戸塚安行駅【埼玉県】(埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県川口市北東部、畑も残る新興住宅地に位置する埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の駅で、駅南側の安行地区は植木の街として有名である、
戸塚安行駅 (とづかあんぎょうえき。Tozuka-angyo Station) です。
 
 
駅名
戸塚安行駅 (SR 24)
 
所在地
埼玉県川口市  
 
乗車可能路線
埼玉高速鉄道 (SR):埼玉高速鉄道線【愛称:埼玉スタジアム線】  
  
隣の駅
赤羽岩淵方……新井宿駅  
浦和美園方……東川口駅  
 
訪問・撮影時
2020年3月
 
 

戸塚安行駅は地下駅で、南北方向に延びる県道381号線の地下に駅舎・ホームが設けられています。
出入口は3ヶ所設置されていて、全出入口に階段と上りエスカレーターの設備がありますが、一番北側にある3番出入口のみがエレベーターを備え、バリアフリーに対応しています。
 
写真は南口に相当する1番出入口です。西を望む。
左右方向(南北方向)の県道381号と前後方向(東西方向)の幹線道路(川口市道)が交わる戸塚安行駅交差点の南西角にあります。
写真右奥では後述の駅前広場とを結ぶ取付道路が右方向へ分かれています。駅前広場は3番出入口前にあります。
 
 

戸塚安行駅交差点より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は県道381号で、地下を埼玉スタジアム線が通っていて後方地下に戸塚安行駅があります。尚、埼玉スタジアム線は1番出入口の先で県道381号地下を離れて南南西方向へと進んでいきます。
交差点の南西角(右前方)には1番出入口があります。
駅南側は住宅地で、商店は点在しているものの数が少ないです。畑も一部残っています。
現在、県道が拡幅工事中など区画整理事業が進んでいて、開発途上といった町並みですが、将来は街の姿が一変しているかもしれません。
 
 

戸塚安行駅交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は県道381号で、交差点以北は「東川口駅前通り」の名称が付けられています。この道路を2km少々北へ進むと東川口駅に到達します。
地下を埼玉スタジアム線が通っていて、前方地下に戸塚安行駅があります。左手に1番出入口があります。
駅北側は区画整理事業が進んでいて、新興住宅地が広がっています。商店は少ないです。
すぐ先の右側に2番出入口が、左側のスーパー「フードガーデン」の裏には3番出入口と駅前広場があります。
 
 

こちらは東口に相当する2番出入口です。東を望む。出入口の奥には立体構造の有料駐輪場があります。
手前を左右方向に東川口駅前通りが延びており、地下に戸塚安行駅があります。
右に戸塚安行駅交差点と1番出入口があり、左後方に3番出入口と駅前広場があります。
駅東側も区画整理により新しい住宅地が広がっていますが、畑も残っています。
約850m東には埼玉県立川口東高等学校があります。
 
 

こちらは3番出入口です。駅前広場より東南東を望む。
手前に階段・上りESの出入口があり、奥にEV出入口があります。EV出入口の先には左右方向に東川口駅前通りが延びており、地下に戸塚安行駅があります。東川口駅前通りからも3番出入口に容易にアクセスできます。
東川口駅前通りの反対側には前述の2番出入口があります。
後方には駅前広場があります。
 
 

3番出入口前より西を望む。
後方に3番出入口があり、さらに後方には左右方向に東川口駅前通りが延びています。
3番出入口前にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
ロータリー周りにはマンションや商店が立ち並んでいて、左側にはスーパー「フードガーデン」が、右側には「マクドナルド」や交番があります。
しかし、この都会的な風景は駅前だけで、駅から西へ離れると区画整理事業中とあり、新旧の道路と住宅が混在しています。畑や林も残っています。
 
 

地下1階にある改札口です。北を望む。
左後方が1番出入口(階段・上りES)、右が2番出入口(階段・上りES)、左前方が3番出入口(階段・上りES・EV)です。左後方、1番出入口への通路沿いにはベンチ、テーブル、飲料自動販売機があります(コンビニのイートインスペースを兼ねています)。
有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
後方には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
また、改札内にはトイレ・多機能トイレ、待合所「ポケット広場」、駅事務室があります。
そして地下2階にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
 
