海老名駅【神奈川県】(相模線。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県中部、海老名市の中心市街地北寄りに位置する相模線の駅で、小田急線や相鉄線の海老名駅から離れた位置にあり、駅前にも田園が残るほど閑散としていましたが、近年になって駅北側(西口前)に「ららぽーと海老名」が開業するなど急速に再開発が進み、コロナ禍以前は乗車人員もうなぎ登りだった、
海老名駅 (えびなえき。Ebina Station) です。
 
尚、写真は2011年の撮影で、古いです。現在は状況が変化しています。ご了承下さい。
 
また、小田急線の海老名駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
そして相鉄線の海老名駅の記事につきましては後日簡易版にてUP予定です⇒記事はこちら
  
  
駅名  
海老名駅 (駅番号なし)
 
所在地  
神奈川県海老名市   
 
乗車可能路線  
JR東日本:相模線        
 
隣の駅  
茅ケ崎方……厚木駅  
橋本方………入谷駅  
 
乗換可能駅  
小田急電鉄:小田原線……………海老名駅まで徒歩7分  
相模鉄道:本線【相鉄本線】……海老名駅まで徒歩7分     
 
訪問・撮影時  
2011年6月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(国鉄最末期の1987年3月21日開業)。
駅舎………………開業時以来の橋上駅舎。
出入口……………東口(小田急・相鉄方面)、西口(ららぽーと海老名方面)。
バリアフリー……対応(西口と東口小田急駅手前にエレベーターあり)。
点字ブロック……駅外~改札~ホームに設置。
駅前広場…………西口。東口は小田急・相鉄の東側。両者ともバスターミナル、タクシー乗り場併設。
 
 

東口です。北を望む。
海老名駅は東口が南に、西口が北にありますが、これは相模線の全体的な路線形態(南北方向)に準じて便宜的に設定されたと思われます。
東口は小田急駅や相鉄駅とを結ぶデッキに接続していましたが、このデッキは現在解体され、代わりに右側に新しいデッキが架けられています。
また、当時は左(西)から階段が接続していましたが、新デッキでは廃止され、現在は後方にある小田急が開発した商業施設「ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)」内の設備を利用する形になります。
尚、エレベーターは2011年当時も今も小田急駅前の設備を利用する形になりますが、現在はビナガーデンズの設備も利用可能です。
JR駅東口独自の駅前広場はありません。小田急駅・相鉄駅の反対側(東口)に大きなバスターミナルを有する駅前広場が整備されています。
 
 

東口駅前です。南を望む。
写真奥(約200m先)に小田急駅の西口出入口があり、小田急駅を通り抜けると相鉄駅と両社の東口出入口があります。
そこまで長いデッキで結ばれていましたが、現在は左側に新しい広い屋根付きデッキが整備されています。
また、当時は小田急駅との間に何もなく、小田急駅東口側のビル群を一望できましたが、現在は新デッキの両側に「ビナガーデンズ」のビルが建っています。
小田急駅の手前で同社の海老名検車区の線路を跨ぎますが、現在はその手前右側に小田急の「ロマンスカーミュージアム」があります。
 
 

こちらはホームより南東を望む。
東口駅前はこの後、大きく変貌することになります。
 
 

西口です。南西を望む。
今では考えられないような光景で、駅前に田んぼが残っていました。
出入口も自転車対応スロープ出入口が手前にあり、中央にエレベーター出入口、奥には階段出入口がありましたが、現在これらを撤去の上、新たに階段出入口2ヶ所(西側は上りエスカレーター併設)とエレベーター出入口が設けられました。
現在の西口は、2015年に開業した商業施設「ららぽーと海老名」や駅西側へ向けてペデストリアンデッキが右へ延びていて、右側には駅前広場が整備されています。
 
 

当時の西口出入口です。橋上階にて撮影。
 
 

 

西口駅前です。上写真は橋上階より北西を、下写真はホームより北を望む。
2011年の時点でこのような駅前風景でした。
一面が田んぼでしたが、当時はコインパーキングが増えてきていました。
奥には新幹線からも見えるリコーの高層ビルを間近に眺められました。

