滝山駅【兵庫県】(能勢電鉄妙見線。2017年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県南東部、川西市中部に広がる住宅地に位置する能勢電鉄妙見線の駅で、駅の少し東側には猪名川が流れている、
滝山駅 (たきやまえき。Takiyama Station) です。
 
 
駅名  
滝山駅 (NS 03)
 
所在地  
兵庫県川西市 
 
乗車可能路線  
能勢電鉄:妙見線  
 
隣の駅  
川西能勢口方………………絹延橋駅  
妙見口方・日生中央方……鶯の森駅  
 
訪問・撮影時  
2017年7月、2018年11月
 
 

 

滝山駅は地平駅で、川西能勢口方(南)の西側(下り妙見口方面ホーム側)に駅舎が設置されています。
平屋建てで、簡素ですが洒落たデザインです。出入口に段差はありません。出入口の目の前が車道なので、飛び出し注意です。
出入口前には飲料自動販売機が設置されています。
ちなみに、当駅では車いす利用者向けに各ホームにスロープ出入口が設けられています。出入口前に扉があり、鍵が掛かっています。インターホンでの申し出により遠隔操作で開錠されます。下り妙見口方面のスロープ出入口は駅舎左側にあり、扉のすぐ先の駅舎内には多機能トイレがあります。上り川西能勢口方面のスロープ出入口は踏切の反対側にありますが、上り側には多機能トイレがありません。川西能勢口方面へ行かれる際にトイレを使用される場合はインターホンで係員にお問い合わせ下さい。
尚、滝山駅に駅前広場は整備されていません。バス停留所は約100m南東の県道12号線沿いに設けられています。
上写真は北を、下写真は北東を望む。
 
 

駅前です。西を望む。踏切の先の右側に駅舎があります。
踏切手前の右手に上り線スロープ出入口が、駅舎の裏手には下り線スロープ出入口があります。
駅前は住宅街が広がっていますが、道路が狭く、自動車での通行はしんどいです。商店は少ないです。
また、駅西側は丘陵地になっていますが、丘陵上も萩原台などの住宅街が広がっています。
 
 

こちらは上写真奥の交差点より南西を望む。住宅街が広がっています。
約250m北には三輪神社があります。
また約300m南には川西市立川西北小学校があります。
そして駅の約550m南には兵庫県警川西警察署があります。
 
 

駅前です。東を望む。
左手に上り線スロープ出入口があり、後方に踏切が、左後方に駅舎と下り線スロープ出入口があります。
また、左側には無料駐輪場があります。約50m先では駅前道路がのせでんと並行する県道12号線に突き当たります。
 
駅東側も住宅地ですが、約100m先を猪名川が左から右へ流れているため、土地が少なくその分住宅も少ないです。商店も少ないです。
奥に見えるのは猪名川の対岸、大阪府池田市にそびえる五月山などの山々です。
ちなみに、滝山駅周辺に猪名川を渡る橋はなく、池田市側からは滝山駅を直接利用できません。渡し舟も存在しません。
 
 

改札口です。出入口より北を望む。
当駅では上下線ともこの改札口を利用する事になります(車いすを除く)。
滝山駅は無人駅で、窓口すらありません。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路ありますが、別途車いす用のスロープ出入口が設けられているため幅広通路が存在しません。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能です)。
トイレは改札を入って左側に設置されています。多機能トイレは下り線スロープ出入口を駅外側から入ってすぐの場所にありますが、スロープ出入口は駅外側、ホーム側ともに扉があり施錠されているため、利用される場合はホームのスロープ出入口扉前にあるインターホンで係員にその旨を伝えて下さい。
そして改札の先には階段があり、右側の階段を登ると下り線妙見口方面ホームで、左側の階段を下って地下道を経由すると上り線川西能勢口方面ホームです。
尚、滝山駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもありませんのでご注意下さい。
 
 

下り線ホームに設置されている建植式駅名標です。電照式ではありません。
能勢電鉄(のせでん)の新デザインで、右側に描かれているイラストテーマは、駅名のもとになった旧滝山村の地名から滝のある山をイメージしています(能勢電鉄HPより)。
ちなみに「滝」は2駅北の鼓滝駅近くにあったとされる「鼓滝」の事で、「鼓滝」がある山の事を「滝山」と呼んでいたことから当駅周辺の地名が「滝山」になりました。
駅ナンバリングも併記されています (NS 03)。
 
