30周年だよ!オーレンジャーin大阪 レポ
12月21日は心斎橋PARCOのスペース14にて『30周年だよ!オーレンジャーin大阪』に行ってました。
オーレッド宍戸マサル、オーブルー合田雅吏、オーピンクさとう珠緒の3名に加え、『ダイレンジャー』『ビーファイター』でおなじみの土屋大輔、圭輔兄弟も登壇。夏に東京で行われたイベントが盛況だったこともあり、「ぜひ大阪でも」の声に答え実現したこの企画、当日の客入りは7割ぐらい。
気合入れ過ぎで開場時間前に来たところ、入り口はすでに列ができていた。何かと言うと撮影会用のチケットを購入する列でした。同フロアでは向井秀徳の写真展もやってて気合の入ったバンギャと特撮ファンのスレ違いは苦笑した。
入場時に関係者入場している初老の男性を発見、オーイエローのスーツアクターだった中川清人さんだとあとで知り驚く。
今回のメインはほぼこの撮影会と思われるのでみな先を争って買い求める。チケット種類は6ショット(登壇者全員)、4ショット(宍戸・合田・さとう)、2ショット(指定可)の三種。6と2を買って、それでも開場まで間があったので早めに来ておいてよかった。この後列が延々と伸び、開場時間が迫るとチケットは後でも買えますと強制的に着席させられたようでなんでも早めに準備するのは大事だなと改めて感じた。
当日のイベント内容はトーク&ソング。出だしはもちろんオープニング主題歌の『オーレ! オーレンジャー』を宍戸・合田・さとう3名の全力歌唱で開幕。
全力といっても現ハッピー&ブルーの宍戸さんはさすがの歌唱力で盛り上げてくれたのだが、さとう珠緒さんは声が小さいというか・・・口パクだった。しかも堂々とカンペを見ていた(見てたのに口パクだったのは、さすがとしか言いようがない)。人気絶頂時にシングル二枚出したけどアルバムは出なかっただけのことはある。
トークでの撮影時の苦労話でも合田さんは爆発で飛んできたコンクリートの破片が目に入りそうになったとか、コンビナートの撮影で命綱ナシで吊られたとかやたらハードなのに、さとうは「バミリに巧く止まれずにリテイクを繰り返した」という、素人みたいな話。
「あれ難しかったですよね~!」と同意を求めるも宍戸・合田ともに「いや、すぐできたけど・・・」(あっさり)に対して「もう、難しかったですって~!」と体をくねらせるさとう。
52歳(!)のかわい子ぶりっ子、仰け反るほど可愛かった。52歳女性とは思えないリアクションの数々に観客横転ですわ。宍戸・合田もしょうがないなぁもう~みたいな感じで全員が癒されていた。
52歳でこれなんだから撮影当時はもっとすごかったんだろうなあ~とさらに思わせたのが井上敏樹のビデオメッセージで延々とさとう珠緒の水着回がすごかったばかり続ける(笑)
2曲目はED曲の『緊急発進!! オーレンジャー』を3人歌唱。ここでは3人が会場まで下りてきてハイタッチ!僕の座席は通路沿いだったためしっかり3人が来てくれて全員とハイタッチできました(やったぜ)。ここでもさとう珠緒さん、堂々と口パクでした。
土屋兄弟登壇後は幼少時の写真を公開。宍戸さんのヤンキーぶりが確認できました。個人的にツボだったのは「神様の犬」の回で犬を攻撃、爆破する中を犬が駆け抜けていくシーンでその回担当の東條昭平監督が犬が思った通りに動いてくれないから「君は本当に演技できないなあ!」と怒ったという話はおかしすぎた(犬なんだからしょうがないでしょ)。東條監督らしいエピソードだなあ!
