新横浜駅【神奈川県】(東海道新幹線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県の県庁所在地・横浜市郊外の港北区南部に位置する東海道新幹線の『のぞみ』停車駅で、新幹線における横浜市の玄関口である
新横浜駅 (しんよこはまえき。Shin-Yokohama Station) のうち、今回はJRの新幹線駅について紹介いたします。
 
尚、JR東日本の在来線駅、横浜市営地下鉄ブルーラインの駅の記事につきましては後日UPできればと思います。
 
 
駅名
新横浜駅 (駅番号なし) 
 
所在地
神奈川県横浜市港北区 
 
乗車可能路線・系統
JR東海:東海道新幹線
 
隣の駅
東京方…………………品川駅 (東京都)
新大阪方・博多方……小田原駅 
 
乗換可能駅
JR東日本:横浜線……………………新横浜駅まで徒歩5分
横浜市営地下鉄:ブルーライン……新横浜駅まで徒歩8分  

相模鉄道:相鉄新横浜線……………新横浜駅まで徒歩10分  

東急電鉄:東急新横浜線……………新横浜駅まで徒歩10分  
 
訪問・撮影時
2018年2月、2020年11月
 
 

新幹線・新横浜駅のメインの出入口である北口です。東を望む。
北口には地上19階建て、地下4階建ての巨大な駅ビル「新横浜中央ビル」が鎮座しています。
駅舎機能は2階にあり、2階の一部~10階はJR東海系の商業施設「キュービックプラザ新横浜」になっています(高島屋、ビックカメラ、ユニクロ、ロフトなどが入居)。高層階はJR東海系のホテル「ホテルアソシア新横浜」になっています。また、東京方(左奥)の新幹線高架下にはキュービックプラザ新横浜の飲食店街「ぐるめストリート」があります。
北西側(正面)と北東側(左側)に出入口があり、北西側は1階出入口と2階ペデストリアンデッキ直結の出入口があり、いずれもエレベーターが設置されていますが、北東側出入口はエレベーターがありませんのでご注意下さい。
2階からはバスターミナルや駅前の東西に向けてペデストリアンデッキが延びています。
また、駅ビルの手前には駅前広場が整備されていて、歩行者用のスペースやバスターミナルが設けられています。
そして、駅ビル1階から新幹線高架下を通り、南東側の篠原口方面へ抜ける南北自由通路もあります。
 
 

駅前の様子です。北東を望む。右手に駅前広場と新横浜駅ビルがあります。
手前(南西)~奥(北東)の道路は環状2号で、現在、道路直下では東急新横浜線と相鉄新横浜線の接続駅である新横浜駅の工事が行われています。2022年度に開業予定です。
駅周辺は市街地で、繁華街と言うよりオフィス街の側面の方が強いですが、商店もそれなりに立地しています。また新幹線駅前である事からホテルも多いです。
駅前には見られませんが、駅から離れるとマンションなどの住宅も見られるようになります。
そして駅の約600m北東の環状2号沿い(前方左側)には横浜アリーナがあり、イベント開催時は新横浜駅が混雑します。
また駅の約500m北(左側)のオフィス街には「新横浜ラーメン博物館」や「ウインズ新横浜(場外馬券売場)」があり、約1.1km西にはサッカーJリーグの横浜F・マリノスのホームスタジアムである「日産スタジアム(横浜国際総合競技場)」がありますが、日産スタジアムへは横浜線の小机駅からの方が近いです。
 
 


駅ビル2階西側の新大阪寄りに位置する新幹線西口改札口です。南西を望む。
右後方に正面出入口が(バスターミナル方面)、後方に後述の新幹線東口改札口と東出入口が、そして左後方に横浜線北改札口と南北自由通路へ下る階段があります。
「EX-ICサービス(エクスプレス予約)」や「スマートEX」でのICカード利用に対応した自動改札機が並んでいて、左から5番目が幅広通路です。右端は有人通路で、窓口に面しています。
改札口の右手前には「エクスプレス予約」対応の発券端末(兼、クレジットカード専用自動券売機)があり、その右側に自動券売機があります(いずれも指定席に対応)。さらに右側には旅行代理店「JR東海ツアーズ」があり、新幹線のチケットを購入可能です。
トイレと多機能トイレは改札内にあり、改札外も1階にあります。
改札を通ると西口改札内コンコースで、3階にある各ホームとは階段・上下方向エスカレーターで結ばれていますが、西口側にはエレベーターがありません。車いすご利用の場合は東口へお回り下さい。
そして改札内コンコースには待合室があり、後述の西のりかえ口(横浜線との乗換改札)もあります。
尚、西口改札内コンコースは後述の東口改札内コンコースと直接繋がっていません。
売店・コンビニは後方の東口改札口前(改札外。グランドキヨスク)と、西口改札内コンコース(ギフトキヨスク)、下り3・4番線ホーム(キヨスク2ヶ所)にあります。
 
