蒲郡駅【愛知県】(東海道本線【東海道線】。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県南東部、三河湾に面した温暖な都市・蒲郡市の中心市街地に位置する東海道本線の主要駅で、蒲郡市の代表駅、そして名鉄蒲郡線との乗換駅でもある、
蒲郡駅 (がまごおりえき。Gamagori Station) です。  
 
尚、名鉄線の蒲郡駅の記事につきましては、以前UPいたしました⇒記事はこちら
  
  
駅名  
蒲郡駅 (CA 47)  
  
所在地  
愛知県蒲郡市   
  
乗車可能路線  
JR東海:東海道本線【東海道線】  
  
隣の駅    
熱海方・東京方…………三河三谷駅   
米原方・神戸方…………三河塩津駅  
  
乗換可能駅  
名古屋鉄道:蒲郡線……蒲郡駅まで徒歩4分  
  
訪問・撮影時  
2020年7月  
 
 
駅概要  
駅形態……………高架駅(1888年開業、2005年高架化)。
駅舎………………高架下1階にあります。駅ビルはありません。
出入口……………北口(JR管理)、南口(名鉄管理)。高架下は南北自由通路を兼ねています。
バリアフリー……○(各出入口に段差なし。改札~ホーム間はエレベーター設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………南北にあり。いずれもロータリー、バス停留所、タクシー乗り場を併設。
 
 

JR線の駅舎です。駅前広場より南を望む。
元々は地平駅で、北側に駅舎がありました。2003年~2005年にかけて高架化されました。
高架下は南北自由通路になっていて、通路東側にJR線の駅舎があります。南寄りの通路右側には名鉄線の駅舎があります。
出入口に段差はなく、改札~ホーム間もエレベーターが設置されているため、蒲郡駅はJR・名鉄ともどもバリアフリーに対応しています。
撮影地点から見て左右にロータリーがあります。左(東)が一般車用、右(西)がタクシー用です。尚、バス停留所は右側のロータリー外にあります(乗り場は駅前道路側)。
 
 

北口駅前です。北を望む。
駅北側には蒲郡市の中心市街地が広がっています。商店や飲食店が多いですが、大型商業施設はありません。
他の地方都市と同様、商業の中心が郊外の幹線道路沿いに移っており、市街地の空洞化が進行している印象です。
北口駅前には商業施設を建設する計画があるようですが、計画が進展しているのかどうか不明です。
約750m北西には蒲郡市役所があります。
 
尚、南口駅前につきましては名鉄線・蒲郡駅の記事にて説明しています。ご了承下さい。
南口側は三河湾や蒲郡港に近く、駅前が区画整理されて整然とした市街地が広がっています。
大型ショッピングセンター「アピタ」もあります。竹島や竹島水族館も南口側です。
 
 


また、北口の西側ロータリー直下には、日本一小さい地下街「蒲郡北駅前地下街」があります。
下写真の部分のみで、店舗は居酒屋ばかりといった印象です。空き店舗も見られました。
老朽化が進行していて、今後が気になります…。
 
 

高架下にあるJR線の改札口です。東を望む。左が北口、右が名鉄線改札口および南口です。
 
駅員配置………あり(直営駅かつ管理駅。インターホンなし)。
自動改札機……あり(4通路)。
ICカード………利用可能(『TOICA』エリア内)。
幅広通路………あり(右から3番目。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(ウォークイン式。点字ブロック設置で車いす対応幅)。
窓口……………あり(有人通路のカウンター式窓口、改札左手前の『JR全線きっぷうりば』)。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可。指定席券売機1台設置)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設)。 
付帯設備………公衆電話・コインロッカー(改札外)、AED(改札内)。  
売店……………なし。  
コンビニ………あり(改札外。改札口右手前の「ベルマートキヨスク」)。
 
JR東海系のコンビニ「ベルマートキヨスク」の右隣には立食い蕎麦店「壺屋」があります(改札外)。
 
そして2階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれており、蒲郡駅はバリアフリー化されています。
 
 


