平針駅【愛知県】(名古屋市営地下鉄鶴舞線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県名古屋市天白区東部、日進市との境界近くに広がる住宅街に位置する名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅で、桜通線の徳重駅と共に愛知県運転免許試験場【通称:平針試験場】への最寄駅である、
平針駅 (ひらばりえき。Hirabari Station) です。
 
尚、当記事では東南東→東、南南西→南、西北西→西、北北東→北、と表現します。ご了承下さい。
 
  
駅名  
平針駅 (T 19)  
 
所在地  
愛知県名古屋市天白区      
 
乗車可能路線  
名古屋市営地下鉄:鶴舞線  
 
隣の駅  
上小田井方……原駅  
赤池方…………赤池駅  
  
訪問・撮影時  
2020年7月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地下駅(コンコース…B1、ホーム…B2)。
改札口……………1ヶ所。
出入口……………2ヶ所。
エレベーター……1ヶ所(1番出入口)。
点字ブロック……各出入口~改札口~各ホーム間に設置。
駅前広場…………1番出入口前に市バスターミナルあり(ロータリー外にタクシー乗り場あり)。
 
 

東口に相当する1番出入口です。北を望む。左のやや離れた場所にエレベーター出入口があります。
正面左手には名古屋市バスターミナルがあります。右手には前後方向に県道221号線が延びています。
右後方に後述の平針駅前交差点があります。
 
 

こちらは1番エレベーター出入口です。西を望む。平針駅唯一のEV出入口です。
右手に市バスターミナルが、後方右手に1番階段出入口が、そして後方左手に平針駅前交差点があります。
また、左手を前後方向に幹線道路(名古屋市道)が延びており、その地下に平針駅があります。
前方約60mの市道左側には、後述の2番出入口があります。
 
 

こちらは1番出入口前にある市バスターミナルです。北西を望む。
右手に1番階段出入口、左手に1番EV出入口、後方に平針駅前交差点があります。
手前には平針駅を中心とした方位盤のモニュメントがあります。考えすぎかもしれませんが、「針」にちなんでいるのでしょうか?
市バスターミナルは広々としていて、ロータリー状になっています。周りに複数の乗り場があります。
尚、タクシーや一般車はこの中に入れません。タクシー乗り場は左側のロータリー外にありますが、一般車乗降場は設けられていません。
また、写真奥にはスーパー「ピアゴ」やドラッグストア「ウエルシア」があります。
「ピアゴ」内には名古屋のご当地ラーメン店「スガキヤ」があります。
 
 

平針駅前交差点より西を望む。
前後方向の道路は名古屋市道で、地下を鶴舞線が通っており、前方地下に平針駅があります。
左右方向の道路は県道221号線です。
右前方に1番出入口と市バスターミナルがあり、前方約100mの市道左側には2番出入口があります。
 
駅周辺は住宅街で、駅前は商店が多いです。地下鉄建設前は一帯が広大な田園地帯でしたが、その面影は残っていません。
奥へ延びる名古屋市道沿いや南側を並行する県道56号線沿いにはビルやマンションが建ち並んでいます。地下鉄建設とセットで都市計画が進められ、整然とした街並みになっています。
また、この狭い道路の地下を鶴舞線が通っており、しかも単線重層構造ではなく複線構造です。都市開発と地下鉄建設が並行して進められたためコストが割高な重層構造にならなかったと思われます。
 
 

平針駅前交差点より東を望む。
前後方向の道路は名古屋市道で、地下を鶴舞線が通っており、後方地下に平針駅があります。
左右方向の道路は県道221号線です。
左後方に1番出入口と市バスターミナルがあります。
 
東側の駅前も市道沿いや南側を並行する県道56号線沿いにはビルやマンションが多く、商店も多数見られます。近くに戸建住宅は見られません。
奥へ延びる名古屋市道を250mほど進むと小川の手前で突き当たりになり、右へ曲がり、さらに左折して小川を渡るとそこは日進市です。
駅東側の日進市域は古くからの集落が形成されており、その南側、鶴舞線が地下を通る辺りにはハイツや低層のマンションが多く見られます。集落内の飯田街道(県道58号線)沿いには「ステーキのあさくま」の本店があります(平針駅から東へ約600m、赤池駅から西へ約500m)。
尚、写真右手に写っている「松屋」は現在、北側(写真左の県道221号沿い)へ移転しています。
 
 

