新三田駅【兵庫県】(福知山線【JR宝塚線】。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県三田市中央部の郊外に位置する福知山線【愛称:JR宝塚線】の駅で、駅近くに車庫がある事から当駅を始発・終着とする列車が多く、ウッディタウンなどのニュータウンの玄関口であり、大阪方面などへ向かう多くの通勤客・通学客で賑わう、
新三田駅 (しんさんだえき。Shin-Sanda Station) です。
  
 
駅名  
新三田駅 (JR-G 62)
 
所在地  
兵庫県三田市  
 
乗車可能路線  
JR西日本:福知山線 【愛称:JR宝塚線】  
 
隣の駅  
尼崎方………三田駅  
福知山方……広野駅  
 
訪問・撮影時  
2017年12月、2019年7月
 
 

 

新三田駅は地平駅で、西側のみに駅舎・改札口があります。
東側から駅へアクセスする場合、駅舎のすぐ北または南約100mにあるアンダーパスをくぐって西側へ回る必要があります。
駅舎は1986年(国鉄時代)の開業時からのもので、三角屋根が特徴の鉄筋コンクリート造平屋建てです(上写真左奥)。
正面と右側に出入口があります。いずれも段差がなく、バリアフリーに対応しています。
右側出入口前には飲料自動販売機があります。右側出入口の右側には駅舎に類似した三角屋根の建屋があり(上写真奥。下写真には写っていません)、コンビニ「セブンイレブン」が入居しています。
手前には駅前広場があります。ロータリーが2つあり、右側(南)がバスターミナルとタクシー乗り場、左側(北)が一般車送迎用です。住宅地とは距離がある事から、左側ロータリーにはひっきりなしに送迎の自動車がやって来ます。
上写真は東を、下写真は北東を望む。
 
 

 

駅前です。
上写真は駅舎前より、下写真は1番ホームより、いずれも西を望む。
駅西側は長らく市街化調整区域に指定されていた関係で開発が遅れており、店舗は駅敷地内改札外のコンビニのみで、駅前に立体駐車場があるほかは農地が広がっていました。
しかし、2016年に市街化区域に指定変更され、農地が区画整理されて開発が進みつつあります。
そして駅南側には工業団地が広がっていますが、駅周辺に住宅や商店は見られません。
駅の約1km西の丘陵上には北摂三田ニュータウン(ウッディタウン)の住宅街が広がっています。ニュータウン内には神戸電鉄公園都市線が通っていますが、公園都市線に乗って大阪方面へ向かう際はJR宝塚線との接続が三田駅になり、新三田駅乗車と比較して着席率が下がります。一方、新三田駅ですと対大阪では三田駅より手前に位置しており着席がより容易で、また始発列車も多いため、結果として新三田駅を利用する住民が多いです。そのため、新三田駅とニュータウンを結ぶバスの便が多く設定されていて、またマイカーでの送迎も多く見られます。言い換えれば、神鉄公園都市線の輸送量は低迷しています。
 
 

4番ホームより南東を望む。2017年撮影。
駅東側も長らく開発が進まず、駅前には田園と駐車場が広がっていましたが、近年再開発が進み、左手前にはロータリーが、中央にはスーパー「ラ・ムー」が完成しています。右奥に歩行者用のアンダーパス(地下通路)があり、駅の東西間の利用は比較的楽ですが、現時点でも東側に改札口がないため、西側へ回る必要があります。
また、線路の約100m東を国道176号線が並行しており、沿道には商店や住宅が点在していますが、農地の割合が高い印象です。
国道のさらに東側は山地になっていて、約2.5km北東には有馬富士(標高373.9m)がそびえています。
 
 

 

改札口です。上写真は東を、下写真は北を望む。
上写真後方と右に出入口があります。改札外コンコースは狭いです。
新三田駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が5通路ありますが、スペースの関係で右4通路が手前にずれています。一番左の自動改札通路が幅広通路で、窓口に面した左端が有人通路です。
改札口の左手前には『みどりの窓口』があり、さらに左手前には指定席券売機『みどりの券売機』と近距離きっぷ用の自動券売機(ICチャージ可)があります。改札内には自動精算機(ICチャージ可)があります。
また、改札口を入って右側にはトイレと多機能トイレがあります。
そして、改札口の先は下り階段で、地下道を経由して各ホームへの上り階段が分岐しています。また、トイレの先で右へ曲がるとエレベーター乗り場に通じていて、こちらは跨線橋を介して各ホームに通じています。新三田駅はバリアフリーに対応しています。
右側の出入口を出て正面に進むとコンビニ「セブンイレブン」があります(改札外店舗です)。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り1番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
JR西日本の標準デザインで、下部はJR宝塚線および福知山線のラインカラー(黄色)に塗られています。
尚、駅ナンバリング「JR-G 62」が導入されていますが、この駅名標には表示されていません。柱に設置されている縦型の駅名標に表示されています。
 
