新八柱駅【千葉県】(武蔵野線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県松戸市中央部に広がる住宅街に位置する武蔵野線の駅で、新京成電鉄線・八柱駅が隣接していて乗換が可能な、
新八柱駅 (しんやはしらえき。Shin-Yahashira Station) です。
 
尚、JR線・新八柱駅の読みは「やはしら」で、新京成線の駅「やばしら」と読み方が異なります。
 
また、新京成線の八柱駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名  
新八柱駅 (JM 14)   
 
所在地  
千葉県松戸市  
  
乗車可能路線  
JR東日本:武蔵野線   
  
隣の駅    
西船橋方………東松戸駅    
府中本町方……新松戸駅    
 
乗換可能駅  
新京成電鉄:新京成線……八柱駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時  
2020年6月  
 
 

 

 

新八柱駅は半地下駅で、人工地盤上の地平部に一部2階建ての駅舎があります。
南側の駅前広場に向けて開口しています。出入口に段差がありますが、階段の左側にスロープが設置されており、バリアフリーに対応しています。
駅舎の左隣には新京成電鉄の八柱駅南口があります。八柱駅は大きな駅ビルを有しており、こちらの新八柱駅は後発駅という事もあり肩身が狭いです。
両駅は隣接しているため、改札外連絡ですが乗換は比較的容易です。したがって両駅間に乗換改札はありませんが、屋根付きの通路で両駅舎間が結ばれています。
また、新京成線の八柱駅は橋上駅舎を有しており、南北自由通路を兼ねています。新京成線の西側から新八柱駅をご利用の場合は八柱駅を通り抜けるルートと八柱駅北側の踏切を渡るルートがあります。
上写真と下写真は北方向を、中写真は西方向を望む。
 
 

駅前です。西方向を望む。
右手に新八柱駅の駅舎があり、隣接する右前方に新京成線・八柱駅の南口駅ビル2棟があります。
新八柱駅には八柱駅南口と共用の、ロータリーを有する駅前広場が整備されています。バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
ロータリー周りには中小の雑居ビルが建ち並んでおり、商店が多いです。写真奥には交番と立体の有料駐輪場があります。
 
 

駅前です。南を望む。
右手に新八柱駅があり、右前方に新京成線・八柱駅南口駅ビルがあります。
また、奥に延びる駅前通りの直下を新八柱駅ホームが延びています。突き当たりの先で武蔵野線は地上に出ています。
駅前は市街地でビルが立ち並んでいて、商店も多く立地しています。約200m南東、写真前方交差点を左折した路地沿いには「イトーヨーカドー八柱店」があります。
そして駅から離れると住宅街が広がっています。
約1.5km南南東には東京都立八柱霊園があります。
 
 

駅前です。北を望む。
左手に新八柱駅と新京成線・八柱駅南口があります。
奥に延びる道路は「さくら通り」に続く幹線道路です。「さくら通り」は新京成線に並行する通りで、約150m先のさくら通り入口交差点から常盤平駅南口前を経由して五香駅西口前まで延びています。
北側も駅付近の幹線道路沿いには八柱中央商店街が形成されていますが、駅から離れると住宅街へと変わります。
写真奥の信号交差点を左折すると新京成線の踏切があり、新京成線西側・北側へ抜けられます。
新京成線の反対側は住宅街が広がっています。八柱駅北口前には商店もありますが、南口側より閑散とした印象です。
 
また、新京成線の北側、新八柱駅から約1.2km北北東には自然尊重型の都市公園である「21世紀の森と広場」(中央口)があり、園内には松戸市立博物館などがあります。ちなみに新八柱駅からのアクセスは南口からの方が便利です(路線バスでのアクセスも可能)。
「21世紀の森と広場」では、事前に手続きをすればコスプレをして園内を利用する事が可能です。
(Wikipediaより)
 
 

新八柱駅唯一の改札口です。出入口前より北を望む。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が5通路あります(左側は1通路と記憶しています)。左から4番目が幅広通路です。窓口に面した右端には車いす対応幅で点字ブロック設置の有人通路があります。
改札口右手前、駅事務室の出入口脇には2020年1月に廃止された『みどりの窓口』跡があり、窓口が塞がれていて痕跡を確認できます(写真は2020年6月撮影)。
『みどりの窓口』跡の手前には指定席券売機と自動券売機が設置されています。
新八柱駅は有人駅(業務委託駅)ですが、他の駅とは違い初電(始発)~終電まで駅員が配置されているようです。乗車駅証明書発行機、インターホンが設置されていません。
また、改札内には自動精算機があります。自動券売機および自動精算機ではICカードのチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして地下1階にある各ホームとの間は階段、エレベーターで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。但し、階段は途中の地下中1階踊り場で各ホームへ分岐する形です(EVは各ホームごとに設置)。
尚、新八柱駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは駅西側、新京成線・八柱駅南口駅ビル1階にあります。
 
 

上り1番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。
半地下駅で薄暗いですが、今流行の非電照式です。額縁もない簡易な構造で、壁面に直接取り付けられています。
JR東日本の標準デザインです。外国語が併記されています。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 14)。
 