平針駅前交差点より南を望む。
前後方向の道路は県道221号線で、左右方向の道路は名古屋市道です。右側の市道地下に平針駅があります。
右後方に1番出入口と市バスターミナルがあり、右手の市道沿いに2番出入口があります。
 
南側も整然とした街並みになっていて、ビル・マンション・商店が混在しています。
約70m前方には平針駅南交差点があり、そこを横切る県道56号線沿いにもビル・マンション・商店が建ち並んでいます。
平針駅南交差点付近には複数の銀行支店があり、交差点南西角には名古屋記念病院があります。
県道56号を越えた南側には新旧の住宅街が混在しており、一戸建て住宅主体です。一方、南側は起伏に富んだ地形になっています。
また、約1.9km南には愛知県運転免許試験場【通称:平針試験場】があり、愛知県内で「平針」と言えば平針駅より運転免許試験場のことを指すようです。
ちなみに平針試験場へはより南の緑区にある地下鉄桜通線の終点・徳重駅からもほぼ同距離で、現在は両駅から名古屋市バスで試験場へアクセス可能です。
 
そして、約700m南東には低山の秋葉山に到達し、秋葉山平針御嶽講社と慈眼寺があります。
その南側、駅から約1km南東には針名神社が鎮座しており、その南東には「名古屋市農業センターdelaふぁーむ」(駅から約1.2km南東)があります。
 
 

平針駅前交差点より北を望む。
前後方向の道路は県道221号線で、左右方向の道路は名古屋市道です。左側の市道地下に平針駅があります。
写真左前方に1番出入口と市バスターミナルがあり、左手の名古屋市道沿いに2番出入口があります。
 
駅北側も市街地ですが、市バスターミナルの存在や、駐車場を有するロードサイド店舗が多いことから、他の三方と比較して広々とした印象です。
奥に延びる県道221号線を北上し、約200mほど進んで小川を渡ると日進市に入ります。県道を少し東へ外れると田畑が多く残っており、地下鉄駅から1kmも離れていないのにローカル風景が広がります。さらに駅から450mほど北上して天白川を渡ると、一面に田園風景が広がります。
 
 

こちらは西口に相当する2番出入口です。南を望む。
手前を左右方向に名古屋市道が横切っており、この付近の地下に平針駅があります。
また、左約60m~100mには1番出入口と市バスターミナルがあります。
 
2番出入口は有料の平針自転車駐車場内に設置されており(右側の出入口)、階段のみが設置されています。
尚、2番出入口付近に駅前広場はありません。
 
2番出入口より1番出入口の方が利用客が多い印象です。
愛知県運転免許試験場へ行かれる際は、1番出入口をご利用下さい。
 
 

2番出入口前より西を望む。左後方に2番出入口があり、さらに離れた右後方には1番出入口と市バスターミナルがあります。
前後方向の道路は名古屋市道で地下を鶴舞線が通っており、この付近の地下に平針駅があります。
駅西側も市道沿いや南側を並行する県道56号線沿いにはビルやマンションが建ち並んでいますが、駅から離れると商店の数が減少します。
また、奥へ延びる市道をひたすら直進すると、1kmほどで隣駅の原駅に到達できますが、約600m先で交差する国道302号線(環状2号線。高架部を名古屋第二環状自動車道【名二環】が並行)には横断歩道がなく、地下道で国道302号をくぐる必要があります。
 
 

2番出入口前より東を望む。
前後方向の道路は名古屋市道で地下を鶴舞線が通っており、この付近の地下に平針駅があります。
写真右前方に2番出入口があり、写真左奥の市道左側には1番出入口と市バスターミナルがあります。
 
 

地下1階にある改札口です。西を望む。
後方に駅事務室、トイレ・多機能トイレと1番出入口(階段・EV)が、左手に2番出入口(階段)があります。
 
駅員配置………あり(有人駅です。駅員不在時に備え、改札内外にインターホンを設置)。
自動改札機……あり(5通路)。
ICカード………利用可能(『マナカ』のエリア内。名鉄線へ直通利用可能)。
幅広通路………中央の自動改札通路、窓口に面した左端の有人通路(有人通路のみ点字ブロック設置)。
窓口……………あり(改札窓口。手前の出札窓口は閉鎖され、路線図や時刻表のボードで塞がれています)。
自動券売機……あり(左手前。ICチャージ可)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札外(後方。多機能トイレ併設。改札内にはありません)。 
その他設備……AED(改札内)、公衆電話・コインロッカー(いずれも改札外)。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は2番出入口の約50m東にある「ファミリーマート」です)。
 
そして、地下2階にある各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれていて、平針駅はバリアフリー化されています。
 
