第1461回('21) 近鉄吉野線を乗り鉄・降り鉄(2)    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2021年11月12日~14日、2泊3日の日程で、主に近鉄吉野線と阪和線の乗り鉄&降り鉄の旅に出かけました。
2泊3日と言っても初日は大阪のホテルへ移動しただけですが…。
2日目は近鉄の期間限定フリーきっぷ『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』(1,000円)を利用して奈良県南部の近鉄吉野線や近鉄大阪線方面を乗り鉄・降り鉄していき、最終日の3日目はJR西日本の『秋の関西1デイパス』(3,600円)を利用して主に阪和線方面を乗り鉄・降り鉄してからJR神戸線で帰宅しました。
また、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、私自身も8月下旬から9月上旬にかけてワクチンを接種しましたが、今までと変わらずマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底いたしました。
 
今回は2日目中盤の内容です。
下市口駅からも引き続き近鉄吉野線の乗り鉄・降り鉄をしました。
吉野方面から橿原神宮前方面へ1駅ずつ戻っていきましたが、時間の都合により途中の壺阪山駅で吉野線降り鉄を中止して、次へと進みました。
乗車券は『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』を利用しました。
   
今回の日程  2021年11月13日  (土)   【中盤】  
 
下市口1026(近鉄吉野線)1029大阿太1059(普通)1102福神1134(普通)1137薬水1208(普通)1211吉野口1245(普通)1247葛1314(普通)1317市尾1350(普通)1352壺阪山1420(普通)1428橿原神宮前   
 
【終盤へ続く】 
  
下市口駅からは10時26分発の近鉄吉野線上り普通・橿原神宮前行きに乗車しました。データイムは一般列車の南大阪線との直通運転は中止され、線内運転列車ばかりです。車両は丸屋根車の6020系6051F4連で、前年までラビットカー塗装だった編成でした。私は最後部車両に乗り込みましたが車内は空いていて、余裕で着席できました。道中は車窓風景を眺めて過ごし、次駅の大阿太駅で下車しました。大阿太駅は山間部にある小駅で、小さな駅舎があります。駅前は民家が見られませんでした。下車時点では近鉄の社員が駅を巡回していましたが、しばらくすると去っていきました。駅前を軽く散策後はホームのベンチで早朝に買っておいたパンを食べて、昼食としました。
 
 

 
大阿太駅では10時59分発の普通・橿原神宮前行きに乗車。角屋根車の6620系4連で、私が乗車した最後部車両は空いていたため、着席して山間部の風景を眺めました。そして私はトンネルをくぐって到着した福神駅で下車しました。この下車列車は橿原神宮前方から来た16200系の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」と行き違いました。
 
 

 
縁起がいい駅名である福神駅は吉野線で唯一となる橋上駅舎を有する駅で、北側は山あいのローカル風景が広がっていますが、南側の丘陵地は副駅名にもなっている「花吉野ガーデンヒルズ前」という新興住宅地が開発されています。そのため、特急も停車させていますが、この駅も大和上市駅と同様に2021年初頭に無人化されています。
 
 

 
福神駅からは11時34分発の普通・橿原神宮前行きに乗りました。丸屋根車の6200系4連で、乗り込んだ最後部車両は空いていました。私は着席して山間部の車窓風景を眺めて過ごし、次駅の薬水駅で下車しました。1面1線で駅舎がありませんでした。駅は高台にあり、西側の谷にはJR和歌山線が並行していますが、和歌山線に駅はありません。駅周辺は民家も少なく、大手私鉄の駅の中でも相当ローカル度が高い駅であると言えます。
 
 

 

 
薬水駅では12時08分発の橿原神宮前行き普通に乗車しました。6020系4連で、この電車の最後部車両は大半の席が埋まっていました。私は空席に座り、道中は山あいの車窓風景を眺めて、1駅先の吉野口駅で下車しました。吉野口駅は和歌山線との乗換駅で、JR西日本との共同使用駅です(JR西日本の管理駅)。改札内で両社線の乗換が可能です。構内は広く、昭和時代の雰囲気が随所に残っています。駅舎は木造で、有人駅です。一方、駅前に民家は少なく、改札を出入りする利用は少ないと思われます。接続駅としてはローカル度が高いです。
 
 

 

 
吉野口駅からは12時45分発の普通・橿原神宮前行きに乗車。6620系4連で、今度の電車は最後部車両が空いていました。私は座って、水分補給をしつつ並行する和歌山線などを眺めて過ごし、次駅の葛駅(くずえき)で下車しました。文字を見ずに名前だけ聞くと柄の悪い言葉と間違えそうですが、当地では吉野葛が有名で、様々な料理や菓子に使用される高級食材です。葛駅は1面1線の小さな駅ですが、駅舎はあります。駅前は住宅地が広がっています。駅は御所市にありますが、東側の大半は高取町になります。
 
 

 

 

 
葛駅では13時14分発の普通・橿原神宮前行きに乗りました。6620系4連で、この電車の最後部車両はほぼ満席でした。私は少ない空席に座らず、ドア脇での立席を選択しました。列車によって乗車率が激しく上下することに驚きました。道中は車窓風景を眺めて過ごし、1駅先の市尾駅で下車しました。市尾駅は2面2線で、構内踏切により両ホームが結ばれています。北側に駅舎があり、北へ延びる駅前通りこそ住宅が建ち並んでいるものの、南側は農地や林が広がっていました。
 
 

 
 
 
市尾駅からは13時50分発の普通・橿原神宮前行きに乗車しました。6020系4連で、この電車の最後部車両は半分程度の座席が埋まるほどの乗車率でした。列車によって乗車率の差が激しいです。私は空席に着席して、車窓風景を眺めました。そして私は次駅の壺阪山駅で下車しました。壺阪山駅は小規模ながら2面3線で、西端の3番線は吉野方が行き止まりになっています。駅舎は東側にあり、駅前には高取町の中心市街地が広がっていました。また、駅や駅前には年配の観光客が多く、何か観光地があるのかと後で調べると、駅の約1km東にあの「キトラ古墳」があることが分かり、納得しました。
 
 

 

 
吉野線の未訪問駅はあと飛鳥駅と岡寺駅のみとなりましたが(橿原神宮前駅を除く)、今回は時間の関係でこの2駅を降り鉄するのは断念しました。次は、とりあえず橿原神宮前駅へ移動します。乗車したのは14時20分発の普通・橿原神宮前行きで、6620系4連でした。最後部車両は壺阪山駅乗車組を含めても半分の座席が埋まる程度の乗り具合で、私は着席して道中は丘陵地の車窓風景を眺めました。飛鳥駅と岡寺駅はスルーして、橿原線に乗り換えるため3駅目の橿原神宮前駅で下車しました。下車後は東口の駅舎と駅前を撮影しましたが、時間の関係でそれ以上の撮影はできませんでした…。
 
 

 

 
この後は橿原線に乗り換えて、まだまだ近鉄電車の乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)