新横浜駅【神奈川県】(横浜線。2020年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市港北区南部の新しい市街地に位置する横浜線の駅で、言わずと知れた東海道新幹線との乗換駅で、横浜市営地下鉄ブルーラインとも乗換可能、さらに2023年3月に開業する相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線、東急新横浜線)とも乗換可能になる、
新横浜駅 (しんよこはまえき。Shin-Yokohama Station) です。
 
 
駅名  
新横浜駅 (JH 16)  
  
所在地  
神奈川県横浜市港北区   
  
乗車可能路線  
JR東日本:横浜線  
 
隣の駅  
東神奈川方……菊名駅  
八王子方………小机駅  
 
乗換可能駅  
JR東海:東海道新幹線………………新横浜駅まで徒歩5分  
横浜市営地下鉄:ブルーライン……新横浜駅まで徒歩10分  

相模鉄道:相鉄新横浜線……………新横浜駅まで徒歩10分  

東急電鉄:東急新横浜線……………新横浜駅まで徒歩10分  
  
訪問・撮影時  
2018年2月、2020年11月  
 
 

 

 

在来線の新横浜駅は地平構造で、橋上駅舎を有しています(実際は橋上駅舎ではなく跨線橋の一部と思われます)。南口に相当するこちらの出入口は篠原口と呼ばれています。
ちなみにこの橋上駅舎は南北自由通路にはなっておらず、駅北側(北口)へ移動するには上写真・中写真右側の地下道(下写真)を利用して横浜線をくぐり、新幹線駅南側へ出てから新幹線駅ビルの商業施設「キュービックプラザ新横浜」1階を通り抜ける必要があります(地下道はバリアフリー非対応)。新幹線は篠原口改札から乗車することも可能ですが、地下道を経由することで直接新幹線改札へアクセス可能です。
写真奥に写っているのがJR東海所有の新横浜駅ビルです。
 
篠原口には階段とエレベーターがあり、橋上階(中3階相当)に篠原口改札があります。
尚、新横浜駅は篠原口構内のみがJR東日本の管理部分で、そのほかは横浜線北口改札を含め全てJR東海の管理エリアです。また、篠原口の橋上階はスペースが少ないため、JR東日本の駅事務室は地平の篠原口出入口左側に設けられています。
 
篠原口には小さなロータリーを有する駅前広場がありますが、北口駅前と比較すると規模が小さいです。
タクシー乗り場はありますが、バス停留所は北口側にしかありません。
また、ロータリーと駅出入口の間は有料駐輪場になっています。
 
写真は3枚とも北方向を望む。
 
 

篠原口駅前です。南を望む。
北口とは違い、篠原口駅前にはオフィスビルや商店は少なく、住宅街になっています。周辺は全体的に狭い道路ばかりです。
その住宅も駅前立地なのにさほど多くなく、駅前には月極駐車場やコインパーキングが目立ちます。
 
 

こちらはJR東海の管理部分になりますが、横浜線と新幹線に挟まれた東側に位置する篠原口(北側)です。南西を望む。
新幹線駅の高架(右)と、横浜線を乗り越す横浜市道(左)の間の地平部に出入口がありますが、出入口に駅名看板はなく、地元住民ほか一部の人しか知らないと思われる出入口です。
この出入口から入って右へ曲がると新幹線高架下へ入り、2階の新幹線コンコース・横浜線北口改札や「キュービックプラザ新横浜」1階フロアを通り抜けて駅北側へ行けます。
一方、出入口から入って直進すると、横浜線をくぐって前述の篠原口とを結ぶ地下道があります(バリアフリー非対応)。
こちらには駅前広場がありません。手前の駐車場はレンタカー会社の送迎スペースおよびコンビニ「ファミリーマート」の私有地なので、ご注意下さい。
 
 

篠原口(北側)の駅前です。北東を望む。後方にJR駅への通路があります。
こちらの駅前も商店が少なく、住宅地になっています。雑木林も残っており、コインパーキングも複数あります。
新幹線の高架橋沿いに奥へ直進すると、約100m先の左側新幹線高架下に横浜市営地下鉄ブルーライン・新横浜駅の2番出入口があります。
 
 

 

