 

 比較の話が意味不明。別にAKBのファンはコンプリートしたくて握手券付きCDを買ってるわけじゃない。握手の時間をできるだけ長くしたいから買ってるので「コンプリート」は表現として間違っている。『ちいかわ』のランダム特典をコンプリートするためには結局金を払ってチケットを買って入場しないといけないから、「カネにあかせている」のは同じじゃないか。

 大体ランダム特典が欲しくて何度も見に来る→ヒットする、ってアホでもわかるよ!

 

 やつの超映画批評のコンセプトは「『ごく普通の人々のための、週末の映画選び」とあったが、ごく普通の人々はこんなことドヤ顔で教えてもらわなくてもわかるよ!

 

ここまでドヤってる前田が肝心の『ちいかわ』批評を書いてないのが一番笑える。こいつひょっとして見てないのか(笑)

 

とにかく前田がドヤ顔で「ヒットの理由」を語る時は「誰もわかるようなこと」しか書いていないってことだけは確実です。それを前田に指摘してもごく普通の人々に届くように書いているのです、とか言い出すだけなんだろうけどね。

『ちいかわ』ヒットの理由は色んな人がまともな分析をしているので、検索して探した方がマシですよ。

 前田のちいかわヒットの理由について書かれたnoteのいいね数は22です(失笑)

 

 

 

 

 

前田有一はもうダメだと確信できる『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』55点のメルマガ

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の勢いが止まらない。

スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ 4DXポスター

 トム・ホランド主演シリーズの第4弾として公開された『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』北米のオープニング興収3億6,000万ドルを記録。これはこれまでの記録を保持していた『アベンジャーズ/エンドゲーム』の3億5,710万ドルをわずかながら上回った。世界規模のオープニング興収は『エンドゲーム』に譲ったものの、同規模のヒットを驀進中。

 さらに公開2週目には推定1億4,500万ドルを記録し、これは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の1億4,920万ドルと、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の1億4,740万ドルに次ぐ3位の記録。世界興収は公開12日目で16億7,000万ドルと10億ドルを余裕で突破。世界規模でスパイダーマン旋風を起こしている。

 

 評価の方も上々でロッテントマトでは批評家支持90%、一般支持98%と高い支持率。これは一般支持97%の前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を上回っており、このシリーズは新作が出るごとに一般支持率が高くなるという前代未聞のシリーズだ。あとはもう99‐100しかない、満点を取るしかないのだ。

 

 しかし世の中にはひねくれものというのが必ず存在し、この高評価しか見当たらない映画にもイチャモンをつける無粋な人間がいるのである。それはみんなの予想通り、自称映画批評家の前田有一である。やつは最近配信したメルマガで55点という歴代最低点数をつけてけなしていた。これがもう、笑い話にもならない駄評なので、わざわざやつのメルマガを見ているわけでもない人達と共有したい。

 共有なんかしたくないでしょうけど、読んでくださいよコレ。

 

7月31日公開『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』55点【超映画批評 最速メルマガ版】

 

◆高すぎる人気が招いた、IP映画の罠

人気絶頂のスパイダーマン最新作は、その高すぎる人気のせいで「IPモノがはまりやすい罠」にずっぽりハマった、ざんねんな一本となった。

すべての人々の記憶から消え、一人で戦い続ける道を選んだスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)。だが、かつての親友ネッドや恋人MJ(ゼンデイヤ)のSNSに投稿された幸福な人生に、自分がいないという事実は、徐々にピーターの心を荒廃させていく。さらに、MJと新恋人のキスシーンを見たショックで、クモ由来の遺伝子が暴走、心身ともにコントロールを失ってゆくのだった。

トム・ホランド版スパイダーマンは、原作要素のうち「明るいお調子者」の側面を強く打ち出すコンセプトでスタートした。だがその結果、孤独や罪悪感といった、スパイダーマンストーリーならではの深みが足りない作風にならざるを得なかった。