 

こちらは上写真と同一地点にて南を望む。
後方に改札口があり、右前方に1番出入口、左に2番出入口、右後方に3番出入口があります。
改札口の反対側には自動券売機とICカードチャージ機があり、左側にはコンビニ「デイリーヤマザキ」があります。
右前方の1番出入口への通路沿いに椅子とテーブルがあり、イートイン利用も可能です(店外になるのでイートインかどうか分かりませんが…)。
 
 

下り1番線の側壁に設置されている駅名標です。おそらく電照式ではありません。
地下鉄でよく見られる横長のタイプで、東京メトロと似たデザインですが、こちらは地色が灰色になっています。
側面の帯は黄色で、戸塚安行駅のステーションカラーになっています。
駅ナンバリングも併記されています (ST 24)。
駅番号は東京メトロ南北線の続番で、アルファベット部分が埼玉高速鉄道の「ST」になっています。
また、写真の駅名標はひらがな併記タイプですが、ローマ字併記タイプもあります。
バックには派手なデザインの壁画が描かれています。

尚、駅名の読みは「とかあんぎょう」です。「とかあんぎょう」ではありません。
 
 

戸塚安行駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、南北方向にホームが延びています。
右(西)が1番線で下り東川口・浦和美園方面、左(東)が2番線で上り赤羽岩淵、東京メトロ南北線方面です。
現在のホーム有効長は6両分で、ホームドアが設置されています。ホームドアは南北線のようなフルスクリーン式ではなく、扉部分には戸塚安行駅のステーションカラーである黄緑色が使用されています。
ホーム幅は中央部こそ広いですが、両端や階段部分は狭くなっています。
そしてホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は1番線側より赤羽岩淵方を望む。
 
 

 

2枚とも1番線側より赤羽岩淵方を望む。
当駅では将来の増結に備えて8両分のホーム有効長を確保していますが、赤羽岩淵方の2両分は準備工事にとどめており、柵により立入できません。ホームドアも未設置です。
しかし2022年上期に8両編成列車の運転が開始される予定で、このホーム端のスペースが整備される予定です(点字ブロック設置・ホームドア設置など。もう工事中と思われます)。
 
この先、シールドトンネルに変わり、地上部を走る県道381号が左へはずれて住宅地や畑などの地下を右へカーブしながら走ります。進路を南南西に変えると東京外環自動車道をくぐり、県道161号線に沿って畑が広がる一帯の地下を走ります。その後は首都高速道路川口線をくぐり、右へカーブして進路を西に変えると県道161号が南へ離れ、新井宿駅へと至ります。
 
 

1番線より浦和美園方を望む。
この先、シールドトンネルに変わり、東川口駅前通り地下を外れますが、概ね東川口駅前通りに沿いながら住宅地の地下を右へカーブしながら走ります。その後、進路を北北西に変えて市街地に入ると再び東川口駅前通り地下を進むようになり、武蔵野線との乗換駅である東川口駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が戸塚安行駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。地下駅です。郊外にある駅で、開発が進んでいるものの駅近くに畑や森が残っていて、まだまだ発展の余地がありそうな町並みでした。
 
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り、四ツ谷駅で南北線赤羽岩淵・浦和美園方面電車に乗り換えるのですが、行先は浦和美園行き限定です。そして当駅下車になりますが、東京メトロに乗車可能なフリーきっぷ類ですと赤羽岩淵~当駅が乗り越しとなりますので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、京浜東北線北行(大宮方面)にご乗車の上、王子駅で南北線赤羽岩淵方面(浦和美園行きのみ)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニ「デイリーヤマザキ」があり、1番出入口の約130m東には「ローソン」があります。一方、気軽に入れる飲食店は駅周辺に少なく、500m圏内にチェーン店は「マクドナルド(駅前)」「久兵衛屋(うどん店。約350m東)」「がってん寿司(約400m東)」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。埼玉高速鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は戸塚安行駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:埼玉高速鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)