橋上駅舎(跨線橋)中3階にある篠原口改札です。上写真は北を、下写真は東を望む。
上写真左に階段が、上写真右後方にエレベーターがあり、いずれも駅外と結ばれています。
こちらの篠原口改札は新横浜駅において唯一、JR東日本が管理する改札口です。駅員はJR東日本の社員です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が3通路しかなく、幅広通路はありません。窓口に面した右端には点字ブロック設置で車いす通行可能な幅の有人通路があります。
改札機の右手前には指定席券売機と自動券売機があり、改札内には指定席券売機と自動精算機があります。自動券売機と自動精算機はICカードのチャージが可能です。
尚、JR東日本エリアには『みどりの窓口』がありませんが、「えきねっと」のチケット受取は指定席券売機で可能です。但し、「スマートEX」などの東海道新幹線で有効なチケットサービスにつきましては改札を通った上で新幹線乗換改札近くにあるJR東海の窓口または機器での処理が必要です。そして「ぷらっとこだま」などJR東海の改札しか通れない企画乗車券や旅行商品につきましては篠原口改札ではなく、駅外から前述の地下道を通った上で新幹線改札へお回り下さい。
在来線のトイレと多機能トイレは、ホームの八王子方の端(西端)にあります。
 
改札を通って左右には1階横浜線ホームとを結ぶ階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあります。
そして改札を通って正面の階段またはEVを下ると新幹線高架下2階コンコースにたどり着きます。東西の新幹線乗換改札口および在来線北口改札口があります。
2階コンコースはJR東海の管理区域で、JR東海が運営するコンビニや売店が複数あります。
ちなみにJR東日本エリアは駅構内改札外に売店・コンビニがなく、ホームの東神奈川寄り(東側)にJR東日本系のミニコンビニ「ニューデイズ」があります。
改札外は篠原口駅前にコンビニ「セブンイレブン」があります。
 
 

 

こちらは新幹線高架下2階にある北口改札口です。上写真は南東を、下写真は東を望む。
後方が北口出入口方面で、右手に新幹線西口改札があります。
北口改札口はJR東海が管理しているため、有人改札にはJR東海の駅員が配置されていますが、ICカードの処理は可能です。
また、この改札を通っても新幹線に乗車可能ですが、それなら直接新幹線改札口を利用した方が早いですw
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が多数並んでいます。左から3番目の自動改札通路が幅広通路です。窓口に面した左端には点字ブロック設置の有人通路があります。
改札機の離れた左手前には自動券売機があり、ICカードのチャージも可能ですが、ここには指定席券売機がありません。右後方にJR東海の『JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)』がありますが、『JR全線きっぷうりば』やJR東海の指定席券売機ではJR東日本の企画乗車券を購入できませんのでご注意下さい。もし購入される場合は右側の階段を下って篠原口(北側)へ進み、さらに地下道を通って篠原口へお回り下さい。
また、改札内には自動精算機(ICチャージ可)があります。
改札を通って右へ曲がり、しばらく進んで左にある階段・上りES・EVで中3階へ上ると横浜線の跨線橋および篠原口改札に到達します。
改札の先の左には新幹線東乗換口が、右には新幹線西乗換口があります。
尚、こちらの改札内コンコースにはJR東海が運営する売店・コンビニがありますが、トイレは横浜線ホームにしかありませんので注意が必要です。
 
 

こちらは新幹線高架下2階新大阪方、横浜線西のりかえ口です。新幹線コンコースより南西を望む。乗換専用の中間改札口で、JR東海の管理です。
ICカード対応の自動改札機が並んでいますが、ICカードは「EX-IC」「スマートEX」に対応しています。新幹線はEXサービス以外でICカードを利用できません。在来線のICカードと新幹線の磁気乗車券の併用は可能です。
左から5番目が幅広通路です。窓口に面した右端には点字ブロック設置の有人通路があります。
右奥の在来線側には新幹線のきっぷうりばがありますが、新幹線側に精算機や精算所があるかどうかは確認し忘れました。
そして改札を通って左へ曲がると横浜線ホーム・篠原口改札・北口改札方面です。
 
 

こちらは新幹線高架下2階東京方にある横浜線東のりかえ口です。新幹線コンコースより南西を望む。こちらもJR東海の管理です。
自動改札機が6通路並んでいて、左から5番目が幅広通路です。窓口に面した右端には点字ブロック設置の有人通路があります。
右奥の在来線側には新幹線のきっぷうりばがありますが、新幹線側に精算機や精算所があるかどうかは確認し忘れました(ICチャージ機の存在は確認できました)。
そして改札を通って直進すると横浜線ホーム・篠原口改札・北口改札方面です。また、通路を奥まで進んで右へ曲がると、前述の西のりかえ口です。
 