『虹色クリスタルスカイ』を挟んで最後は『オーレ!オーレンジャー』を全員熱唱で終了。1時間15分ほどであっという間にフィニッシュです。
この後は撮影会なんですがこの時点で撮影会チケットを買っていない人がおり、かなりの人数がロビーに流れる(そんなに買ってなかったの・・・)、6ショット→4ショット→2ショットの順に行われるもチケット買い求める人と列の整理が同時進行でしかもgdgdのままなので大混雑となり、最初は撮影してキャストと握手もできたのに時間が押してきたために途中からグータッチだけに。僕は早めに並んだので握手できた。やはり早めに行くのが大事かと。
最後の2ショットは予想通りさとう珠緒の列だけ異常に伸びましたが52歳と51歳(僕よりひとつ年上なの・・・)のカワイイ2ショットをしっかり撮ってきました。
30年間の色んな思いが蘇り至極感動した。次回、40周年だよオーレンジャーに期待しています。
2026年1月予定
1月予定
1/22(木)
『旧シネマパラダイス』
会場:アワーズルーム
開演:20:00 料金:500円+1D
解説:しばりやトーマス
カルトを研究する若人の会。正月なのでおなじみ名作アクション映画。何がはじまるんです?
1/27(火)
『スーパーヒーロートーク』
会場:怪獣シアター
開演:20:00 料金:1500+1D
出演:にしね・ザ・タイガー しばりやトーマス
東映・ニチアサヒーローについて語りすぎるトークライブ。
1/29(木)
『キネマサロン肥後橋』
会場:アワーズルーム
開演:19:30
料金:500円+1D
解説:しばりやトーマス
※終了後YouTuber配信アリ
深夜の映画番組みたいな研究会。年始は富三郎。
※アイドル十戒はお休みです
直進あるのみであります!!『WEAPONS/ウェポンズ』
前作『バーバリアン』がスマッシュヒットしたことで注目されたザック・クレッガー監督の新作『WEAPONS/ウェポンズ』は前作同様、まったく先が読めないホラー映画だ。
小学校で一クラス17人の生徒が突然いなくなる。子供たちは夜中の2時17分に一斉に闇の中に駆け出していく姿が自宅の防犯カメラに映っていた。教室にはただひとりアレックスという生徒だけが残っており担任のジャスティン先生(ジュリア・ガーナー)に疑いの目が向けられるが彼女は何も知らない。行方不明児童の家族からの非難にさらされたジャスティンは酒に溺れ、元恋人で今は既婚者の警官ポール(オールデン・エアエンライク)と不倫関係に。
アレックスが何か知っているはずだとジャスティンは接触を試みるが「ついてこないで」と拒否される。アレックスの家の窓には新聞紙で目張りがされ、わずかなすき間からのぞき込むとアレックスの両親が押し黙って座り込んでいる。
この家は異常だと感じたジャスティンは夜通し車の中でこっそりアルコールに浸りながら監視を続け、眠り込んでしまう。その間に家から出てきたアレックスの母親は裁ちばさみで眠っているジャスティンの髪の毛を一房切ってしまう。
『バーバリアン』同様に映画はまっすぐ進まない。あっちこっちに話が逸れ、延々と遠回りのような描写を続け観客をけむに巻き、最後にしっかりと着地するので圧倒される。『WEAPONS/ウェポンズ』もここから一人息子のマシューを探す父親アーチャー(ジョシュ・ブローリン)の視点になったかと思えば、ヤク中のホームレス、ジェームズ(オースティン・エイブラムス)の視点に切り替わり、ふらふらとさまよう。
この作品、みんな何かに依存して苦しんでいる。ジャスティンは酒に依存し、ジェームズはヤクに溺れ、ポールは署長の娘と結婚しながら自分に自信がなく夫婦関係に苦しむ。アーチャーは息子マシューがいなくなったことで自分が仕事ばかりで家庭を顧みなかったせいではないかと自分で自分を苦しめている(だからジャスティンを責めることで癒しを得ようといている)水野晴郎先生風にいうと「病んだ社会アメリカ」の象徴だ。
建設業者のアーチャーは防犯カメラに映っている子供たちが同じ方向に向かって突き進んでいることを突きとめる。だがその位置はわからない。怪しいと感じていたジャスティンが突然発狂した校長に襲われたところを救ったことで和解した二人は情報をすり合わせると子供たちはアレックスの家に向かっていたことがわかる。
いよいよ真相編となるアレックスの視点からの話になるが、アレックスが体験したことはジャスティンら以上の地獄だ。家庭にも教室にも安らぎがないアレックスの地獄はアル中やヤク中の苦しみより辛い。すべての黒幕はアレックスの叔母グラディス(エイミー・マディガン)だとわかるのだが、このおばちゃんが映画の後半でこれまで感じた恐怖をすべてかっさらっていく大活躍。さらにクライマックスの衝撃はスクリーンに張り詰めた恐怖感を一掃する大爆笑シーン。僕も映画見ながら
「魁!男塾かよ!」
と突っ込んでしまった。絶対笑わせようと思ってるよね。教官どのわしらには直進あるのみであります!