下り3番線ホームに設置の、上写真は建植式駅名標、下写真は吊下式駅名標です。いずれも非電照式です。
JR東海・在来線の標準デザインで、国鉄タイプと同じく所在地も併記されています。
アルファベット部分にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジが塗られています。
右端には東海道本線の駅ナンバリング「CA 47」が併記されています。
 
 


駅構造……高架駅(2階。東南東~西北西方向)。
配線………島式ホーム2面4線。
 
右ホーム(北)は右が1番線・左が2番線でともに上り豊橋・東京方面、左ホーム(南)は右が3番線・左が4番線でともに下り名古屋・神戸方面です。
内側の2番線・3番線が主本線(通過線)、外側の1番線・4番線が副本線(待避線)です。
当駅では快速系統と普通の緩急接続が日常的に行われます。
 
ホーム有効長……20m車11両分(21m車10両分)。
ホームドア………なし(2020年7月時点)。
ホーム幅…………全体的に若干狭く、両端はさらに狭いです。
上屋(屋根)………中ほど9両弱分(21m車は8両強分)。
ホーム上設備……ベンチ(風除け設置)、飲料自動販売機。
  
写真は2枚とも3番線より神戸方を望む。
 
 

4番線神戸寄り(西)の左側(南)には名鉄蒲郡線の蒲郡駅ホームが並行しています。
名鉄駅は1972年に高架化されていましたが、すぐ先で地平へ下りていたため、JR線と同時に隣駅である蒲郡競艇場前駅手前(JR線は三河塩津駅手前)まで連続立体交差事業(高架化)が行われ、2000年に高架区間が延伸されました。
 
また、地平ホーム時代(国鉄時代)は、中ほど東京寄りから名鉄駅の終端部ををかすめる形で左側(南)へカーブして港方面へ向かう貨物専用線が存在していました。廃止後はJR線が高架化され、南口駅前も再開発されたため、専用線の痕跡は残っていません。
 
写真は4番線より神戸方を望む。
 
 

こちらは2番線より東京方を望む。左から1番線~4番線の順で、4番線の右隣には名鉄線ホームがあります。
島式ホーム2面4線の配線は「国鉄型」ではなく「私鉄型」と言えます。
蒸気機関車牽引の客車列車や貨物列車が頻繁に往来していた東海道本線も、今は旅客電車主体の路線へと変貌しました。
まぁ貨物列車は今も結構走っていますが。
 
 

3番線より東京方を望む。こちら側は名鉄線が並行していません。
この先、高架区間で住宅街の中を一直線に東南東へ走ります。高架なので眺望が良く、右手には三河湾を、左手には岡崎市との境界をなす山々を、それぞれ望めます。そして地平に下りると程なくして三河三谷駅へと至ります。一部の快速系列車が停車します。
 
 

2番線より神戸方を望む。こちら側は名鉄蒲郡線が左側を完全並走しています。
この先、名鉄線と一緒に高架区間で一直線に西北西へ走ります。やがて農地が現れるようになると左へカーブして進路を西南西に変え、名鉄線と一緒に地平に下りると三河塩津駅へと至ります。左側には名鉄線の蒲郡競艇場前駅が並んでいますが、開業は名鉄駅の方が先で、三河塩津駅は民営化後の1988年に開業しました。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
島式ホーム2面4線の高架駅で、2005年に高架化されました。高架下に駅舎があります。南北に出入口があり、高架下は南北自由通路として通り抜けが可能ですが、南口は名鉄の看板が掲げられています。駅前は市街地が広がっていますが、JR側の北口駅前は空洞化が進行しています。一方、名鉄側の南口駅前は再開発により新しい市街地が形成されています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。

       新幹線~豊橋で東海道線に乗換。 特別快速停車。
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能。

       新幹線~名古屋で東海道線快速系統に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (駅構内に「ベルマートキヨスク」あり)   
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は南口の約450m南東にある「ガスト」)   
 
東京・大阪とも到達難易度はさほど高くありません。東海道本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は蒲郡駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東海のHP、Google地図、Wikipedia)