現在は市街地化され、右側に「ららぽーと海老名」が、中央部にもビルやマンションが建ち並んでいます。リコーのビルは見えづらくなりました。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。南西を望む。
左が東口(小田急駅・相鉄駅方面)、右が西口(ららぽーと海老名方面)です。
 
駅員配置………あり(直営駅)。
自動改札機……あり(『Suica』などのICカード対応。4通路あり)。
幅広通路………あり(有人通路のみ)。
有人通路………あり(右端。点字ブロック設置。車いす対応幅)。
自動券売機……改札口右手前(ICチャージ可)。指定席券売機併設。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
窓口……………改札窓口有。改札口右手前に『みどりの窓口』あり。
トイレ…………改札内外(改札外は西口駅前広場にあり、いずれも多機能トイレ併設)。 
売店……………なし。  
コンビニ………なし(東口ビナガーデンズにセブン、西口西側にローソンあり)。
  
トイレはホーム北東端(橋本方)にもあります(多機能トイレなし)。
そして、1階にあるホームとの間は階段・エレベーターで連絡していて、バリアフリーに対応しています。
 
 

1番線に設置の吊下式駅名標です。
電照式でしたが、現在は非電照式に取り替えられているかもしれません。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には相模線のラインカラーである濃い水色(相模川をイメージ)が表示されています。
尚、相模線において駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

駅構造……地平駅(南西~北東方向)。
配線………島式ホーム1面2線。
 
右(南東)は1番線で上り茅ケ崎方面、左(北西)は2番線で上り橋本方面です。
 
ホーム有効長……4両分(推測)。  
ホームドア………なし(2011年6月時点)。
ホーム幅…………乗車人員の多さを考えると若干狭い印象です。
上屋(屋根)………ホームの端から端まで設置されています。 
ホーム上設備……飲料自動販売機。ベンチの有無は未確認です…。
 
ホーム中ほど上空に橋上駅舎があります。
 
写真は1番線に停車中の列車内より橋本方を望む。
 
 

1番線に到着前の上り列車内より茅ケ崎方を望む。
手前の橋本方ホーム端付近には係員詰所やトイレがあります。
1番線の左(南東)には相模鉄道厚木線が並行していますが、厚木線は営業列車の運転がありませんので、JR駅の場所にホームはありません。
 
 

1番線に停車中の列車内より茅ヶ崎方を望む。
相模線は全線単線です。左の1番線からは安全側線が分岐しています。さらに左には相鉄厚木線が並走しています。
この先、左に市街地を見て、右に駐車場や田園風景を見て南西へ走り、やがて住宅街に入ります。その後は左へカーブして進路を南に変えると左手の相鉄厚木線から多くの側線が分岐しますが、ここが相鉄の厚木駅構内です。そして相鉄の側線が収束すると厚木駅へと至ります。駅のすぐ南側(茅ケ崎方)で小田急小田原線をアンダークロスしており、その右手に小田急の厚木駅があります。厚木駅は小田急電鉄とJR東日本の共同使用駅で、小田急が管理しています。
 
 

 

2枚とも西口より橋本方を望む。
左の2番線からは安全側線が分岐しています。
また、相模線の右には相鉄厚木線の築堤が見え、その右に小田急の海老名検車区が見えます。
 
この先、左へカーブして相鉄厚木線や小田急線と離れると右に住宅地、左に田園を見ながら北上します。その後は右へカーブして座間市に入ると右側車窓も田園風景に変わり、入谷駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2011年           
  
JRから小田急に乗り換えるため下車しました。島式ホーム1面2線で、コンパクトな橋上駅舎を有しており、南(東口側)にある小田急駅・相鉄駅や中心市街地とは幅が狭い歩道橋で結ばれていました。当時は北側の西口駅前にも田圃が残っており、駐車場が目立つ程度で遠方にあるリコーのビルがよく見えましたが、現在は開発されて新たな街並みが誕生しているようです。そして東口側、小田急駅や相鉄駅とは現在、幅が広いペデストリアンデッキで結ばれています。
  
鉄路のみで  
新宿から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。小田急線に乗り海老名駅下車。北へ。
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新横浜まで東海道新幹線~相鉄新横浜線から相鉄本線へ。 
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり   
飲食チェーン店・・・あり  
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。相模線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は海老名駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)