ところが前作『ノー・ウェイ・ホーム』は、それを逆手に取って、「実はここまでの3本は、真のヒーロー誕生までの前日譚でした~!」と、衝撃の大どんでん返しを見せたのであった。

つまり、ピーターが最愛の家族メイを失うことで、『喪失と救済』をテーマとする、真の(いつもの)スパイダーマンが誕生したわけだ。ある意味、そこまでは長い予告編、いや序章のようなものだった。まさに、3作目にしてシリーズの大転換だ。

しかも、「悪いヤツを見逃したがためにベンおじさんを失った」サム・ライミ版やアメージング版のように「因果応報」というわけではない。ホランド版ピーターは、「間違ったことをしていないのに、メイおばさんを失った」のである。

これは要するに「正しく力を使っても悲劇は起きる。それでも責任を負わねばならない。それでも正しいことをやめるべきではない」という、従来より過酷な責任論を提示したシン・スパイダーマンということなのである。

これほど奥深い、見ごたえある前作だったわけだが、その続きたる本作は、IPファン(キャラクターや世界観のファン)を満足させる仕掛けを詰め込むことに注力した結果、ご都合主義と心理描写の浅さが目立つ凡作になってしまった。

ホランド版ピーターは、最初からすべてを持っていた。最高の疑似父親(トニー・スターク)、スーツ(スターク製、AI搭載)、仲間=アベンジャーズ、家族メイ、理解者ネッド、恋人MJ──。

せっかく3作品という時間をかけて、それらを少しずつ失っていき、最後にすべてなくす「喪失のドラマ」を描いたというのに、この最新作にはその腰の重さがまるで継承されていない。

前作で「大いなる力の代償として、生涯孤独を選んだ」はずのピーターは、本作の上映時間、2時間25分すらその責任=孤独に耐えられない。

毎日モトカノをSNSでストーキングし、あげくキスシーンを見て心折れ、結局「孤独に耐えられませんでした」とギブアップする。

まあ「孤独から立ち直る」をテーマにして、ピーターと同じような、ある種の自傷行為に落ちてゆく若者たちを励ましたい作り手側の狙いはわからないでもない。要は「これも若者の未熟さなんだよ」ということなんだろう。

だが、そうはいっても本作のピーターはもう高校生ではない。あれだけデタラメやって世界を滅ぼしかけたんだから、せめて映画一本分、『トモダチも恋人もゼロの刑』くらい耐えろよと言いたくなる。世の中、彼女いない歴40年のオヂサンだっているんだぞと。

だいたい孤独孤独と言いながら理解者の女警官や共闘するヒーローもいるし、相棒のAIの声なんて三石琴乃だ。「俺の人生より全然快適そうじゃねえか」と思われかねない。

もっとも、こうしたグダグダぶりや、『3歩歩いて2歩下がる』式の遅々として進まない青春ドラマ展開こそが、最初に書いた「IPものがハマる罠」だったりする。

一般に、IPファンは「その世界観に没入したい」欲求が強く、脚本やテーマ、心理描写の深さを重視する映画ファンとは評価軸が異なる。

彼らは行ったり来たりのドラマ展開や、物理的にシリーズが長く続くことにも寛容だ。SNSにも積極的に絶賛感想を載せてくれる。

現代では、映画ファンが書いたややこしい批評よりも、こうした気軽な褒め投稿が拡散されて客を呼ぶので、キャラクターと世界観さえキッチリしていれば、映画会社側も「この程度でいいか」と安直続編を送り出しやすい環境になっている。

結果、あれほど深いテーマ性を内包していた傑作の続編が、平凡なキャラクター映画になってしまう。

キャラクターといえば、新規の登場人物の扱いも雑だ。

たとえばパニッシャーという男は、他社の配信ドラマなどで何度も描かれている古典的ヒーローなのだが、映画版スパイダーマンシリーズでは初登場。ならば最低限の説明が必要と思うが、本作では『互いをよく知る、方法論は違うが実力を認め合う同志』みたいな関係で出てくる。ちなみに俳優同士が仲良しなので、その関係性が演技にもにじみ出ていて余計に戸惑わせる。