 

こちらは西口改札内コンコースにあり、横浜線との乗換改札である「西のりかえ口」です。南西を望む。
右後方に前述の西口改札があります。
手前が新幹線側、奥が在来線側で、その境界には自動改札機が並んでいます。左から5番目が幅広通路です。右端は有人通路で、窓口に面しています。
新幹線側には乗換用自動精算機があり、在来線側には乗換用自動精算機と窓口(指定席券対応)があります。
尚、新横浜駅は在来線側も設備はJR東海の所有で、在来線コンコース側にもギフトキヨスクなどJR東海系の店舗があり、当駅においてJR東日本は肩身が狭いです。
 
 

こちらは駅ビル2階東側の東京寄りに位置する新幹線東口改札口です。南東を望む。
左手に東出入口が、右後方に正面出入口が(バスターミナル方面)、そして右手に前述の新幹線西口改札口、横浜線北改札口と南北自由通路へ下る階段があります。
「EX-ICサービス(エクスプレス予約)」や「スマートEX」でのICカード利用に対応した自動改札機が並んでいて、左から6番目が幅広通路です。右端は有人通路で、窓口に面しています。
改札口の右手前には「エクスプレス予約」対応の発券端末(兼、クレジットカード専用自動券売機)があり、その右側に室内型の「JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)」があり、そこに自動券売機もあります(いずれも指定席に対応)。
トイレと多機能トイレは改札内にあり、改札外も1階にあります。
改札を通ると東口改札内コンコースで、3階にある各ホームとは階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。そして改札内コンコースには待合室があり、東のりかえ口(横浜線との乗換改札)もあります。
売店・コンビニは後方(改札外。グランドキヨスク)と東口改札内コンコース(ギフトキヨスク2ヶ所)、下り3・4番線ホーム(キヨスク2ヶ所)にあります。
改札外グランドキヨスクの隣には「シウマイ弁当」でおなじみの「崎陽軒」や観光案内所があり、さらに奥(北側)にはスターバックスなどの店舗があります。
 
 

下り3番線に設置されている吊下式の駅名標です。電照式です。
JR東海・新幹線の標準デザインで、在来線とは違い漢字がメインです。
矢印はJR東海のコーポレートカラーであるオレンジです。
そして新横浜駅は特定都区市内制度における「横浜市内」の駅であるため、右側に「浜」マークが表示されています。
尚、東海道新幹線に駅ナンバリングは設定されていません。
 
 


東海道新幹線の新横浜駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、北東~南西方向にホームが延びています。
右(北西)のホームが右から1番線・2番線の順でいずれも上り東京方面、左(南東)のホームが右から3番線・4番線の順でいずれも下り新大阪・博多方面です。
内側の2・3番線が主本線で外側の1・4番線が副本線ですが、現在は全列車が停車するようになり、営業列車での通過列車はありません。
現在は基本的に外側の副本線をに『のぞみ』が使用し、内側の主本線に『ひかり』『こだま』が使用していますが、『のぞみ』の本数が多い事もあり例外が多々あります。また、列車本数が多い時間帯は2線を利用して相互発着(交互発着)の手法を取っています(他の『のぞみ』停車駅でも見られます)。
ホーム有効長は16両分で、現在は全番線にホームドアが設置されています。2008年まで通過列車が設定されていたため、2・3番線は国鉄時代の1985年にホームドアが設置されましたが、老朽化により新型へと取り替えられています。ホーム幅は主要駅の割にあまり広くありませんが、同じく『のぞみ』停車駅である名古屋駅や京都駅もあまり広くありません。
上屋は全16両分に設置されているものの、両前頭部は上屋部分から若干はみ出して停車します。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されていて、下りホームの3・4番線には売店(キヨスク)が2ヶ所あります。但し、下車客の割合が高くてホーム滞留時間が短くなる上りの1・2番線には売店が全くありません。
また、ホームの東京寄り(手前側)には東口改札口とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが、新大阪寄り(奥)には西口改札口とを結ぶ階段・上下方向ESが、それぞれ設置されています(車いす対応は東口側のみ)。尚、東西ともコンコース内に横浜線との乗換改札が設置されています。
写真は上り2番線より新大阪方を望む。2018年2月撮影。
 
