妙法寺駅【兵庫県】(神戸市営地下鉄西神・山手線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市須磨区北部の山間部を切り開いたニュータウンに位置する神戸市営地下鉄西神・山手線の駅で、駅から少し離れた東側には駅名の由来となった寺院がある、
妙法寺駅 (みょうほうじえき。Myohoji Station) です。
 
 
駅名
妙法寺駅 (S 11)
 
所在地
兵庫県神戸市須磨区 
 
乗車可能路線
神戸市営地下鉄:西神・山手線  
(※) 正式な路線名は西神線です。  
  
隣の駅
新神戸方・谷上方……板宿駅  
西神中央方……………名谷駅  
 
訪問・撮影時
2018年8月、2019年5月、2021年2月(車両のみ) 
 
 

 

妙法寺駅は地下鉄の駅ながら掘割駅で、地平から一段低い位置にホームがあります。
橋上駅舎が設置されており、南北に設けられている出入口は地平面と同じレベルの高さで、段差がなくバリアフリーに対応しています。また、橋上駅舎は南北自由通路を兼ねています。
 
写真は北口です。上写真は南を、下写真は南西を望む。橋上駅舎は山小屋風です。
北口には駅前広場が整備されていて、駅舎正面にバスターミナルが、左側にタクシーと一般車用のロータリーがあります。
また、下写真の右奥の丘陵地(駅南西側)には「須磨パークヒルズ」のマンションが立ち並んでいますが、その手前に斜行エレベーターがあります。但し、このエレベーターは住民専用です。
 
 

北口駅前です。北を望む。後方に北口があります。
駅前に商店はなく、住宅も左側にマンションが数棟と戸建住宅が少々あるくらいです。
正面には阪神高速31号神戸長田線が左(北西)~右(南東)を横切っていて、その向こう側には山あいに新旧の住宅街が広がっています。
また、約1km北の住宅街の中には神戸星城高等学校(旧・神戸女子商業高等学校)があります。
 
 

こちらは阪神高速をくぐった先にて北東を望む。後方約150mに北口があります。
妙法寺地区は起伏に富んだ山間部に新旧の住宅街が混在しています。
駅名の由来となった妙法寺は集落の路地をジグザグに歩いて駅から東へ800mほどで到達します。

ちなみに、右前方にそびえるのは高取山です。
 
  

南口です。北を望む。
左側に出入口があります。南口にロータリーはなく、駅舎手前に歩行者用のスペースがあるのみです。
出入口の左側には駐輪場と駅西側とを結ぶ通路があります。
そして後方には商業施設「リファーレ横尾」があります。
 
 

南口駅前です。東を望む。左前方に南口があり、左側にはコンビニ「ローソン」と駐輪場があります。
右側は商業施設「リファーレ横尾」で、スーパー「コープこうべ」や飲食店などの専門店が入居しています。
但し、妙法寺駅周辺の商店・商業施設は、「リファーレ横尾」を除くとほとんど見られません。
後方には後述の交差点があります。
 
 

南口西側の交差点より南西を望む。左後方に妙法寺駅南口と「リファーレ横尾」があります。
駅南側も起伏に富んでいますが、北口側と比較すると比較的整然としたニュータウンの住宅街が広がっています。
左側の一帯には神戸市営横尾住宅(5階建ての住宅団地)があり、右奥の丘の上には「須磨パークヒルズ」があります。
また、左奥に延びる道路を900mほど南下すると北須磨団地(友が丘地区)に到達します。
友が丘地区には兵庫県立須磨友が丘高等学校、啓明学院中学校・高等学校(元・女子校)があります。
 
 

改札口です。東を望む。妙法寺駅の改札口はこの1ヶ所のみです。左が北口、右が南口です。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が7通路あり、一番左が幅広通路です。窓口に面した左端には有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
改札内にはトイレと多機能トイレがあります(多機能トイレも男女別)。
下層の掘割部にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
また、改札口の右手前には売店「ファミリーマート」がありますが、改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

2番線に設置されている建植式駅名標です。電照式ではありません。
かなり老朽化しています。東京メトロや都営地下鉄と似たデザインです。
この駅名標には駅ナンバリング「S 11」が併記されていません。
下部には時刻表と路線図が掲示されています。
 
 

こちらは2番線法面に設置されている駅名標です。電照式ではないと思われます。
前駅が記載されていないタイプですが、自駅と次駅に駅ナンバリング「S 11」が併記されています。
下部に「神戸星城高等学校前」と書かれていますが、正式な副駅名ではないようです。
また、左側には柿のようなモノが設置されていますが、Wikipediaによると、
「当駅は「秋の駅」をテーマにした設計となっており、赤茶色の屋根をもつ山小屋風の駅舎で、壁面には栗や柿などの秋の幸を描いた陶板などが飾られ、ホーム周辺ののり面に植えられた樹木は秋に紅葉する品種が用いられている」
との事です。
 
 

妙法寺駅は相対式ホーム2面2線の掘割構造で、東南東~西北西方向にホームが延びています。標高75mです。
左(北)が1番線で新長田・三宮・新神戸・谷上方面、右側(南)が2番線で名谷・西神中央方面です。
ホーム有効長は6両分ですが、両端に1両分ずつ延伸可能なスペースがあります。
2021年2月現在、ホームドアはありません。ホーム幅は全体的に狭いです。
上屋は全6両分に設置されています。ホームにはベンチが設けられています。
写真は2番線より新神戸方・谷上方を望む。
 
 

2番線より新神戸方・谷上方を望む。
この先、すぐに山岳トンネルである横尾トンネルに入り、阪神高速31号神戸長田線の下をくぐるとトンネルを出て、すぐ地下トンネルに入りますが、トンネル間の地上区間はシェルターに覆われています。そして地下トンネルに入ると右へカーブして、山間部の地下を南東へ走ります。そして山間部を抜けて市街地に入ると板宿本通商店街の地下を南南東へ走り、商店街を出て山陽電鉄・板宿駅の下をくぐり、4車線道路の板宿本通地下に入ると板宿駅へと至ります。
 
 

2番線より西神中央方を望む。
この先、すぐに山岳トンネルである落合トンネルに入り、右へカーブして住宅地や丘陵地の地下を北西へ走ります。そして左へカーブして進路を西に変えるとトンネルを出て須磨ニュータウンに入り、主要駅である名谷駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が妙法寺駅で下車(乗車)したのは2018年と2019年、計2度です。2018年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。但し、撮影が不十分だったため、翌2019年にリベンジ訪問しました。また、2021年に用事で地下鉄に乗った際、車両だけ撮影しました(改札は出ていません)。地下鉄の駅ですが地上にあります。駅前はニュータウンですが、名谷駅や西神中央駅ほど計画的な街並みではなく、特に駅北側には昔ながらの集落も残っています。
  
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央方面電車に乗り換えて当駅下車です(行先不問)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですとJR神戸線・阪急神戸本線・阪神本線で三ノ宮駅・神戸三宮駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央方面に乗り換えて当駅下車です。尚、三宮より先の駅でも地下鉄に乗換可能ですが、運賃は三宮乗換の方が割安になります。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅構内改札外に売店があり、駅前にもコンビニがあります。また、駅前に飲食店は少なく、チェーン店は駅南側の「リファーレ横尾」内にある「すき家」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸市営地下鉄西神・山手線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は妙法寺駅でも途中下車されてみて下さい!
  
(参考:神戸市交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)