これではマニア以外、たとえば映画しか見ていないライトユーザーは「お前誰だよ」「その設定、いつ追加されたんだよ」状態になりかねない。

きわめつけはヴィランの正体についてだ。

このヴィランについては相当な事前知識がないと、あらゆる点がピーターと「逆」に設定されていたり、なぜ「マインドジャンプ」なんてチート設定が追加されているのかなど、テーマに関連するメタファーに気付くのがかなり困難になるはずだ。これはさすがに不親切の極みだと言わざるを得ない。

ということで、MCU38作目でもある本作は、過去最高レベルで他作品の視聴を強要する。米国のファンほど原作(というよりアメコミ全般の)知識がない日本のお客さんは、おそらく相当数が置いて行かれる。

私は、ユニバースを深掘りしたい人に、配信コンテンツなどを「追加のお楽しみ」で用意するのはいいと思う。だが本編視聴の必須条件とするのは違うんじゃないの、と思っている。

むろん、MCU側がこのあとに予定する某大シリーズの知名度を上げるために(そちらをヒットさせるために)、ビジネス上の都合でこのヴィランを登場させたのであろうことも、100も承知である。

だが、スパイダーマンという、今となってはMCU最強となったIPを、新シリーズの踏み台のように使用するなら、せめてもっとうまくやれよというのが正直なところ。そういうことは、まずは単体の映画として完成度を高め、映画ファンを満足させてからの話ではないのか。

前作まではそのあたり、うまくバランスが取れていたが、本作ではIPファンさえ満足させればシリーズは安泰だ、といった奢りが感じられる。これもIPビジネス全盛という、時代の副作用ということなのか。

 

 

 本作のように長文で書かれているが映画が衝撃的かつ感動的なのに比べ、前田の駄文には1ミリの感動すら与えてくれない。そもそも映画の内容を正しく理解していない。

 

>前作で「大いなる力の代償として、生涯孤独を選んだ」はずのピーターは、本作の上映時間、2時間25分すらその責任=孤独に耐えられない。
>毎日モトカノをSNSでストーキングし、あげくキスシーンを見て心折れ、結局「孤独に耐えられませんでした」とギブアップする。
>まあ「孤独から立ち直る」をテーマにして、ピーターと同じような、ある種の自傷行為に落ちてゆく若者たちを励ましたい作り手側の狙いはわからないでもない。要は「これも若者の未熟さなんだよ」ということなんだろう。
>だが、そうはいっても本作のピーターはもう高校生ではない。あれだけデタラメやって世界を滅ぼしかけたんだから、せめて映画一本分、『トモダチも恋人もゼロの刑』くらい耐えろよと言いたくなる。世の中、彼女いない歴40年のオヂサンだっているんだぞと。

 

『スパイダーマンBND』は「孤独に耐えられない」というよりは「孤独では生きていけない」ことを認めるための話で、スパイダーマン/ピーター・パーカーをはじめとして登場するキャラはみな孤独にハマりこんでしくじったり、暴走してしまう。ハルク/ブルース・バナーは自分の内にある暴走する能力と向き合わず封印しようとしてしくじり、パニッシャー/フランク・キャッスルはひとりNYで暴れまわっていたがスタテン島の一件や今回のことで共闘することの価値を知る。

 

 

>きわめつけはヴィランの正体についてだ。
>このヴィランについては相当な事前知識がないと、あらゆる点がピーターと「逆」に設定されていたり、なぜ「マインドジャンプ」なんてチート設定が追加されているのかなど、テーマに関連するメタファーに気付くのがかなり困難になるはずだ。これはさすがに不親切の極みだと言わざるを得ない。
ということで、MCU38作目でもある本作は、過去最高レベルで他作品の視聴を強要する。米国のファンほど原作(というよりアメコミ全般の)知識がない日本のお客さんは、おそらく相当数が置いて行かれる。

