桜井駅【大阪府】(阪急箕面線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府北西部、箕面市の南西部に広がる閑静な住宅街に位置する阪急箕面線の駅で、以前は千里線を当駅まで延伸する構想が存在した、
桜井駅 (さくらいえき。Sakurai Station) です。
 
 
駅名
桜井駅 (HK 57)
 
所在地
大阪府箕面市 
 
乗車可能路線
阪急電鉄:箕面線  
 
隣の駅
石橋阪大前方……石橋阪大前駅  
箕面方……………牧落駅  
 
訪問・撮影時
2020年10月
 
 

桜井駅は地平駅で、北側のみに平屋建ての駅舎を有しています。
南側からアクセスするには駅舎の約50m西(写真右外)にある地下道を通って北側へ回る必要があります(地下道は階段のみ)。
南口開設の要望があるものの、実現には至っていません。
駅舎は平屋建てで小さく、入ってすぐの場所に改札口があり、オープン構造です。出入口に段差はありません。
尚、駅前広場はありません。設置の計画があるものの、再開発がなかなか進んでいません。
バス停留所は約60m北東の幹線道路沿いに設けられています。
写真は南を望む。
 
 

駅前です。北を望む。後方に駅舎があります。
右側には再開発用地(空地)があり、工事用のフェンスで仕切られています。
周辺は閑静な住宅街で、やや狭い駅前通り沿いには商店が立ち並んでいます。
駅北側には高級住宅街も形成されています。
遠方には箕面の山々を望めます。
 
一方、駅南側も住宅街が広がっており、約120m東の線路南側にはスーパー「ダイエー」があります。
約600m南、豊中市域の丘陵上には箕面自由学園(幼稚園、小学校、中学校、高等学校)があります。
 
 

駅前です。東を望む。右側に駅舎があります。
駅東側は再開発が徐々に進んでいて、正面には真新しい複合ビル(マストメゾン箕面桜井。低層階…商業施設、高層階…マンション)があります。
但し再開発の速度は遅いです。
 
 

改札口です。南を望む。
桜井駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています(写真中央の自動精算機のような設備)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4通路設置されていて、右端が幅広通路です。左端は窓口に面していて、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
そして改札を通って右には箕面方面下り1号線に通じる階段が、左には1号線に通じるスロープおよび石橋阪大前方面上り2号線に通じる地下道への階段があります。2号線へのエレベーターはスロープで1号線へ上がった先に設置されています。地下道の反対側には2号線行きのエレベーターがあります。桜井駅はバリアフリー対応ですが、駅南側からのアクセスに難があります(約100m東の踏切への迂回が必要)。
トイレ・多機能トイレは写真右側、1号線ホームにあります。
尚、桜井駅構内に売店・コンビニはありません。駅前に「デイリーヤマザキ」があり、駅東側の再開発ビル「マストメゾン箕面桜井」内に「ローソン」があります。
 
 

1号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急の標準デザインで、支線でありながら書体が新しいです。隣駅の石橋駅が石橋阪大前駅に改称されたため、改称日の2019年10月1日に取り替えられました。
駅ナンバリングも併記されています (HK 57)。
 
 

 

桜井駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、西南西~東北東方向にホームが延びています。
右(北)が1号線で下り箕面方面(箕面行きのみ)、左(南)が2号線で上り石橋阪大前方面(大阪梅田行きを含む)です。
ホーム有効長は8両分ありますが、現在、1号線の営業列車は4両編成のみです(回送しか運転されません)。また、2号線は平日朝ラッシュ時のみに運転される大阪梅田行き電車のみ8両編成になります。ホームドアはありません。ホーム幅は2号線の中ほどがやや広いのみで、その他の部分は狭く、各ホームの両端は特に狭いです。
上屋は1号線が箕面寄り(手前側)の約3.5両分、2号線が箕面寄りの約4両分に設置されています。上下列車とも雨ざらしになる箇所が発生しますので(下りの両端、上り大阪梅田行きの梅田方約2.5両、箕面方約1.5両)、雨天時の乗降は要注意です。
1号線にはトイレと多機能トイレがあり、2号線にはベンチ・飲料自動販売機・空調完備の待合室が設置されています。
2枚とも、写真は2号線ホームより石橋阪大前方を望む。
 
 

1号線より石橋阪大前方を望む。
この先、住宅街の中を西南西へ走り、左手に箕面市立第三中学校が見えてくると左へカーブして進路を南西に変えます。その後、国道171号線をアンダーパスすると一旦豊中市に入りますが、左手に保線基地が見えてくるとすぐに池田市へ入ります。そして今度は国道176号線をアンダーパスすると終点の石橋阪大前駅へと至ります。線内列車は行き止まり式の5号線に発着し、大阪梅田直通列車は連絡線上にある4号線に発着します。
 
 

2号線より箕面方を望む。
この先、住宅街の中を東北東へ走りますが、やがて大きく左へカーブして進路を北寄りに変えます。その後は正面に箕面の山々を遠望しつつ高級住宅街である百楽荘地区の西側を北上すると、牧落駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が桜井駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。隣の牧落駅と同様に閑静な住宅街の中にある小さな駅といった印象でした。また、駅前は雑然とした街並みで、再開発もなかなか進んでいない様子でした。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の急行・宝塚行きまたは普通・雲雀丘花屋敷行きに乗車して石橋阪大前駅で下車します。さらに箕面線の箕面行きに乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがありますが、気軽に入れる飲食店は駅前にありません。最寄りの飲食チェーン店は約400m南東の「なか卯」です。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪急箕面線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は桜井駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)