庄内駅【大阪府】(阪急宝塚線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府北西部、豊中市南部に広がる市街地に位置する阪急宝塚線の駅で、駅前は商業地区でアーケード商店街や豊南市場などがあり、多くの買い物客で賑わう下町の駅、
庄内駅 (しょうないえき。Shonai Station) です。
 
 
駅名  
庄内駅 (HK 42)   
 
所在地  
大阪府豊中市 
 
乗車可能路線  
阪急電鉄:宝塚本線  
 
隣の駅  
大阪梅田方……三国駅   
宝塚方…………服部天神駅  
 
訪問・撮影時  
2021年12月
 
 

庄内駅は地平駅で、ホーム大阪梅田寄りの地下に駅舎・改札口があります。
東西に出入口があり、駅舎は東西自由通路を兼ねていますが、すぐ南側に踏切があるため、駅を通り抜ける人は少ないと思われます。
右に東口が、左に西口があり、いずれも地下駅舎との間は階段とエレベーターで結ばれています。
写真は駅南側の踏切より北を望む。
 
 

 

西口です。上写真は北を、下写真は北東を望む。
西口出入口は線路と側道の間に設置されています。手前の南側に階段出入口が、奥の北側にEV出入口があります。出入口に段差はありません。
出入口は側道に面して開口していますが、側道に歩道がありませんので飛び出し注意です。横断歩道も信号機がありません。
尚、西口には駅前広場が整備されていません。バス停留所は後述の東口からの方が近いです(駅前にありません)。
 
 

西口駅前です。南を望む。後方に西口出入口があります。
駅西側は商店街が形成されていて、中規模の商業施設も複数あります。豊中市において、いや、阪急沿線においても結構下町的な雰囲気があります。
また、駅前を離れると住宅密集地が広がっていますが、これといった高級住宅街は見られません。
500m少々北の線路沿いには豊中市立庄内体育館、豊中市立ローズ文化ホールがあります。
そして市立ローズ文化ホールの西側には森友学園問題の舞台となった元国有地の土地があります。この土地に小学校を開校しようとしたものの問題が明るみに出たことにより中止になり、すでに建設された建物(校舎)が今も残っています(朝日新聞デジタルより)。
 
 

また、駅南側の踏切道西口側にはアーケード商店街「庄内WESTショッピングストリート」が西へ延びています。
沿道には商業施設「サンパティオ」やダイエー「グルメシティ庄内店」があります。
 
 

 

こちらは東口です。上写真は踏切道より、下写真は出入口前より、いずれも北を望む。
踏切道から少し北へ進んだ場所に出入口があり、東側(右)にも道路が延びています。道路は自動車通行可能ですが、西口駅前と比較すると交通量が少ないため、西口よりは危険度が低いです。それでも注意が必要ですが…。
出入口は階段・EVとも一緒で、中で階段通路とEV通路が分かれています。出入口に段差はありません。
東口も駅前広場がありませんが、約120m~150m東の国道176号線沿いにバス停留所が設けられています。
 
 

東口駅前です。南を望む。後方に東口出入口があります。
奥の踏切道に延びる道路の両側にはベンチや喫煙所があり、この道路が駅前広場の役目も担っています。
踏切を渡ると西口側へ抜けられます。
 
 

東口駅前です。東を望む。左手に東口出入口があり、右手が踏切です。
駅前から東へ向けては商店街「庄内駅前通商店会」が延びています。
また、左(北)へは商店街「庄内銀座通り」が延びており、約100m北の右手には「豊南市場」があります。
東側も駅から離れると住宅街が広がっています。
約500m北の国道176号東側にはパナソニックスマートファクトリーソリューションズの工場があります。
 
 

地下にある改札口です。北を望む。左が西口、右が東口です。
庄内駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にきっぷ確認用カメラ搭載のインターホンが設置されています(改札機の左側)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が5通路設置されていて、左端が幅広通路です。また、窓口に面した右端は点字ブロックが設置されていて、有人通路を兼ねています。
写真後方の通路沿いには自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能)。
トイレ・多機能トイレ(オストメイト設備あり)は改札内コンコースにあります。AED(自動体外式除細動器)も改札内にあります。
そして地上1階の各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
尚、駅構内にコンビニや売店はありません(改札内外とも)。東西の駅前にコンビニエンスストア「ファミリーマート」があります。
 
 

こちらは改札内より改札口を望む。
右手に下り1・2号線への階段・EVがあり、左手に上り3・4号線への階段・EVがあります。
後方にはトイレ・多機能トイレと各ホームへのESがあります。
改札口の奥に通路があり、左が東口、右が西口です。
そして、写真奥には自動券売機があります。
 
 

下り2号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
枠は旧型ですが阪急の標準デザインで、ナールではない新しい書体が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (HK 42)。宝塚線のラインカラーであるオレンジ色で書かれています。
 
 

 

庄内駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
右ホーム(西)が右から1号線・2号線の順でいずれも下り雲雀丘花屋敷・宝塚方面、左ホーム(東)が右から3号線・4号線の順でいずれも上り十三・大阪梅田方面です。
内側の2号線・3号線が主本線(通過線)、外側の1号線・4号線が副本線(待避線)です。また、1・2号線ホームから見て3・4号線ホームは若干宝塚方(後方)にずれています。
ホーム有効長は8両分で、ラッシュ時に運転される10両編成の列車は客扱いできません。
2021年12月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的にさほど広くなく、特に両端は絞られており結構狭くなっています。
上屋は全8両分に設置されていますが、列車が停車しない大阪梅田方の端の一部は雨ざらしになっています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
そして各ホームの中ほどから大阪梅田寄りにかけては地下にある改札口とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが設置されています。
写真は1号線より大阪梅田方を望む。
 
 

2号線より大阪梅田方を望む。少し先に踏切があります。
この先、左へカーブしながら上り勾配になり、盛土高架になると国道176号をオーバーパスして住宅街の中を南南東へ走ります。その後は高架橋区間になり、やがて右へカーブを始めると神崎川を渡って大阪市淀川区に入り、三国駅へと至ります。以前は神崎川手前で左へそれて神崎川を渡り、その後に右へ急カーブをして三国駅に至りましたが、この急カーブがスピードアップのネックだったため、三国駅周辺の高架化、線路移設を伴う線形改良、区画整理がセットで実施され、カーブが緩和されました、
 
 

2号線より宝塚方を望む。
ホーム端のすぐ先に3号線から2号線への片渡り線があります。3号線には出発信号機があり、非常時の折り返しに対応しています。
この先、地形に沿って上り勾配になり、住宅街の中を北上します。やがて平坦になり、左手に豊中市立ローズ文化ホールを見て走ると名神高速道路をアンダーパスします。その後は府道606号線(内環状線)をアンダーパスして、引き続き住宅街の中を北へ走ると服部天神駅へと至ります。1910年の開業時は服部天神駅でしたが、開業後まもなく服部駅に改称され、約100年後の2013年12月21日に服部天神駅へと戻されました。
 
 
あとがき  
私が庄内駅で下車(  乗車)したのは2021年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。2面4線の待避可能駅ですが、優等列車は全て通過します。改札は小規模な高架駅で、駅前は市街地の中のエアポケット化と思いきや、駅前に商店街があり驚きました。しかも昭和レトロなアーケードが残る商店街です。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の普通(行先不問)に乗車して当駅下車です(急行は通過します)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、東西の駅前にコンビニがあります。一方、飲食店は気軽に入れる店舗がさほど多くなく、駅前にチェーン店は「マクドナルド」「餃子の王将」「松屋」「宮本むなし」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪急宝塚本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は庄内駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)