 

 これは劇中でヴィラン的(実質にはヴィランではない)に登場するジーン・グレイについてのことをいっている。ジーン・グレイはマーベルの別コミック『X-MEN』に登場するキャラで強力なテレパス能力をもったシリーズでも屈指の強キャラである。ジーンが『X-MEN』のキャラであるとかは劇中でまったく示されないので不親切といえば不親切かも知れない。そこは前田のいうとおりかもしれないが、こいつが『スパイダーマンBND』がイマイチという理由が「不親切」のひとことぐらいしかないのは問題だろう。

 確かにマーベルの映画シリーズは原作コミックのちょっとした要素まで拾ってくる上に、ディズニー+の配信ドラマの内容まで追いかけないとわからないような描写があるのが問題ではあるけど、そんな要素があったらそれを説明するのが評論家の仕事ではないのか。

 なのに前田はわからない要素がああるのはIPを優先したとか難癖をつけて、仕事を放棄している。アメコミに詳しい人たちはみんな『スパイダーマンBND』の解説をきちんとしていて、僕はそれで「スタテン島の一件」がこれまで全く触れられていない新ネタであることもわかった。「不親切だから55点」なんて言ってるやつは前田だけだ。不親切なのは前田の方だろう。

 ジーン・グレイというキャラだって前田の世代的には90年代に日本で起きたX-メンブーム(漫画の邦版が出版されたり、TVアニメが放送された)を知ってるはずだから、まったく知らないわけないだろう。ジーンは作品の中でも能力がインフレ化していくキャラなので、今回の扱いも別に「チート」ってわけでもないのに、前田はわかってない。批判しているくせに理解していないのは最大の問題。

 

>あらゆる点がピーターと「逆」に設定されていたり

 

 果たして「逆」だろうか?ジーンとピーターはむしろ鏡に映った自分自身ではないか。

 前作『ノー・ウェイ・ホーム』でピーターは「愛する人を守る」というそれっぽい理由で他人の記憶を奪い取った。その代償として孤独であることを受け入れなければならなくなったが、他者の自由を奪っている。

 対するジーンも姉の行方を捜すという名目で他人を操って平然とする。他者の自由を奪っているという点では同じであり、二人は同じ存在であるとはいえ、決して「逆」ではない。「逆」のように見えても「逆」ではないことを批評の中で触れていないのは「不親切」の極みだろう。

 

 繰り返し言うが、観客がわからないことを説明するのが評論家の仕事なんだから、それをつまらないと断定する理由にするのは評論家とは言えない

 これまで前田は日本のコミックやアニメの映画については賢しげに「原作ではぁ~」と宣っていたのに、アメコミとなるとこの体たらく。読んでないのが見え見えで、絶対ディズニー+の配信ドラマも見ていないだろう。見ていないなら、見ていない範囲で評価すればいいし、詳しくなくたって『スパイダーマンBND』は楽しめる。貶す理由にはならない。

こいつが素人ならともかく、「批評家」の看板を掲げて発信するのがこの駄文とは恐れ入ったぜ。

 

 しかもフリーにアクセスできるウェブの文章でなく、登録しないと読めないメルマガってのが小賢しい。フリーに読める文章だとクレームが殺到するのを恐れているんだろう。超映画批評に堂々と載せりゃいいのに。

 

※超映画批評にはなかったけど、やつのnoteには感想文が上がってました。noteってのがますます小賢しい。なぜ超映画批評ではダメなの?

