下関駅【山口県】(山陽本線。2010年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
山口県南西部、県内最大の都市である下関市の中心市街地に位置する山陽本線の駅で、JR西日本とJR九州の境界駅である、
下関駅 (しものせきえき。Shimonoseki Station) です。
 
尚、写真は2010年以前のものです。現在は駅が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名
下関駅 (JR西日本の管理駅)  
 
所在地
山口県下関市        
 
乗車可能路線
JR西日本:山陽本線 (広島・神戸方面)  
JR九州:山陽本線 (門司・小倉方面)   
(※) 山陰本線 (JR西日本) の列車が幡生駅から当駅まで乗り入れます。  
下関市:火の山ロープウェイ……壇ノ浦駅まで路線バスで15分、「火の山ロープウエイ」下車。
 
隣の駅 
JR西日本・山陽本線 (駅番号なし)    

神戸方……幡生駅    
 

JR九州・山陽本線 (JA 53)  

門司方……門司駅 (福岡県)  
 
訪問・撮影時
2010年10月  
 
 

2005年当時の東口です。西を望む。
当時は1942年に完成した三角屋根の駅舎が残っていました。改札口は高架下です。以前より駅舎を通って西側へ通り抜けられました。
翌2006年、放火により焼失してしまいました…。
また、東口駅前にはバスターミナルが設けられています(現在もあります)。
 
 

こちらは2010年に撮影した東口です。西を望む。
当時は仮駅舎で営業していて、高架橋との接続部分に三角屋根を再現した駅名看板がありました。
その後、2014年には左の駐車場部分に新しい駅ビルが建設され、2階にも出入口が設置されました。
 
 

東口駅前です。ペデストリアンデッキより東を望む。右後方に駅舎があり、右の離れた場所に「大丸」があります。
駅東側は下関市の中心市街地で、ビルや商店が立ち並んでいます。
約700m東に「海峡ゆめタワー」があり、約2.4km北東には唐戸市場があります。
また、駅の南東側は関門海峡で、対岸には九州が見えます。
約2km南南東の関門海峡上には宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたとされる巌流島(船島)があります。
 
 

こちらは西口です。東を望む。
東口と違い、昔も今も駅ビルはありません。現在は出入口や高架橋周りがリニューアルされています。
西口には小さな駅前広場があり、タクシー乗り場と一般車送迎場として使用されています。バス停留所は南側(右)の県道250号線沿いにあります。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に西口があります。
こちらはビルや商店、民家は少なく、正面の駐車場の先は小瀬戸(海峡)になっています。
小瀬戸の先は彦島(有人島)です。奥に見えるのは彦島内の山です。彦島とは約1.5km南にある橋で繋がっています(路線バスでアクセス可能)。
彦島の西端部近くには南風泊市場があります(約5.5km西)。
 
 

2010年当時の改札口です。南東を望む。当時は1階にありましたが、2014年(?)に2階へと移されました。
昔も今も交通系ICカード『SUGOCA』などに対応の自動改札機が設置されています。下関駅はJR西日本の管理駅ですが、ICカードは九州方面しか利用できません。その事から、チャージは改札内にあるチャージ機のみの取り扱いになっています。
また、自動券売機と『みどりの窓口』もあります。
改札口へは2階ペデストリアンデッキからもアクセス可能です。
ちなみに現在、1階は商業施設に生まれ変わっておりスーパーなどのテナントが入っています。コンビニ「セブンイレブン」もあります。改札内に売店・コンビニはありません。
トイレ・多機能トイレですが、改札外は1階北西側高架下、改札内は2階コンコースに、それぞれ設置されています。
そして、1階と2階改札の間には階段・上下方向ES・EVが、2階と3階各ホームの間には階段・上りES・EVが、それぞれ設置されています。
 
 

吊下式駅名標です。電照式です。
下関駅はJR西日本の管理駅なのでJR西日本のデザインです。
ちなみに山陰本線の終点駅は下関駅ではなく幡生駅なのですが、山陰本線の全列車が下関駅まで乗り入れます。

また、JR九州区間においては当駅に「JA 53」の駅番号が導入されていますが、西日本の駅名標に反映されているかどうかは不明です。
 
 