 

新八柱駅は相対式ホーム2面2線の半地下構造(地下1階。実際は掘割に人工地盤や駅舎で蓋をした形)で、概ね南北方向にホームが延びています。
右(西)が1番線で上り南浦和・府中本町方面、左(東)が2番線で下り西船橋方面・東京方面・南船橋方面です。
ホーム有効長は8両分で、2020年6月時点でホームドアは未設置でした。ホーム幅自体は標準ですが、線路側に人工地盤を支える支柱があるため、圧迫感があります。
ホームのほぼ全長にわたり人工地盤に覆われているのですが、西船橋方の端(奥)は地上部で、上屋が設置されていないため、西船橋方面は1両目最前部の扉が、府中本町方面は8両目最後部の扉が、それぞれ雨ざらしになりますので。雨天時に新八柱駅で下車される際は同じ車両の他の扉をご利用下さい。
写真は1番線より西船橋方を望む。
 
 

 

こちらは1番線西船橋方の端より府中本町方を望む。
西船橋方の端のみ地上に出ています。ホームのほぼ全てが人工地盤の下です。
ホームは地上から結構深い位置にあります。
 
 

 

2枚とも1番線より府中本町方を望む。すぐ後方に地下トンネル出入口があります。
この位置で撮影すると地下駅そのものですが、駅のすぐ先で地下トンネルを出るため、線路の前方には明かりが見えます。
また、各ホームにはベンチがあり、少なくとも1番線には飲料自動販売機があります(2番線にもあると思われます)。
そして、各ホームとも府中本町方の端付近(写真奥)に1階改札口とを結ぶ階段とエレベーターがあります。
そのため、新八柱駅では写真奥の府中本町方に人が滞留しやすく、こちらの西船橋方は電車待ちをする人が少ないです。
 
ちなみに発車メロディーは、
1番線(府中本町方面)……秋桜 
2番線(西船橋方面)………南風の行方 
です。
 
 

 

2枚とも1番線より西船橋方を望む。
各ホームとも少しだけ延伸されています(理由は後述)。
この先、掘割区間で住宅街の中を南下しますが、その後は高架(築堤)区間と掘割区間を繰り返しながら八柱霊園西側に広がる畑や雑木林が残る住宅地の中を走ります。しばらくして前方にマンション街が見えてくると東松戸駅へと至ります。北総鉄道北勢線ならびに京成成田スカイアクアセス線との乗換駅で、JRより北総線の方が先に駅を開業させています(1991年。JR駅は1998年開業)。
 
 

 

2枚とも1番線より府中本町方を望む。
各ホーム端には改札階ゆきエレベーターがあり、その手前には改札階ゆき階段があります。
エレベーターへの通路が狭く、車いすと乗降客が交錯する危険性があることから、ホームの線路側に柵が設置して列車を止まれなくしました。その結果、ホーム有効長が若干不足してしまうため、代替として西船橋方を少し延伸しました。
 
この先、新京成線をくぐるとトンネルを出て、掘割区間で住宅街の中を北上します。住宅街が途切れると右へカーブして畑や雑木林が残る中や「21世紀の森と広場」の敷地内を掘割or高架で北北西へ走り、再び住宅街に入ると引き続き高架と掘割を繰り返しながら進みます。その後、国道6号線をオーバーパスすると畑が混在する住宅地の中を右へカーブしながら走り、進路を北西に変えて高架区間になると常磐線各駅停車(常磐緩行線)および流鉄流山線・幸谷駅との乗換駅である新松戸駅へと至ります。尚、新松戸駅には常磐快速線にホームがなく、快速電車は全て通過しますのでご注意下さい。
 
 
あとがき  
私が新八柱駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)したと同時に、新京成線からJR線に乗り換えました。掘割下に亜ある半地下駅で、ホームは薄暗い感じでした。地上部に駅舎がありますが、西隣にある新京成線・八柱駅と比較すると駅舎が小さいです。駅前にはビルや商店が多く、また自動車も多かったので雑然とした印象でした。
 
新宿駅からですと中央・総武緩行線東行で西船橋駅まで行き、武蔵野線の府中本町方面電車に乗り継いで当駅下車です。中央線の新宿~御茶ノ水は快速電車も利用可能ですが、総武線の錦糸町~市川はそのまま各駅停車に乗り続けた方が楽です(快速を利用しても所要時間はあまり変わらず、乗換の上下移動も伴いしんどいです)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。そして京葉地下ホームから武蔵野線直通列車(府中本町行きなど)に乗車すれば、東京駅から乗換なしで新八柱駅に到達できます。あるいは品川駅or東京駅から常磐線快速に乗車、松戸駅で常磐緩行線に乗り換えて新松戸駅で下車、さらに武蔵野線新松戸方面に乗り換えるルートでもアクセス可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前と新京成線の八柱駅構内改札外にコンビニがあります。一方、飲食店も駅前や駅近くにチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新八柱駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)