 

下り6番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。ほかに非電照式のタイプもあります。・
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には横浜線のラインカラーである黄緑色が表示されています。
また、新横浜駅においてもJR東日本独自の駅ナンバリングも導入されており、駅名標に併記されています (JH 16)。
そして、新横浜駅は特定都区市内制度における横浜市内駅であるため、右上に「浜」マークがあります。
 
 

 

在来線の新横浜駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
番線は東海道新幹線(1番線~4番線)の続番です。
右(北)が5番線で上り東神奈川方面および京浜東北線の横浜方面、根岸線の桜木町・大船方面です。
左(南)が6番線で下り町田・橋本・八王子方面です。
ホーム有効長は8両分で、2021年7月時点でホームドアは未導入でした。ホーム幅は広いですが、これでも手狭な印象です。列車到着時はホーム中央の階段・ESに降車客が殺到します。
上屋はホームの端から端まで設置されています。ホームの八王子方(前方)で東海道新幹線の高架橋をくぐります。
ホーム上には飲料自動販売機がありますが、ベンチの有無は確認し忘れました。ホームの東神奈川寄り(手前側)にはミニコンビニ「ニューデイズ」が、八王子方の端にはトイレと多機能トイレがあります。
上写真は5番線より、下写真は6番線より、いずれも八王子方を望む。
 
 

こちらはホームの八王子方の端より東神奈川方を望む。左が5番線、右が6番線です。
八王子方は新幹線高架下になるため、薄暗いです。また、高架橋の支柱がホーム両側に並んでいるため、圧迫感があります。
 
発車メロディーは、
5番線(東神奈川方面)……Water Crown(低い)  
6番線(八王子方面)………Verde Rayo(低音強調)     
です。
横浜線はこの2曲が圧倒的に多いですww
 
 

 

2枚とも5番線より東神奈川方を望む。ホーム端に詰所があり、その手前にコインロッカーがあります。
この先、住宅地の中を掘割区間で東へ走り、やがて左へカーブすると地平区間になります。その後は地平区間になり、引き続き住宅街の中を東北東へ走ります。最後は右へカーブして盛土高架区間になると菊名駅へと至ります。東急東横線と乗換可能です。
 
 

 

 

いずれも八王子方を望む。中写真は6番線より、下写真は5番線より撮影。
ホーム端にはトイレと多機能トイレがあります。
この先、新横浜のビル街の中を西へ走ります。途中で環状2号(横浜市道)をくぐります。ビル街が途切れると小さな川を渡り、一気にローカルな景色へと変わります。その後は左手に住宅地を、右手は畑越しに日産スタジアムを遠望しつつ右へカーブしながら走り、やがて進路を西北西に変えると右側車窓も住宅地に変わり、小机駅へと至ります。日産スタジアムへの最寄駅で、サッカーの試合日は観戦客で混雑します。
 
 
あとがき  
私が在来線の新横浜駅で駅の外に出たのは2018年と2020年の計2度です。いずれも東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。そのほかにも改札を出ない形で新幹線と横浜線を乗り換えた事が何度もあります。在来線の駅は新幹線をくぐる形で地平にあり、1面2線です。篠原口を除きJR東海の管理なので、JR東日本にしてみれば自社エリア内でありながらアウェーな雰囲気が漂っています。篠原口の駅前は新横浜のイメージとはほど遠い郊外の住宅地で、とても新幹線主要駅の駅前とは思えません。
 
2022年現在、新宿駅からですと湘南新宿ラインで横浜駅まで行き、京浜東北線北行に乗り換えて東神奈川駅で下車。さらに横浜線列車(種別不問)に乗り換えて当駅下車です。横浜駅から横浜線電車に乗車できる可能性もあり、その場合は乗換なしで新横浜駅まで行けます。あと品川から新幹線経由のルート、山手線~京浜東北線南行で東神奈川駅経由のルート、東急東横線経由菊名乗換のルートもあります。まぁ渋谷からですと東急東横線経由のルートが楽かと思います。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅まで行き、東西の乗換口を通ると横浜線のコンコースです。『のぞみ』の効果もあり、こちらも余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、新幹線側の駅構内改札内外にJR東海が運営するコンビニ、キヨスクがあり、篠原口および新幹線口の駅前にもコンビニがあります。一方、飲食店も新幹線口側にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。横浜線を乗り鉄の際は、新横浜駅をスルーせずにぜひ一度は駅を観察してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、JR東海のHP、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)