第1462回('21) 近鉄大阪線の桜井周辺の駅を降り鉄してから大阪で宿泊    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2021年11月12日~14日、2泊3日の日程で、主に近鉄吉野線と阪和線の乗り鉄&降り鉄の旅に出かけました。
2泊3日と言っても初日は大阪のホテルへ移動しただけですが…。
2日目は近鉄の期間限定フリーきっぷ『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』(1,000円)を利用して奈良県南部の近鉄吉野線や近鉄大阪線方面を乗り鉄・降り鉄していき、最終日の3日目はJR西日本の『秋の関西1デイパス』(3,600円)を利用して主に阪和線方面を乗り鉄・降り鉄してからJR神戸線で帰宅しました。
また、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、私自身も8月下旬から9月上旬にかけてワクチンを接種しましたが、今までと変わらずマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底いたしました。
 
今回は2日目終盤の内容です。
近鉄吉野線の降り鉄を途中で切り上げて、近鉄橿原線経由で大和八木駅から東へ、近鉄大阪線の駅を1駅ずつ降り鉄していきました。
2020年にも訪問した長谷寺駅まで行ったところで夜になったため、急行で一気に大阪難波駅へと戻りました。
大阪難波駅で食事を済ませてから最後は地下鉄四つ橋線で大国町駅へと移動し、宿泊しました。
近鉄線内は『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』を利用しました。
   
今回の日程  2021年11月13日  (土)   【終盤】   
 
橿原神宮前1440(近鉄橿原線)1445大和八木1521(大阪線)1524耳成1544(区間準急)1546大福1607(区間準急)1609桜井1635(急行)1637大和朝倉1658(急行)1701長谷寺1719(上り急行)1803鶴橋1818(奈良線→難波線・快速急行)1824大阪難波/なんば1904(Osaka Metro四つ橋線)1905大国町  
 
【宿泊】  
  
橿原神宮前駅からは14時40分発の橿原線上り普通・大和西大寺行きに乗車しました。角屋根車の1021系4連で、最後部車両で着席しました。発車時点で大半の席が埋まりました。道中は住宅街や畝傍山などの車窓風景を眺めて過ごし、3駅目の大和八木駅で下車しました。下車後は橿原線ホーム、大阪線ホームと南北の出入口・駅前を撮影しました。駅前は市街地で、橿原市内の駅で一番栄えていました。橿原市の代表駅はJR桜井線の畝傍駅とされていますが、畝傍駅前は大和八木駅前と比較して寂れている印象です。奈良県と三重県においてはJRより近鉄の駅前の方が栄えているケースが多く見られます(例:橿原市、奈良市、四日市市、鈴鹿市など)。
 
 

 

 
大和八木駅では大阪線に乗り換えて、東へ進みます。長谷寺駅以東は三重県の川合高岡駅まで制覇済みなので、今回は日没までに大和朝倉駅までの制覇を目指して1駅ずつ降り鉄していきます。乗車したのは15時21分発の下り普通・大和朝倉行きで、いずれも丸屋根車の2430系4連+2410系2連でした。南大阪線系統もそうですが、大阪線系統も旧型の丸屋根車がまだまだ活躍していますね。関西の大手私鉄は車両を大事に使う傾向があり、阪神を除く4社は昭和40年代に製造された車両がまだまだ頑張っています。あの名鉄でも最古参車両は昭和50年代製造ですw この普通は空いていて、私は最後部車両(2410系側)に乗りました。着席して水分補給をしつつ車窓風景を眺めて、次の駅の耳成駅(みみなしえき)で下車しました。住宅地の中にある小駅で、地下に改札があります。駅名の由来となった大和三山の一角を占める耳成山は駅の西側にそびえています。先ほど乗車した列車から見えましたが、平地の中にポツンと小さな山がある感じです。古墳ではなく自然の山です。
 
 

 

