東新町駅【愛知県】(飯田線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県三河地方東部の小都市、新城市の中心市街地東端部に位置する飯田線の駅で、愛知県新城設楽合同庁舎や愛知県立新城有教館高等学校への最寄駅であり、小駅ながらそこそこ乗降客が多く簡易委託駅になっている、
東新町駅 (ひがししんまちえき。Higashi-Shimmachi Station) です。

  

尚、2025年春には、  
豊川~本長篠間にて交通系ICカード『TOICA』が利用可能になる予定です。  
その結果、飯田線は豊橋~本長篠間が『TOICA』のエリアとなります。  
  
  
駅名  
東新町駅 (駅番号なし)  
 
所在地    
愛知県新城市    
 
乗車可能路線  
JR東海:飯田線  
 
隣の駅  
豊橋方……新城駅  
辰野方……茶臼山駅    
  
訪問・撮影時  
2022年8月   
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1914年開業)。
駅舎………………南側の豊橋方(西)に2008年完成の簡素な平屋建て駅舎があります。
出入口……………南側のみ。北からはすぐ西にある踏切を渡って南側へ。
バリアフリー……○(駅出入口にスロープ有。駅舎内~ホーム間は段差なし)。
点字ブロック……駅出入口~駅舎内~ホーム間に設置。
駅前広場…………○(但し小さくロータリー無。

          バス停は駅南側の市道沿い。タクシー乗り場無し)。
 
 




駅舎です。上1枚は東を、中2枚は北東を、下1枚は北を望む。
東新町駅の駅舎は駅西側を南北方向に延びる駅前通り(新城市道)の踏切南側の東にあります。
近年まで古い木造駅舎が使用されていましたが、2008年に改築されました。
駅舎床面はホームと揃えられたため駅外との間に段差が生じていますが、階段とスロープにより解消し、バリアフリー化されています。
出入口前には飲料自動販売機が設置されています。
駅舎の南寄りには小さな駅前広場と無料駐輪場があり、スロープ脇には郵便ポストが設置されています。
尚、バス停留所は上写真右側、駅前通り沿いに設けられています。タクシー乗り場はありません。
 
 


駅前です。上写真は南を、下写真は西を望む。
駅前広場南側には無料駐輪場があり、広場西側では駅前通りと接しています。
下写真右奥、駅舎の裏手には踏切があり、駅北側からも容易に東新町駅へアクセス可能です。
 
 

駅前です。南を望む。左手に東新町駅があり、後方に踏切があります。すぐ前方にバス停があります。
奥に延びる駅前通りは幅員が狭かったのですが、2010年代に拡幅工事が完了し、歩道もできて安全に移動できるようになりました。
駅南側はいわゆる新城市街で、主に住宅街で占められていますが、約250m先で交差する県道439号線沿いには古い町並みが残っており、商店街が形成されているものの、元気がない印象です。
約500m南に愛知県新城設楽合同庁舎があり、約850m南に愛知県立新城有教館高等学校があります。
そして約1.2km南から豊川の対岸にかけての一帯は桜淵公園になっており、公園の中を流れる豊川の渓谷美から「三河の嵐山」との異名があり、春は桜の名所として、8月には「新城納涼花火大会」の会場として、大いに賑わいます(Wikipediaより)。豊川には公園内を行き来できる歩行者用の笠岩橋が架かっています。
 
 

駅前です。北を望む。右手に東新町駅があり、すぐ前方に踏切があります。
駅北側は郊外の住宅地が広がっていますが、商店は少ないです。駅から離れると農村風景が広がっています。
踏切の先の左手にJA愛知東があり、その敷地内にスーパー「エーコープ」があります。
駅前通りを400mほど北上すると国道151号新城バイパスと交差しますが、沿道にはロードサイド店があまり立地していません(500mほど西へ進むと点在するようになりますが…)。
 
 


駅舎内です。上写真は北を、下写真は南を望む。
 
駅員配置………簡易委託駅(駅員は出札業務のみ。無人の時間帯あり)。
自動改札機……なし(簡易委託駅なのでそのまま入場可能)。
ICカード………利用不可(エリア外。

                                  ICエリア内から乗り越しの場合は全区間現金精算になります)。
幅広通路………あり(駅外側出入口、ホーム側出入口とも車いす通行可能。点字ブロック設置)。
窓口……………出札窓口のみ。『JR全線きっぷうりば』なので、新幹線のチケットも購入可能。
自動券売機……なし(出札窓口でお求め下さい)。
自動精算機……なし(乗車列車の車掌に申し出るか、
          ワンマン列車の場合は下車時に運賃をお支払い下さい)。
その他設備……ホーム側出入口前に集札箱あり。
駅舎内設備……ベンチ(通路東側)。飲料自動販売機(出入口)。
トイレ…………あり(ホームに入って右側。多機能トイレなし)。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は約400m北の「セブン-イレブン」)。
 