これは『バーバリアン』のオチがあまりにネチネチしていて陰湿だったので監督が反省した結果「最後は笑わせよう」としたのかなーって・・・
映画のオチが載ってます
監督の前作
2025年12月予定
12月予定
12月11日(木)
『旧シネマパラダイス』
会場:アワーズルーム
開演:20:00 料金:500円+1D
解説:しばりやトーマス
カルトを研究する若人の会。南北境界線で事件勃発!
12月13日(土)
『アイドル十戒リバース其の8』
会場:アワーズルーム
開演:19:00 料金:1500円+1D
出演:竹内義和 しばりやトーマス
サイキックをやってた人と聞いてた人のアイドル談義。
12月14日(日)
『地下ニュースグランプリ2025』
会場:アワーズルーム
開演:14:00 料金:1000円+1D
出演:しばりやトーマス アシスタント・トモ
2025年に起きたどうしようもない事件、ニュースの総決算。
本物の流行語大賞はこれや!
12月23日(火)
『スーパーヒーロートーク』
会場:アワーズルーム
開演:20:00 料金:1500+1D
出演:にしね・ザ・タイガー しばりやトーマス
東映・ニチアサヒーローについて語りすぎるトークライブ。年末記念大会。
12/27(土)
『大阪おもしろマップ2025事件簿 刑務所からの手紙』
会場:なんば白鯨
開場 / 14:40 開演 /15:00
料金 / ¥2000(D別)
出演 / B・カシワギ、射導送水、縛りやトーマス
激動の2025年をそれぞれが振り返る年末スペシャル。
世間も街も人生も沢山のいい事と悪い事があった。
そんな事件を振り返りながら、刑務所の中のメンバーから届いた手紙もお届けします。
なんとこの日は入場特典として刑務所からの彼の手紙のコピー付き!
予約はこちら
https://tiget.net/events/443921
配信はこちら
https://premier.twitcasting.tv/namba_hakugei/shopcart/406275
12月27日(土)
『キネマサロン肥後橋』
会場:アワーズルーム
開演:19:30
料金:500円+1D
解説:しばりやトーマス
※終了後YouTuber配信アリ
深夜の映画番組みたいな研究会。年末時代劇スペシャル。二大剣劇スタア激突!