 

2番線より東京方を望む。
すぐ先に上り線から下り線への片渡り線がありますが、営業列車は使用しません。
また左手には高架橋に沿って新横浜プリンスホテルがあります。
この先、市街地を抜けて住宅街に入り、東急東横線をオーバークロスするとトンネルを抜けて鶴見川を渡ります。その後は北北東へ走り、慶應義塾大学日吉キャンパスをトンネルでくぐり、さらに慶大矢上キャンパスもくぐると矢上川を渡って川崎市中原区に入ります。その後は左前方にタワーマンション群が見えてくると左へカーブして右から寄り添う横須賀線(品鶴線)と並走するようになり、武蔵小杉駅から大きく右へカーブして進路を東北東に変えると多摩川を渡り東京都大田区に入ります。そして東急多摩川線をオーバークロスすると掘割区間に入り、途中の谷の部分は高架橋になって駆け抜けます。第二京浜を越える前で台地を抜けて高架区間になると左へカーブして品川区に入り、住宅密集地の中を北北東へ走ります。そして左手に大崎の高層ビル群を見て右へカーブすると山手線が左から寄り添い、左へカーブしながら並走して東海道本線をオーバークロスすると八ツ山トンネルをくぐって港区に入り、トンネルを抜けると品川駅へと至ります。
 
 

2番線より新大阪方を望む。
こちらもすぐ先に上り線から下り線への片渡り線がありますが、営業列車は使用しません。
この先、市街地を抜けて丘陵に広がる住宅地の中を南西へ走りますが、左手に東海道貨物線の横浜羽沢駅が見えてくるとローカル度が上がります。その後は短いトンネルの連続で丘陵の住宅地や農村部の中を駆け抜けて、横浜市を出て大和市~藤沢市~綾瀬市~藤沢市~海老名市~藤沢市と変わっても同じような風景が続きます。そして寒川町に入ると平野部に出て住宅地の中を南西へ走り、倉見駅のすぐ南側で相模線をオーバークロスすると相模川を渡り、平塚市に入ります。その後は右手に丹沢山地の大山などを見て田園風景の中を南西へ走りますが、右前方の丘に個性的な戸建住宅が建ち並ぶニュータウン(日向岡)が見えてくると山間部に入り、短いトンネルが連続します。大磯町、二宮町と変わり、小田原市に入ると山間部を抜けて御殿場線をオーバークロスして、足柄平野の住宅街を走ります。そして左に東海道本線が寄り添うと酒匂川を渡り、市街地に入って小田原駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東海道新幹線の新横浜駅で駅の外に出たのは2005年頃と2018年、2020年の計3度です。新幹線と横浜線の乗換では何度か利用していますが、改札を出た回数はさほど多くありません。2018年と2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。新幹線駅は2面4線と中規模で、東北新幹線の大宮駅と比較して小さかったのですが、乗降客の数はこちらの方が多く、横浜都市圏の規模の大きさを実感しました。駅前は大型商業施設こそないものの市街地化されており、人通りが多かったです。また、横浜アリーナへの最寄駅で、日産スタジアムへも徒歩圏内です(最寄駅は小机駅)。
 
新幹線で当駅入りする場合、新宿からですと中央線快速で東京駅、または山手線内回りで品川駅まで行き、東海道新幹線下り列車に乗り換えて当駅下車です(行先・種別不問。全列車に自由席が連結されています)。ちなみに特急料金は東京駅からも品川駅からも同額ですが、運賃は異なります。さらに『Suica』などのICカードは利用できませんのでご注意下さい(指定席券売機で乗車券をお求め下さい)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から東海道新幹線の東京行き列車に乗り当駅下車です(種別不問)。こちらも余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅前に複数のコンビニがあり、飲食店も駅構内や駅前にチェーン店を含めて多数あります。また駅弁も販売していて、駅近くには「新横浜ラーメン博物館」もあります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東海道新幹線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新横浜駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東海のHP、Google地図、Wikipedia)