簡易委託駅なので、きっぷを所持していればそのまま入場可能ですが、不所持の場合は出札窓口で購入してから入場して下さい。時間がなくて無札で乗車した際は速やかに車掌に申し出るか、ワンマン列車の場合は乗車時に整理券をお取り下さい。
 
そして駅舎を出るとホームで、段差なく移動できます。
 
 

ホームより駅舎内を望む。南を向いて撮影。
右側にはきっぷ回収箱があります。
左側にはトイレがあります。
 
 

建植式駅名標です。電照式ではありません。
JR東海・在来線の標準デザインで、国鉄タイプと同じく所在地も併記されています。
アルファベット部分にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジが塗られています。
尚、飯田線において、豊川駅より北(辰野方)の各駅においては駅ナンバリングが導入されていません。
 
 



駅構造……地平駅(西南西~東北東方向)。
配線………単式ホーム1面1線(棒線駅)。
 
番線は付与されておらず、下り中部天竜・飯田・辰野方面、上り豊川・豊橋方面とも同じホームに発着しますので、乗り間違えないよう注意が必要です。
また、駅舎と反対側にはかつて線路とホームがあり、今もホーム跡が残っているそうですが、私が訪問したのは夏場の8月で、草が生い茂っていたためホーム跡が隠れていて確認できませんでした。
  
ホーム有効長……4両分(以前は5両分でした)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………手前の豊橋方は広いですが、辰野方(奥)へ進むほど狭くなり、
        辰野方の端は結構狭いです。
上屋(屋根)………豊橋寄りの1両分に設置。雨天時の乗降は要注意。 
ホーム上設備……トイレ。ベンチは駅舎内の設備を。
 
以前は5両分のホーム有効長がありましたが、駅前道路の拡幅によりホームの豊橋方の端が削られ、4.5両分程度に短縮されました。
ホームの豊橋方に面して駅舎・出入口があり、その前方にトイレがあります(ホームから出入りする形になります)。

上写真は駅前道路踏切より、中写真と下写真はホームより、いずれも辰野方を望む。
 
 


2枚とも豊橋方を望む。
辰野方の端はホーム幅が相当狭いですが、この部分に停車する列車は少ないと思われます。
また、右側に線路跡とホーム跡がありますが、架線柱が線路跡に設置されている事から、相当前に交換設備が廃止されたと予想されます。
 
 


豊橋方を望む。
ホーム端手前に駅舎・出入口があります。またホーム端のすぐ先に駅前道路の踏切があります。
この先、住宅街の中を西南西へ走り、田町川を渡ります。その後は左へカーブして進路を南西に変え、市街地に入ると飯田線内の主要駅で新城駅の代表駅である新城駅へと至ります。新城駅から先は列車本数が増加します。
 
 

辰野方を望む。
この先、畑も見られる住宅地の中を東北東へ走り、県道392号線の陸橋をくぐると程なくして茶臼山駅へと至ります。茶臼山と言えば愛知県最高峰の山が思い浮かびますが、その茶臼山は直線距離で約38km北の豊根村と長野県根羽村との県境にあるため遠く、登山口もここにはありません。当地の「茶臼山」は、長篠の戦いにおいて織田信長が陣取った茶臼山本陣があったことによるもので、県境の茶臼山とは直接は関係ありません(Wikipediaの本文を一部引用)。
  
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年          
 
単式ホーム1面1線の棒線駅ですが、かつては2面2線でした。南側の豊橋方にはレトロな木造駅舎が合ったのですが、2008年に簡素な平屋建て駅舎へと改築されました。まぁ駅舎が無くなるよりはよっぽどマシですが…。駅前はやや郊外じみた市街地の風景で、離れた南側にはレトロな町並みが残っています。
  
鉄路のみで(ルートは一例です)  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       東海道新幹線~豊橋から飯田線(本長篠以遠行き)へ乗継。特急は通過。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       東海道新幹線~豊橋から(本長篠以遠行き)へ乗継。特急は通過。 
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約400m北の「セブン-イレブン」)    
飲食チェーン店・・・なし (最寄店舗は約900m西の「スガキヤ」or「コメダ珈琲店」)  
 
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。飯田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東新町駅でも途中下車してみて下さい!
  
(参考:JR東海のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)