 

 批評家としてせめてもっとうまくやれよというのが正直なところ。そういうことは、まずは単体の批評家として完成度を高め、映画ファンを満足させてからの話ではないのか。

 

前田のいうことなんか当てにしないで映画を楽しもうぜ

ダメなのは前田有一自身

信仰しろ!キッズを置いてけぼりにする通好み映画『ミニオンズ&モンスターズ』

ミニオンズ&モンスターズ 映画ポスター

『スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー』シリーズが絶好調のスタジオ、イルミネーションの看板作品である『怪盗グルー』シリーズの前日譚スピンオフ『ミニオンズ』シリーズの3作品目である『ミニオンズ&モンスターズ』は映画の歴史を紐解く、the history of cinemaだ。

 

 ミニオンズの祖先たちは仕えるボスを探して旅を続けていた。一つ目の巨人、長いひげの魔法使い、世界征服を企む歴史上の英雄などあらゆるものに使えたが多くは死に絶えてしまった。絵を描き想像の世界に埋没するジェームズは彼を受け入れてくれる心優しきヘンリー、聾唖のエドと仲良くなる。

 ミニオンズらは旅の果てに1920年代のNY、サイレント時代のハリウッドにたどり着く。列車強盗を発見した彼らは使えるべき主を見つけたと追いかけまわし、列車を暴走させる。ところがそれは映画の撮影だった。監督のマックスは撮影が台無しにされたと憤慨。彼のボスであるブライト兄弟(ワーナー・ブラザースのパロディ)の怒りを買うと思ったが、フィルムで暴れまわるミニオンズにスター性を見出した兄弟はミニオンズを主役にするアイデアを思いつき、会社は未曽有のヒットを生み出す。

スターとなり大豪邸に住むようになったミニオンズ。順風満帆な生活はトーキーの登場とともに終わる。ミニオンズは人間が理解できる言葉を話すことができないのだ。お払い箱となったミニオンズは大豪邸を追い出され露頭に迷う。しかしヘンリーは今こそオリジナルの映画を製作すべきだと考え、ミニオンズと怪物が戦う映画『ミニオンズ&モンスターズ』のアイデアを思いつくのだった。

 

 映画の冒頭にはリュミエール兄弟の『工場の出口』『水をかけられた散水夫』『列車の到着』のパロディ映像が出てきたり、現代の子供たちがハリウッド歴史館を見学しているとツアーガイドが「ハリウッドはミニオンズによってつくられたのです」と説明して、歴史館には『メトロポリス』のマリアとか『ミイラ再生』のミイラや『大アマゾンの半魚人』の像とか飾ってあるの。ハマー・ホラーもフリッツ・ラングもミニオンズが開祖ってか?とんだ歴史修正だな(笑)ちなみに歴史館にはジョージ・ルーカスもガラスケースに入れられていて「早く出してくれよ!」って叫んでる。生きたまま入れるなよ!ちなみに声も本人です。

 

ジェームズらはミニオンズのリーダーであるディックの反対を押し切り、映画製作を邁進。魔法使いの持つ呪文の書を使えば本物のモンスターを呼び出せるぜ!と早速呼び出すのはグーミ―という怪物だが想定外のミニサイズなのでガッカリ。ちなみにグーミ―の外見はどう見てもクトゥルーの旧支配者だ。

ミニオンズ&モンスターズ グーミーぬいぐるみ

こんなの

 

 落ち込むジェームズらに「それなら俺の仲間を紹介してやる。そいつらはめっちゃデカい!」と説得して仲間が眠る氷山に連れてゆく(狂気山脈かな?)。呪文の書によって封印から目覚めた二体の怪物、ハワードとフィリップス(その名前さぁ・・・)はスタジオで大暴れ。彼らの目的はもっとも巨大な力を持つスライム状の怪物、アイリーンを蘇らせ世界を破滅させること。

 

 一方、ジェームズらと袂を分かったディックたちは地球を侵略しにきた宇宙人ロボットのドートをボスとしてあがめることに。このドートってのが巨匠ロバート・ワイズ監督のマジメなSF映画『地球の制止する日』に出てくるゴートのパロディ。

ロボットとミニオン、宇宙人ドートの旗

戦争を辞めなければ電力をストップする!