 

赤池方面1番線ホーム側壁に設置の大型駅名標です。非電照式です。
名古屋市営地下鉄の標準デザインで、黒地になっています。
下部には鶴舞線のラインカラーである青色(実際は水色)が使用されています。
駅ナンバリング「T 19」も併記されています。
 
 

こちらは1番線ホーム側壁に設置の小型駅名標です。非電照式です。
側壁に引かれている鶴舞線のラインカラーの帯に収まるサイズで、横長です。
駅ナンバリングが大きく表示されています。
桜通線の駅ではこのタイプが多く見られます。また、東京の地下鉄(東京メトロ、都営地下鉄の双方)にも類似デザインの駅名標があります。
 
 

こちらは線路間に設置の駅名標です。1番線より撮影。
駅名標が上で、下にある広告の方が大きいため、あまり目立たないです。
おそらく結構以前から設置されていたと思われます。
書体はナールで、ローマ字は全て大文字です。阪急の雰囲気がしないでもないですw
この駅名標には駅ナンバリングが併記されていません。
 
 

 

駅構造……地下駅(ホームは地下2階)。東西方向(実際は西北西~東南東方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(北)が1番線で赤池・名鉄豊田線方面、左(南)が2番線で鶴舞・伏見・上小田井・名鉄犬山線方面です。
 
ホーム有効長……8両分(現状は6両編成のみ発着。未使用部分は一部立入禁止)。
ホームドア………なし(2020年7月時点)。
ホーム幅…………やや狭いです。
ホーム上設備……各番線ともベンチあり。少なくとも2番線に飲料自動販売機あり。
 
ホームの未使用部分は薄暗いです(上写真)。
また、ホーム中ほどに地下1階改札階行きの階段・上りESがあり、1番線が赤池寄り(手前側)に、EVは2番線が上小田井方(前方)に、それぞれ設置されています。
  
写真は2枚とも1番線より上小田井方を望む。
 
 

 

2枚とも1番線より赤池方を望む。
現状はホームドアが設置されておらず、また名古屋市営地下鉄で唯一、鶴舞線のみが車掌乗務となっています。
ホームドア設置は他路線が先行していますが、近いうちに鶴舞線各駅にも設置される可能性があります。
 
 

 

1番線より上小田井方を望む。各ホーム端に電気倉庫があります。
この先、住宅街を通る名古屋市道の地下を西北西へ走り、国道302号と名二環をくぐると程なくして原駅へと至ります。
 
 

 

1番線より赤池方を望む。
各ホーム端に非常階段があります。また、両番線とも端の極めて狭い部分は、柵により立入禁止になっています。
この先、住宅街を通る名古屋市道の地下を東南東へ走りますが、やがて市道が途切れ、小川をくぐると日進市に変わります。その後は民有地(住宅地)や道路の地下を左へカーブしながら東へ走ると、鶴舞線としては終着駅の赤池駅へと至ります。赤池駅は名古屋市営地下鉄の駅で唯一、名古屋市外(日進市)にある駅です。駅の東側には名古屋市交通局の日進車庫と日進工場があります。また、鶴舞線大半の列車が名鉄豊田線へ直通し、終点の梅坪駅からはさらに三河線へ直通して、豊田市駅まで走破します。
  
  
あとがき  
私が平針駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。名古屋市営地下鉄のランダム降り鉄をした際に下車しました。2面2線の地下駅で、構内は昭和の香りが残っていました。駅前は住宅街で、出入口近くには中層・低層のビルが建ち並び商店も多いです。駅の少し北や東は日進市で、宅地化された名古屋市域とは違い、まだまだ田園風景が残っています。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、中央線に乗り換えて鶴舞駅で下車します(快速・普通をご利用下さい)。そして名古屋市営地下鉄鶴舞線の赤池方面行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線orJR在来線or近鉄電車で名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。近鉄で名古屋入りした場合は名古屋駅で地下鉄東山線(藤が丘方面行き)に乗り換えて、さらに伏見駅で鶴舞線(赤池方面行き)に乗り継いで下さい。こちらも余裕で日帰り訪問可能です。
  
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、飲食店もチェーン店を含めて一定数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。
名古屋市営地下鉄鶴舞線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は平針駅でも途中下車してみて下さい! 
そして平針運転免許試験場へお出かけの際はぜひ地下鉄鶴舞線をご利用になり、平針駅も観察してみて下さい!
 
(参考:名古屋市交通局のHP、Google地図、Wikipedia)