じぶんをとりまく音をひとつひとつ接続して、ネットワークします。
 
 
そのネットワークの中で音たちは、距離と時間を失って並列に存在しはじめます。
 
 
それはあたかも夜空の星が、遠く近くひかりを届けてくるのだけど、わたしたちのこの夜空の天球では、並列にわたしの意識のフィールドに並びます。
 
 
歌っているとき、わたしはその数兆個の星たちすべてに触って、高速で新しい星座をつくり続けているような感覚になります。
 
 
それはわたしというアルゴリズムです。
 
 
その音の海に飛び込んでどこまでがわたしで、どこからが海なのかわからないくらいに溶け合って、そしてふいにまた星座をつくっているじぶんに戻ってきたりします。
 
 
どこまでが世界で、どこからがわたし。
世界、わたし。
 
 
あなたが世界を聴いているとき、世界もあなたを聴いています。
 
 
あなたが聴けば、世界は歌いだす。
 
 
 
Once you start to listen to the world, the world will start ringing.
 
 






 

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