 

 ドートがクライマックスで「争いを辞めなさい!」とか言い出すのケッサク。

 それにしてもクトゥルーとかリュミエールとかゴートとか、ミニオンズにキャッキャしてるキッズにはわかんないよ!誰向けのギャグなんだよ!

 

 こういう通好みのネタがバカ受けして本国アメリカではロッテントマトの評論家スコアはシリーズ最高の91%支持。ミニオンズをお子様映画扱いしてバカにしていた大人たちが評価している(多分)様子はへそが茶を沸かすね。

 そこのマニアのアンタ!アンタのための映画だよ!すぐ観に行きな!荒俣宏や京極夏彦、佐野史郎も観に行ってくれるかな?映画館で信仰しろ!

 

 

 

 

 

 

2026年8月予定告知

8月予定

 

8月8日(土)

『アイドル十戒 ディスクロージャー・デイ其の四』

会場:アワーズルーム

開演:19:00 料金:1500円+1D

出演:竹内義和 しばりやトーマス

 

サイキックをやってた人と聞いてた人のアイドル談義。真夏のアイドルスキャンダル&動画、服部フェス。

 

8月18日(火)

『スーパーヒーロートーク』

会場:アワーズルーム

開演:20:00  料金:1500+1D

出演:にしね・ザ・タイガー しばりやトーマス

 

東映・ニチアサヒーローについて語りすぎるトークライブ。ヒーローショーや昭和ヒーロー特集

 

8月20日(木)

『旧シネマパラダイス』

会場:アワーズルーム

開演:20:00 料金:500円+1D

解説:しばりやトーマス

 

カルトを研究する若人の会。ロッキーの大自然に歌声がこだまする。

※先月坊主です

 

8月27日(木)

『キネマサロン肥後橋』

会場:アワーズルーム

開演:19:30

料金:500円+1D

解説:しばりやトーマス

※終了後YouTuber配信アリ

 

深夜の映画番組みたいな研究会。地球の危機!テロリストは恋人!

オタクの分不相応な夢はやめとけ!『オブセッション 災愛』

『オブセッション 災愛』映画ポスター、ベッドの男女

 5月の全米映画ランキングに製作費1億ドル以上の『Michael/マイケル』『プラダを着た悪魔2』『スター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー』らが並ぶ中、それら超大作と競り合ってランキングに残り、肩を並べる興行記録を叩き出した作品がある。それが『オブセッション 災愛』製作費はわずか75万ドル!コストパフォーマンスなら超大作3本を遥かに上回っている。

 

 YouTuberのカリー・バーカーは自身のチャンネルにアップした短編ホラーをティー・ショップ・プロダクションズのプロデューサー、ジェームズ・ハリスに見初められ長編映画の製作を依頼。バーカーは『ザ・シンプソンズ』のエピソードに影響を受けた『オブセッション 災愛』の売り込みに成功した。これが興行収入1億ドル越えの大ヒット。YouTuberからドル箱映画監督に!夢のような話であり、この映画は分不相応な夢をかなえようとしたがために強烈なしっぺ返しを食らう若者の話である。

 

 

 楽器店でアルバイトしている冴えない気弱な青年ベアはバイト仲間のニッキーに恋焦がれているが、告白する勇気がない。同僚の友人、イアンとサラに応援され、ネックレスを失くした彼女のために雑貨店に向かったベアは代わりに「どんな願い事でも叶う」ワン・ウィッシュ・ウィロー(願いの柳)という魔法のグッズを6ドルで買う。

 バイト仲間の飲み会の帰り、ニッキーを家まで送る車内でベアは「わたしのことが好き?」と問われるも「好きっていうか、僕と君は友達で・・・」と言葉を濁す。最大にして最後のチャンスを見送ったベア(こーのいくじなしが!)はワン・ウィッシュ・ウィローを願いを込めて折る。

「彼女が世界で誰よりも僕を愛してくれますように・・・」

 家に帰ったはずの彼女は泊まるようにベアを誘い、緊張しながら家に入った二人はベッドでキスをする。

 

 やった!願いが叶った!この玩具は本物だったんだ!