 
耳成駅からは15時44分発の大和朝倉行き区間準急に乗車。区間準急と言っても奈良県内は各駅停車です。角屋根車の1620系4連+1253系2連で、私は最後部車両(1253系側)に乗り込みました。車内はガラガラで、着席して道中は住宅地の車窓風景を眺めました。そして私は次駅の大福駅で下車しました。縁起がよさそうで食欲をそそる駅名の大福駅は先ほどの耳成駅と類似した感じのレイアウトで、やはり地下に改札口があります。駅前は住宅地が広がっていますが、駅前道路の南側を望むとJR桜井線の踏切が見えました。近くに香久山駅があります。
 
 

 

 
大福駅では16時07分発の区間準急・大和朝倉行きに乗りました。9200系4連で、私が乗り込んだ最後部車両はガラガラで、扉間のロングシートを独占しましたw 道中はローカル度が増した車窓風景を眺めて過ごし、田原本線の前身である大和鉄道線の廃線跡も確認しました。私は次駅の桜井駅で下車しました。桜井駅は盛土高架駅で2面2線、高架下に駅舎があります。高架下からは南に併設のJR駅へ南北自由通路が延びています。今回は近鉄側の北口駅前のみを散策しました。北口は郊外の雰囲気もありましたが、その分整然とした街並みでした。
 
 

 

 
日がだいぶ西へ傾いてきました。明るいうちに大和朝倉駅も訪問できそうです。桜井駅からは16時35分発の急行・伊勢中川行きに乗車しました。急行も桜井駅からは三重県の榊原温泉口駅まで各駅に停車していきます。良い言い方をすれば長距離直通列車による利便性確保、悪い言い方をすれば特急誘導ですw 2610系4連+2430系2連で、2610系はその昔、4扉ながらクロスシート車でした(現在はロングシートに改造)。私は最後部車両(2430系)に乗り込みましたが、半分程度の席が埋まっていました。私は着席して、今回も車窓風景を眺めました。そして1駅目の大和朝倉駅で下車しました。大和朝倉駅は三重県まで続く山間部の入口にある駅で、2面4線の構造ゆえに当駅で折り返す列車が多いです。駅前はいわゆる「田舎」ですが、南口側は丘陵上にニュータウンが開発されています。
 
 

 

 
大和朝倉駅の駅前を散策していると、少しずつ暗くなってきました。一応、大和朝倉駅の訪問をもってミッション達成なのですが、実は前年、隣の長谷寺駅を訪問した際に確認し忘れた箇所があったため、急遽リベンジ訪問することにしました。という事で、16時58分発の急行・青山町行きに乗車しました。2800系4連で、最後部車両は大半の席が埋まっていましたが私は着席し、暗くなりかけている中、眼下に広がる谷を眺めました。そして私は次駅の長谷寺駅で下車しました。長谷寺駅は前年に訪問済みなので、下車後はすぐに改札を出ました。そして前回確認し忘れていたのは、駅舎西にある駅南側とを結ぶ地下道の出入口でした。目立たない位置にあるため、前回は気づきませんでした。今回は下調べしていたため、すぐに見つけることができ、撮影しました。その後は地下道を通って駅南側へ行き、地下道出入口と駅前を撮影しましたが、山間部ゆえ早い時間に相当暗くなってしまい、まともに撮影できなかったのが悔やまれます…。 
 
 

 

 
もう暗くなってしまったので降り鉄は終了として、大阪で予約しているホテルへ向かうことにします。長谷寺駅からは17時19分発の上り急行・大阪上本町行きに乗車。2410系2連+4連で、私は最後部車両(4連側)に乗り込みました。車内は空いていて、私は着席しました。もう夜になっているので車窓風景は諦めて、道中はひたすらスマホを操作していました。また、折角近鉄を乗り鉄しているのだから、途中の大和八木から特急にでも乗ろうかとも思いましたが、時刻を調べると運悪く乗継良好な特急がなかったため、今回はこのまま急行で大阪まで戻る事にしました。大和八木を過ぎても乗客は大して増えず、多くの空席を残したまま急行は大阪上本町を目指します。大阪府に入って河内国分駅を発車すると布施駅まで11駅連続で通過しますが、先行列車がつかえて速度があまり上がりませんでした。布施駅からは奈良線との複々線区間に入り、18時03分に鶴橋駅に到着。私は終点の大阪上本町駅まで乗り通さずにここで下車しました。
 
