新豊田駅【愛知県】(愛知環状鉄道線【愛環線】。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県北部、トヨタ自動車の企業城下町である豊田市の中心市街地に位置する愛知環状鉄道線(略称:愛環線)の主要駅であり、名鉄三河線・名鉄豊田線が乗り入れる豊田市駅が至近距離にあり、乗換駅となっている、
新豊田駅 (しんとよたえき。Shin-toyota Station) です。  
  
  
駅名  
新豊田駅 (駅番号:12)  
  
所在地  
愛知県豊田市   
  
乗車可能路線  
愛知環状鉄道:愛知環状鉄道線【略称:愛環線】    
  
隣の駅    
岡崎方………新上挙母駅   
高蔵寺方……愛環梅坪駅  
  
乗換可能駅  
名古屋鉄道:三河線、(豊田線列車)……豊田市駅まで徒歩7分  
  
訪問・撮影時  
2020年7月  
 
 
駅概要  
駅形態……………高架駅(1876年開業、開業時より高架駅です)。
駅舎………………高架下2階と3階1番線ホーム横に改札口があります。
出入口……………東口(地平とペデストリアンデッキ)、西口(地平のみ)。
バリアフリー……○(エレベーター設置)。
点字ブロック……各駅前広場・東口デッキ~各改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………東西に有。いずれもロータリー、バス停を併設。タクシー乗り場無し。
 
 




正面口に相当する東口です。3枚目の写真は南を、その他の写真は西を望む。
高架下1階とペデストリアンデッキ(2.5階相当)に出入口があります。
2階改札口、3階改札口ともどちらの出入口からもアクセス可能で、エレベーターが併設されておりバリアフリーに対応しています。
北側には駅前広場とペデストリアンデッキを直接結ぶ階段・上下方向エスカレーターが設置されています(3枚目の写真)。
駅舎手前にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルが設けられています。正規のタクシー乗り場はありません。
 
 


東口駅前です。上写真は地平より、下写真は3階改札口前より、いずれも東方向を望む。
駅東側は再開発されており、整然とした市街地になっています。商店も多いです。
正面にある2つのビルは商業施設「T-FACE」です(写真は「松坂屋」時代の2020年撮影)。
2つのビルの間をペデストリアンデッキが通っており、その向こう側にある名鉄線・豊田市駅と結ばれています。
豊田市駅の東側も商店や飲食店が多いです。
ちなみに豊田市の中心市街地は、新豊田駅ではなく豊田市駅を中心に形成されている傾向が見られます。
 
 

こちらは西口です。東を望む。
西口にはペデストリアンデッキはなく、出入口は高架下1階右側(南側)のみです。
2階改札口前を経由して3階改札口へ行くことが可能です。エレベーターは東口側にしかありませんのでご注意下さい。
西口にもロータリーを有する駅前広場がありますが、バス停留所は南側の幹線道路沿いにあるのみです。こちらも正規のタクシー乗り場はありません。
 
 

西口駅前です。西を望む。
駅西側もビルが多く市街地が広がっていますが、東側と比較して商店は少ないです。駅から離れると住宅地です。
約200m西には豊田産業文化センターがあり、約700m西の丘陵上には毘森公園があります。
 
 

東口ペデストリアンデッキより北方向を望む。
正面の階段を登れば3階改札口で、左の階段を下って高架下に入れば2階改札口です。右は名鉄線・豊田市駅方面です。
3階改札口方面への階段前にはエレベーターがあり、各改札口や地平(駅前広場)へ移動することが可能です。
上り岡崎方面は3階改札口、下り高蔵寺方面は2階改札口が便利です。
尚、改札内にも各ホームを結ぶ階段があるため、例えば高蔵寺へ行くのに3階改札口を利用することも可能ですが、余計な上下移動が増えるだけです。
但し、車いすの場合は行先により改札口を選択して下さい(上り線ホームと2階コンコースの間にエレベーターが未設置のため)。

 
 


高架下2階にある2階改札口です。北を望む。
後方の右が東口方面(駅前広場、ペデストリアンデッキ。EV併設)、後方の左が西口方面です(階段のみ)。
 
駅員配置………あり(有人駅。インターホンなし)。
自動改札機……あり(6通路)。
ICカード………利用可能(『TOICA』エリア内)。
幅広通路………なし(但し全ての通路の幅がやや広いです。車いすが通れるかどうかは微妙)。
有人通路………あり(点字ブロック設置。車いすが通れるかどうかは微妙)。
窓口……………あり(改札窓口と左手前の出札窓口)。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機……未確認(無ければ改札窓口へ)。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)、改札外は東口駅前広場(多機能トイレの有無不明)。 
付帯設備………AED(改札内)。  
売店……………なし。  
コンビニ………あり(改札外左後方の「ニューデイリーヤマザキ」)。
 
新豊田駅にはJRの『JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)』はありません。
また、自動精算機がなくてもICカードチャージ機が設置されているかもしれません。
 
そして3階にある各ホームとの間は階段で結ばれていて、下り2番線ホームとの間にはエレベーターも併設されています。
前述の理由により、車いすで上り岡崎方面へ向かわれる場合は3階改札口をご利用下さい。
  
 


こちらは3階、上り1番線に面して設置された3階改札口です。上写真は北を、下写真は西を望む。
ラッシュ時に名鉄線からの乗換客が現・2階改札口へ殺到して混雑が激しかったため、2005年に開設されました。
上写真後方、下写真左がペデストリアンデッキ方面です。
 