 

 と喜ぶもつかの間、彼女は悲鳴をあげて身を引く。一体なんなの?

 

 無事ニッキーと付き合うことになったベアだが、彼女の奇行に惑わされる。所かまわずベタベタしたかと思えば鎮痛剤のオピオイドをうっかり飲んで死んでしまったベアの飼い猫の追悼台をまるで何かのオブジェのように作ったり、昼食のサンドイッチに死んだ猫の肉を混ぜたり(!)、それらの奇行を問いただすと父がガンでもうすぐ亡くなってしまうので、そのショックで・・・と言い訳するが、サラ達同僚の話によると父とは長い間疎遠で、ガンもウソだというのだ。それを問い詰められるとヒステリックに泣き出すのをなんとか宥めるが、その夜ニッキーはベッドを抜け出し、真っ暗闇の中でベアを寝顔を遠くから見つめ「あなたの寝顔ってとっても可愛いわ」と言い出し、行動を非難されたニッキーは「なぜあなたは私のように愛してくれないの」とまた泣き喚く!

 夢が叶っても、思い描いていたような関係になれないことに不満をもったベアは願い事をキャンセルできないか、ワン・ウィッシュ・ウィローの製造元に電話するが「できない」と突き放される。ますますニッキーの行動は異常になり、ベアは疲弊するのだった。

 

 

 冴えなさすぎる主人公の行動がなんともオタク的で、「もしフラれたらどうしよう」と思い悩んで行動できない主人公は日本のラノベっぽい。彼女もいないくせに猫かったりしてるしね。いちいち願い事が叶うアイテムなんか使うあたりはもう(笑)もっとオタクの間でヒットしてもイイと思うのに。みんな『ちいかわ』とか見てる場合じゃないよ!

 

『猿の手』のようなホラーで願い事が歪んだ形でかなえられるというブラックジョークのキツイおとぎ話。ニッキーはそれなりにベアに行為を抱いているようだから、そんな魔法のグッズに頼らなくてもストレートに告白すればよかったじゃない!と思うのだが、話が進むごとにどんどんイヤな方に話が流れていくのだ。さんざんイヤな目に遭わされ続けたベアはニッキーと二人でベッドに眠っていても安らぎがない。すると寝ているはずのニッキーが話しかける。ベアを束縛する人格が今、眠っていて本当の自分が話しかけていると(突然目覚めたような行動をとる時のニッキーは乗っ取られている自意識が目覚めた瞬間なのだ)。本当のニッキーはあまりに辛いから殺してほしいと懇願する。普通なら「私を助けてほしい」なのにベアと一緒にいるぐらいなら死んだほうがマシ!って聞かされるこっちは大ショックだよ!

 その後で同僚のサラからは自分を応援してくれていたイアンとニッキーはセフレみたいな関係で、もともとニッキーはベアのことを何とも思ってなかった!むしろサラの方が自分のことを好きだったとなって・・・

 

 この人間関係のドライさが現代的だなあと思えるけど、こんな友人関係はイヤすぎる。みんなに笑われてる主人公は他人事とは思えません!

 

 クライマックスのハイスピードで展開するホラー描写にはイヤな空気も吹っ飛ぶ爽快感があって、『ウェポンズ/WEAPONS』みたいな衝撃的ホラーは最近の流行りか。ニッキー役のインディ・ナバレッテの演技がヤバ過ぎて本物にしか見えないのも最悪の最高。

 

 この映画を見て思うことは分不応な夢見ないでおひとり様を貫いた方が良かったのに!ってことかな?

 あと猫の遺体をゴミ袋に詰めるのはやめた方がいい。

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>