 

 
鶴橋駅で下車したのは、JRの駅に用があったからです。下車後は改札を出ましたが、駅前には鶴橋らしく焼肉の匂いと煙が漂っていました。そしてJRのコンコースへと向かい、翌日に使用する『秋の関西1デイパス』(3,600円)を購入しました。『秋の関西1デイパス』も『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』と同様に前日までの発売なので困ります…。それにしても『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』はJRの1デイパスよりフリーの範囲が狭いとはいえ、1,000円なのは太っ腹ですね。大阪難波~近鉄奈良や京都~近鉄奈良だけの往復利用だけでも元が取れてしまいますw 『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』は期間限定なのも悔やまれます。
 
 

 
『秋の関西1デイパス』を購入後は近鉄のホームへと戻り、今度は奈良線のホームから発車する18時18分発の上り快速急行・阪神線の神戸三宮行きに乗車しました。9820系6連+9020系2連で、いずれも一般車では最新型の「シリーズ21」の車両です。しかし、近鉄において一般車の新造は2008年をもって中止されていて、この間にも関西の他の大手私鉄は少しずつでも新旧交代が進んでいるため、近鉄一般車のみが車両の置換が止まっている状態です。スナックカーが引退するなど特急の世代交代は進んでいるため、一般車に手を付けるのはいつになるでしょうか? 私は例のごとく(?)最後部車両(9820系)に乗り込みましたが、車内は満席で立客もそこそこいる状態でした。私はドア脇に陣取り、道中はスマホを操作していました。発車後、快速急行はすぐに地下区間に入り、大阪上本町、近鉄日本橋と各駅に停車していきます。そして私は3駅目で阪神との境界駅である大阪難波駅で下車しました。この電車に乗り続ければ帰宅できるのですが、翌日も早朝の時間の活用が目的で大阪にて宿泊します。また、『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』は阪神電車では利用できません。
 
 

 
近鉄の管理駅である大阪難波駅で下車後は、改札内コンコースにある駅ナカ飲食店「粋麺あみ乃や」で伊勢うどんを食べました。ここの伊勢うどんはテレビの関西ローカル番組で紹介されていたので、1回食べてみたかったです。伊勢に行かずして美味しい伊勢うどんを食べられました。まぁ、近鉄からしたら電車で伊勢まで行って食べてほしいところでしょうね…。
 
 

 

 
夕食後は西側の改札口から外に出て、これをもちまして本日は近鉄とお別れです。そしてすぐ近くにあるOsaka Metro・なんば駅の改札を『ICOCA』で通って四つ橋線ホームへ。四つ橋線に乗るのは久しぶりです。なんば駅からは19時04分発の住之江公園行きに乗車しました。23系6連で、最後部車両はほぼ満席だったため私はドア脇に陣取りました。道中はしばしスマホを操作して過ごし、次駅の大国町駅で下車しました。
 
 

 
大国町駅は四つ橋線と御堂筋線が同一ホームで乗換可能な便利な駅で、東京で言えば銀座線と丸ノ内線の乗換駅である赤坂見附駅のような駅です。しかも大国町駅は戦前に両路線の乗換駅として機能していた点が凄いです。下車後はその大国町駅ホームを撮影してから改札を通って地上へ出ました。そしてコンビニで買い出しをしてから駅前の「アパホテル」へチェックイン。インバウンド全盛の頃はアパホテルの料金が私の予算より少々高く、そして何より満室続きで予約すらできませんでしたが、コロナ禍により稼働率が減少し、料金も下がってきたため私でも手が届くようになりましたw チェックイン後は部屋へ直行し、入浴を済ませてからはテレビを観ながらスマホを操作してくつろぎました。そして翌日も早朝スタートであるため、22時には就寝しました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)