下関駅は島式ホーム3面6線の高架構造で、他に側線が複数あります。北北東~南南西方向にホームが延びています。
 
側線も含めて東側から番線が付番されていて、「のりば」の番号は番線に準じています。
左端(東)にはホームのない線路が2本あり(1番線、2番線。1番線は下り本線)、左のホームの左が3番のりば(山陰本線からの当駅終着列車が使用)、右が4番のりば(山陽本線神戸方からの当駅終着列車が使用)です。
そして中線(5番線)があり、中央のホームの左が6番のりば(山陽本線上り新山口・神戸方面列車が使用)、右が7番のりば(山陽本線上りの一部列車と下り門司・九州方面列車が使用)です。
さらに右ホーム(西)の左が8番のりば(山陽本線上りの一部列車と下り門司・九州方面が使用)、右が9番のりば(山陰本線上り長門市・京都方面が使用)です。9番のりばの右にはホームのない10番線(上り本線)があります。
 
ホーム有効長はかつてブルートレインなどの長編成列車が多数運転されていた事もあり長く、全ての乗り場で13両分は確保されています。主要駅だけありホーム幅は広いです。
上屋も各ホームとも11両分は確保されています。尚、4・6・7・8番のりばは4両分が電車用にかさ上げされているため、ステップ付きの気動車は嵩上げが行われていない3番のりばと9番のりば限定で使用しています。
各ホームにはベンチが設置されています。また、改札口への階段等は後方の神戸方(北側)にしかありません。
写真は6番のりばより門司方を望む。
 
 

7番のりばより神戸方・山陰本線方を望む。ホーム端近くに改札階とを結ぶ階段等があります。
この先、左へカーブして高架区間で市街地を北上しますが、やがて住宅街へと変わると地平区間になります。その後はJR貨物の幡生操車場を見て走り、山陰本線の終着駅である幡生駅へと至ります。東には下関総合車両所が隣接しています。
  
 

6番のりばより門司方を望む。これより先はJR九州の区間になります。
この先、高架区間で市街地を南南西へ、右手の地平部に下関総合車両所運用検修センターを、左の地平部にJR貨物・下関駅(下関貨物駅)を見て走ります。その後は小瀬戸(海峡)を渡って彦島に入り、左へカーブすると山地に突っ込む形で関門トンネルへと入ります。トンネルに入ると下り勾配で南東へ走り、福岡県北九州市門司区に変わる関門海峡の中間地点付近から上り勾配に転じます。そして九州に入ると右へカーブして鹿児島本線・小森江駅の直下を通過し、進路を南南西に変えるとトンネルを出て鹿児島本線の上下線間を走るようになります。その後は地平レベルまで登り、市街地を見ながらデッドセクションを通過すると直流電化から交流電化に変わり、山陽本線の終着駅である門司駅へと至ります。下関駅から運転される電車のうち大半が鹿児島本線・小倉駅まで直通し、朝と夕方以降は小倉以遠にも直通します(主に日豊本線方面)。
 
 
あとがき
私が下関駅で下車(乗車)したのは少なくとも1999年、2000年、2005年、2010年の4度はあります。全てが乗り鉄絡みで、1999年は山陽本線の乗りつぶしのため、2000年と2010年は九州への移動の際に宿泊するため、2005年は市内にある火の山ロープウェイに乗りに行った際に、それぞれ利用しました。国鉄時代の雰囲気を残す高架駅で、以前は東側に三角屋根の駅舎がありましたが、放火により焼失し、現在は立派な駅ビルが建っています。駅前は再開発により整然とした市街地になっていますが、北側には古い街並みが残っていました。
   
東京からですと東京駅から東海道・山陽新幹線に乗り小倉駅で下車します。そして山陽本線直通の下関行きに乗り換えて当駅下車です。新幹線を乗り継いで新下関駅経由のルートもありますが、小倉乗換が運賃・料金ともやや高いものの一番本数が多くて便利です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:約8時間)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線に乗り小倉駅下車、以降は上記のルートで到達可能です。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:12時間少々)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅や駅近くにコンビニがあり、飲食店も駅や駅前にチェーン店を含めて一定数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、山陽本線および山陰本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は下関駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、下関市のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)