 

新三田駅は島式ホーム2面4線の地平駅(盛土により半高架構造)で、南南東~北北西方向にホームが延びています。
 
右ホーム(西)が右から1番のりば、2番のりばの順でいずれも下り篠山口・福知山方面、左ホーム(東)が右から3番のりば、4番のりばの順でいずれも上り尼崎・大阪・京橋方面です。
外側の1・4番のりばが主本線(通過線)で、内側の2・3番のりばが副本線(待避線・折返線)です。尼崎方面からの当駅折り返し列車は主に3番のりばを使用しますが、一部は下り線の2番のりばも使用します。尼崎方面からの折り返し列車~篠山口方面列車を乗り換える際は上下移動を伴う場合がありますので、注意が必要です。また、3番のりばは福知山方面への発車も可能です。
 
ホーム有効長ですが、新三田駅が1986年の電化と同時に開業した事もあり客車列車の運行は想定されておらず、きっちり8両分です。2019年7月時点でホームドアは未設置で、ホーム幅は普通です(両端部は狭くなっていません)。
上屋は全8両分に設置されています。
各ホームには少なくとも飲料自動販売機と空調完備の待合室(ベンチあり)が設置されています。待合室以外の部分にベンチがあるかどうかは確認し忘れました(おそらくあると思いますが…)。
そして各ホーム中ほどに地下道への階段があり、尼崎方(奥)にエレベーターの跨線橋があります。
写真は3番のりばより尼崎方・大阪方を望む。
 
 

こちらは走行中の電車より篠山口方・福知山方を望む。
左から1番のりば~4番のりばの順です。
外側の線路が主本線、内側の線路が副本線で、列車のスムーズな折り返しが可能な構造になっています。
一方、配線の関係で折り返し列車は内側の2番のりば・3番のりばにしか発着できません(後方に両渡り線はありません)。
 
 

3番のりばより尼崎方・大阪方を望む。
この先、右手に工業団地を見て田園が主体の郊外風景の中を南南東へ走ります。右手の遠方、丘陵上には北摂三田ニュータウンが見えます。しばらくして左へカーブすると引き続き田園の中を南東へ走り、やがて左手に三菱電機の工場が見えてくると市街地に入り、右手に三田市役所を見てから左へカーブして進路を東南東に変えると、三田市の代表駅である三田駅へと至ります。
 
 

1番のりばより篠山口方・福知山方を望む。現在、左側の農地が開発中です。
また、当駅より先は本数が半減しますが、篠山口駅まで複線区間が続きます。
この先、左側を流れる武庫川に沿って田園風景の中を北北西へ走り、やがて左へカーブして進路を西北西に変えると左手に新三田電留線(車庫)を見て走ります。その後は青野川を渡り、右手に住宅を見て築堤上を右へカーブしながら走ります。そして武庫川を渡ると地平区間に戻り、左手に住宅地を見ながら北上すると広野駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が新三田駅で下車(乗車)したのは2000年、2017年、2019年の計3度です。2000年はバスでウッディタウン中央駅へ向かうために下車しました。2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。そして2019年はドライブがてら武田尾駅を電車で訪問するために、駅前の駐車場で車を止めた上で当駅を利用しました。2面4線と構内は広かったですが、意外と駅舎は小さく、また駅前も意外と開発途上でした。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の新快速以下で大阪駅まで移動します。そしてJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速のいずれかに乗り当駅下車です(宝塚行きを除く)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速のいずれかに乗り、当駅下車です(宝塚行きを除く)。早朝や深夜は普通列車が最先着となる場合があります。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがありますが、駅前に気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りの飲食チェーン店は約250m北東の「コメダ珈琲店」で、約300m西には「スターバックスコーヒー」もあります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。JR宝塚線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は新三田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)