 

滝山駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。ホームはカーブを描いています。
号線(番線)は設定されておらず、左の西側ホームが下り線の妙見口方面・日生中央方面、右の東側ホームが上り線の川西能勢口方面です。
ホーム有効長は上下線とも6両分ですが、現状は4両編成の列車のみが発着します。上下列車とも後方4両分に停車します。
ホームドアは未設置です。ホーム幅は中央部こそやや広いものの、両端部は狭いです。
上屋は下りホームが川西能勢口寄り(手前側)の約2.5両分、上りホームが妙見口方の約3両分に設置されています。雨天時に降車される場合は妙見口寄りの車両にご乗車下さい(但し、下り列車の最後部は雨ざらしになるので、前側の扉から降車して下さい)。
各ホームにはベンチと空調完備の待合室があります。
そして下りホームの川西能勢口方の端近くには駅舎・改札口があり、上りホーム中ほどに改札口前からの地下道の出入口があります。
また、各ホームの川西能勢口寄りには車いす用のスロープ出入口がありますが、ホーム側にも施錠された扉があります。出入口をご利用の場合、また下り線側にある多機能トイレをご利用の場合はインターホンで係員にその旨を伝えて下さい。
写真は東側の上り川西能勢口方面ホームより妙見口方・日生中央方を望む。
 
 

東側の上り川西能勢口方面ホームより川西能勢口方を望む。
西側は高台になっていて、ホームより高い位置に住宅街が広がっています。
また、結構な急カーブ地点にホームが設置されているため、乗降の際はホームと車両の隙間から落下しないように細心の注意を払う必要があります。
 
 

  

西側の下り妙見口方面ホームより川西能勢口方を望む。
下りホーム端付近に駅舎・改札口と上り線ホーム行き地下道出入口があり、各ホーム端の先には踏切があります。
この先、左へカーブして住宅街の中を南下し、能勢電と並行する県道12号線と踏切で交差するとさらに左へカーブして引き続き住宅街の中を南南東へ走ります。最後は右へ急カーブして進路を南に変えると絹延橋駅へと至ります。
 
 

東側の上り川西能勢口方面ホームより妙見口方・日生中央方を望む。
この先、右を並行する県道12号線と一緒に右手に猪名川を見ながら住宅地の中をカーブの連続で走りますが、左側の法面や用地は線形改良前の旧線跡でしょうか? くねくねとカーブしながら北上すると鶯の森駅(うぐいすのもりえき)へと至ります。両駅間の距離は0.6kmと近く、カーブ区間でありながら比較的見通しが良いため、立ち並ぶ架線柱の間に鶯の森駅ホームを確認できます。
 
 
あとがき  
私が滝山駅で下車(乗車)したのは2017年、2018年の計2度です。2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。しかし、撮影が不十分だったため、翌2018年にリベンジ訪問しました。2面2線の小さな駅で、カーブ地点にホームがあります。駅舎は西側(下り線ホーム側)の1ヶ所のみで、上り線ホームとは地下道で結ばれています(上り線ホームには車いす用出入口が別途設置されています)。駅前は駅前の雰囲気が感じられず、普通の住宅街でした。道路は狭かったです。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、在来線のJR宝塚線普通・宝塚行きに乗り換えて川西池田駅で下車(川西池田駅まで普通が先着します)。北口からペデストリアンデッキを歩いて川西能勢口駅まで移動し、能勢電鉄妙見線の妙見口行きまたは日生中央行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪急の大阪梅田駅から阪急宝塚線の急行・普通の宝塚行きor雲雀丘花屋敷行きで川西能勢口駅まで行き(昼間は普通も川西能勢口駅に先着します)、能勢電鉄妙見線の妙見口行きor日生中央行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は一切ありません。最寄りの店舗は約550m南にある「関西スーパー」で、近くありません。必ず事前に用意して下さい。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません、能勢電鉄妙見線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は滝山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:能勢電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)