違和感の向こう側『果てしなきスカーレット』
細田守の最新作『果てしなきスカーレット』は中世デンマークの王アムレットの娘、スカーレットが陰謀にはめられて処刑された父の復讐を遂げようとするところから開幕する。
父の仇は弟のクロ―ディアスで兄が周辺諸国との融和ばかりを求めることに我慢できなかったからだった。強い権力を持つ者を欲する王妃にもそそのかされ、弑殺して権力を手に入れたクロ―ディアスは戦争の準備をはじめる。
スカーレットは日々剣の修練にのめり込み、、ある宴の夜にクロ―ディアスに眠り薬を飲ませ、首を討とうとするが逆に毒を盛られ意識を失う。目覚めたスカーレットは死人の国に迷い込んでいた。そこで出会った男、聖は遥か彼方の未来、日本から来た男だった。復讐などやめろといい看護師として傷ついた人々の治療に励む聖とともにスカーレットの旅は続く。やがてスカーレットの首を狙うクロ―ディアスの配下、コーネリウスやヴォルティマインドに襲われるも生き延びるスカーレットは彼らから聞くことが叶わなかった父の臨終の言葉が「許せ」であったと伝えられる。「許せ」とは何か?その真意を探るため、復讐を果たすためにスカーレットは高い山の頂上にある「果てしなき地」を目指す。
という物語とキャラクター名を見ればわかるけどシェイクスピアの『ハムレット』を下敷きに主人公が地獄めぐりをするというダンテの『神曲』をミックスした作品だ。やたらと陰惨で血なまぐさく、救いようのあるようなないような展開はこれまでの細田守作品らしくなく、別の世界へと羽ばたこうとする決意が見られる。スカーレットの地を這い、泥にまみれ、はいつくばっても復讐を果たそうというキャラクターはアクションのキレの良さはあっても、旅を続ければ続ける程「この復讐に意味はあるのか?」という展開なので爽快感がなくこれまでの細田作品を見なれた人たちは強烈な違和感を覚えるだろう。
違和感といえば劇中、唐突に挿入される「未来の渋谷でのダンスシーン」は違和感そのもので、なんで入れちゃったの?と首をかしげる。スカーレットの世界は血なまぐさい争いに充ちているけど、未来はこんな平和な時代なんだって言いたいのかもしれないけど、それが渋谷のダンスってのはないだろう。もっとうまく表現できなかったのかと思う。彼女をダンスに誘う聖もダンスが似合うキャラクターではない。またダンスそのものがカッコイイとかいうわけでもなく、そんなことしてる場合か!と訴えたくなる。細田本人が作詞した歌詞もなんだし、『さよならジュピター」でイルカが死んだ時にピーターが突然ギターをかなでて歌いだすぐらいの気恥ずかしさがある。
そしてこの聖というキャラクターがまた、観客の共感を呼ばないキャラクターで、周りは死に満ち溢れているのに争いを辞めさせようとして(それもただ大声で「やめろ」というだけなの・・・)殴られるわ、「力なき正義は無力」という言葉をかみしめる。
復讐の結末もなんだそれはと言いたくなる肩透かしで、不満が募るのもわかる。本作は細田作品にしては低興行で、果てしなき空席が目立っている劇場は「大コケ」の名にふさわしい。
不振の原因として考えられるのは、ここ数年の細田作品は「ヒットしながらも感じる違和感」のせいで批判的な意見が目立ち始めており、その否定的な意見を持つ人が一気に噴出してしまったこと、細田作品の持つイメージが変わり過ぎたために従来のファンの気持ちが離れたことなど、また理解するためにシェイクスピアやダンテなど、これまで細田作品を見てきた一般のファンになじみのないタイトルをサブテキストとして読んでいないと理解しにくい構造などが考えられる。もうひとつは「復讐よりも許し合え」「争うよりも融和せよ」といった主張が今時の世間に受け入れにくいからだと思う。
昨今のSNSを見ていたら異なる意見は多数で徹底的に否定して潰してやる!という流れだし、排外主義者が少しでも異なる者の存在自体をなくしたい!と願っているように、この映画について「果てしなきスカーレットは大コケ!と騒いで観てもいないのに決めつけてる人たち、まさにそれでこんな連中にはなりたくねえなあ。
確かにこの映画、バランスにかけているし歪なんだけど主張そのものは同意できるし嫌いになれない。過去と未来が交錯する『時をかける少女』を思わせるストーリー展開や巨大な災害を竜で表現するなど過去作からのモチーフをちりばめつつ、新しい世界観を構築しようとした試みは悪くないと思う。ただ、しくじっただけなんだ・・・