駅員配置………なし(改札内外にインターホンを設置)。
自動改札機……あり(3通路)。
ICカード………利用可能(『TOICA』エリア内)。
幅広通路………あり(窓口に面した右端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………なし。
窓口……………右側にありますが、駅員無配置のため閉鎖されています。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機……ICチャージ機のみ(紙のきっぷの乗越等は2階改札窓口へ)。
トイレ…………改札内は2階コンコース、改札外は東口駅前広場。 
 
特定地方交通線を転換した第三セクター鉄道路線において自動改札機が設置されているのは異例で、それだけ現在の愛環線の乗客が多い事の証しです。
改札口の先は上り岡崎方面1番線ホームで、段差なく移動可能です。
下り高蔵寺方面2番線ホームへは改札を通って右側にある階段を下り、2階コンコースを経由すれば到達可能です(2番線へは2階改札口の利用が便利です)。但し1番線と2階コンコースを結ぶエレベーターがありませんので、要注意です。
 
 

2番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
JR東海デザインを踏襲したものですが、書体は汎用のものを使用しています。
左には愛知環状鉄道のロゴマークが、右には駅ナンバリング「12」が、それぞれ併記されています。
 
 


駅構造……高架駅(3階。概ね南北方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
左ホーム(東)が1番線で上り岡崎方面、右ホーム(西)が2番線で下り高蔵寺方面です。
当駅始発・終着列車も上下線ごとに発着番線が固定されています。
 
ホーム有効長……1番線4両分、2番線9両分(使用可能なのは岡崎方7両分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に広いですが、1番線高蔵寺方(手前側)は狭いです。
上屋(屋根)………1番線は岡崎方(奥側)3両分、2番線は中ほど4両分。
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
  
2番線の高蔵寺方約2.5両分は立入可能ですが使用されていません。
また、1番線中ほどに面して3階改札口があります
 
写真は2枚とも2番線より岡崎方を望む。
 
 


2枚とも2番線より高蔵寺方を望む。
1番線より2番線の方が倍以上ホームが長いです。
愛環線の前身である岡多線の新豊田駅が1976年に開業した際は現・2番線のみで旅客をさばいていて、将来の幹線輸送を目論んでか、ホーム有効長が長く取られました。その後、愛知環状鉄道へ転換された際(同時に新豊田~高蔵寺が開業)に上り1番線が新設されましたが、短編成列車のみの運行が確定していたので4両分の有効長としたため、1番線と2番線でホーム長さが極端に異なる事態が発生しました。
また、2番線は開業時よりホーム幅が広かったのです、1番線は開設当初幅が狭く、混雑が激しくなり危険性が増したため、2008年に岡崎方の3両分が拡幅され、上屋も短かったものを拡幅した3両分まで延伸されました。
 
 

2番線より岡崎方を望む。
当駅より先、2駅先の三河豊田駅まで複線区間が続き、この複線を活用し、てトヨタカレンダーの稼働日通勤時間帯に「あさシャトル・ゆうシャトル」というシャトル列車が新豊田~三河豊田間で運転されています。また、ホーム端の先には上り線から下り線への片渡り線が設置されています。

  
この先、高架複線でマンションが建ち並ぶ住宅街の中を南下しますが、やがて右側にある豊田市美術館の脇を通過すると農地が混在した郊外の住宅街の中を走るようになり、新上挙母駅(しんうわごろもえき)へと至ります。名鉄の上挙母駅は400mほど離れており、乗換には適しません。
 
 



いずれも2番線より高蔵寺方を望む。右の1番線ホームはかなり手前で途切れています。
2番線ホーム端は客扱いでは使用されていません。そのため、配線を床面より上に通しています。さらにホーム端には詰所や機器庫のような小屋があります。
また、当駅から先は単線区間になり、2番線側の線路を使用します。1番線の延長上には引上線があり、夜間滞泊車両の留置や「あさシャトル・ゆうシャトル」の折り返しなどで使用します。

  
この先、複線分の路盤を確保した高架区間で住宅街の中を北上し、右へカーブして国道248号線をオーバーパスすると丘陵地に入ってトンネルで平芝公園をくぐります。トンネルを出ると再び高架区間になり、整然とした住宅街の中を北北東へ走ると愛環梅坪駅へと至ります。社名を冠する唯一の駅です。名鉄の梅坪駅とは650mほど離れており、こちらも乗換には適しません。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
  
下車したのは1度だけでした。相対式ホーム2面2線の高架駅で、西側の2番線はホームが8両分と長いですが、東側の1番線は4両分と短いです。改札口は高架下2階と1番線に面した3階東側の計2ヶ所です。駅前は市街地ですが、名鉄の豊田市駅方面の東側は大型商業施設もあり賑やかな一方、西側は商店が少なく住宅街が広がっており、駅裏ムードが漂っています。
  
鉄路のみで(一例)    
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新幹線~豊橋から東海道線~岡崎から愛環線。
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。新幹線~名古屋から中央線~高蔵寺から愛環線。
  
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅構内に「ニューデイリーヤマザキ」あり)   
飲食チェーン店・・・あり (駅東側に複数あります)   
  
東京・大阪とも到達難易度はさほど高くありません。愛知環状鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新豊田駅でも途中下車してみて下さい!
  
(参考:愛知環状鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)