新井宿駅【埼玉県】(埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県川口市北東部、郊外の畑も残る住宅地に位置する埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の駅で、近くには川口市立医療センターや植物園の川口市立グリーンセンターがある、
新井宿駅 (あらいじゅくえき。Araijuku Station) です。
 
 
駅名
新井宿駅 (SR 23)
 
所在地
埼玉県川口市  
 
乗車可能路線
埼玉高速鉄道:埼玉高速鉄道線【愛称:埼玉スタジアム線】  
  
隣の駅
赤羽岩淵方……鳩ヶ谷駅  
浦和美園方……戸塚安行駅  
 
訪問・撮影時
2020年3月
 
 

 

新井宿駅は地下駅で、東西方向に延びる幹線道路(川口市道)の地下に地下に駅舎・ホームが設けられています。
出入口は2ヶ所設置されていますが、西側にある1番出入口のみがエレベーターを備え、バリアフリーに対応しています。
 
写真は西口に相当する1番出入口です。東を望む。
幹線道路の南側歩道に面して階段と上りエスカレーターの出入口があり、その奥に下写真のエレベーター出入口があります。
 
 

1番出入口前より西を望む。左側の「新井宿駅」と書かれた建物は換気設備です。
左側に階段出入口が、左後方にエレベーター出入口があります。
また、道路右側には駅と一緒に地下に設置されている有料駐輪場の出入口があります。
奥に延びる幹線道路の後方地下に新井宿駅があります。
駅周辺は元々畑が広がっていましたが、新井宿駅開業に関連して道路が造られ、駅前の開発が進みました。
周辺は住宅地になっていて、郊外型の店舗も見られます。
但し、駅から離れると畑も多く残っています。
駅の約700m西には川口市立医療センターがあり、その西側には川口グリーンセンターの東門があります。ちなみに川口グリーンセンターは入園料が必要です(大人310円)。
 
 

1番出入口前より東を望む。
左手前に階段出入口が、左前方にエレベーター出入口があります。
奥に延びる幹線道路の前方地下に新井宿駅があります。左手にはイオン系のスーパー「イオンスタイル」があります。
1番出入口の左側も住宅地ですが、商店は少なくなります。幹線道路沿いに畑が残っています。
150mほど東へ進むと後述の駅前広場と2番出入口に到達します。
 
 

新井宿駅交差点より東を望む。
奥に延びる幹線道路の後方地下に新井宿駅があります。
交差点北(写真左)には東口に相当する2番出入口があります。階段と上りエスカレーターのみの出入口で、エレベーターをご利用の場合は西約150mの1番出入口をご利用下さい。
また、交差点の右側にはロータリーがあり、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
駅東側も住宅地で、マンションも見られますが商店は少ないです。ところどころに畑も残っています。
また、約900m北東には赤山歴史自然公園(愛称:イイナパーク川口)があり、首都高速川口線(S1)の川口パーキングエリアに隣接している事から、ハイウェイオアシスとして整備されています。
 
 

新井宿駅交差点より西を望む。右手に2番出入口があり、左手にロータリーがあります。
奥に延びる幹線道路の前方地下に新井宿駅があります。
交差点の先の左側にも地下の出入口がありますが、これは駅と一緒に地下に設置されている有料駐輪場の非常用階段出口です。
駅周辺は台地で、起伏に富んでいて幹線道路が坂道になっています。
150mほど西へ進むと前述の1番出入口に到達します。
 
 

新井宿駅交差点より南東を望む。左側に2番出入口があり、正面にロータリーがあります。
手前を左(東)~右(西)に延びる幹線道路の西側地下に新井宿駅があります。
ロータリー直結の新井宿駅出入口が設置されていないため、電車とバスの乗換はこの新井宿駅交差点を渡らねばならず、また雨天時は傘が必須なため、やや不便です。
駅南側は旧・鳩ヶ谷市域で、住宅地になっています。約1km南には鳩ヶ谷の旧市街地が広がっています。
 
一方、駅北側は住宅が少なく、まだまだ畑が残っていてのどかな風景が広がっています。
 
 

地下1階にある改札口です。北を望む。
左に1番出入口(階段・上りES・EV)が、右に2番出入口(階段・上りES)と地下駐輪場連絡口(階段)があります。右側の2番出入口への通路沿いにはベンチ、飲料自動販売機、証明写真発行機があります。
有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路あり、窓口に面した左端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
また、改札内にはトイレ・多機能トイレ、待合所「ポケット広場」、駅事務室があります。
そして地下2階にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
尚、駅構内に売店・コンビニはありません。地上の1番出入口近くにコンビニ「ローソン」があります。
 
 

下り1番線の側壁に設置されている駅名標です。おそらく電照式ではありません。
地下鉄でよく見られる横長のタイプで、東京メトロと似たデザインですが、こちらは地色が灰色になっています。
側面の帯は黄緑色で、新井宿駅のステーションカラーになっています。
駅ナンバリングも併記されています (ST 23)。
駅番号は東京メトロ南北線の続番で、アルファベット部分が埼玉高速鉄道の「ST」になっています。
また、写真の駅名標はローマ字併記タイプですが、ひらがな併記タイプもあります。
そして下部には副駅名「木風堂(きっぷうどう) 最寄駅」が追加で書かれています。
木風堂は川口グリーンセンターの西隣にある木工工芸のお店で、自然素材や手仕事で作られた生活雑貨などの木工品に加え、作家さんによる木工作品、子供用の木のおもちゃ、松本民芸家具の販売などをしています。埼玉高速鉄道では木風堂と提携していて、新井宿駅では窓口で一部商品を購入可能です。
(埼玉高速鉄道HPの本文を引用)。
 
 

新井宿駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、東西方向にホームが延びています。
左(北)が1番線で下り東川口・浦和美園方面、右(南)が2番線で上り赤羽岩淵、東京メトロ南北線方面です。
現在のホーム有効長は6両分で、ホームドアが設置されています。ホームドアは南北線のようなフルスクリーン式ではなく、扉部分には新井宿駅のステーションカラーである黄緑色が使用されています。
ホーム幅はやや広いですが、階段部分は狭くなっています。
そしてホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は2番線側より浦和美園方を望む。
 
 

 

2番線より赤羽岩淵方を望む。
当駅では将来の増結に備えて8両分のホーム有効長を確保していますが、両端の各1両分は準備工事にとどめており、柵により立入できません。ホームドアも未設置です。
しかし2022年上期に8両編成列車の運転が開始される予定で、このホーム端のスペースが整備される予定です(点字ブロック設置・ホームドア設置など。もう工事中と思われます)。
この先、すぐに左へカーブして幹線道路から外れ、民家や畑の地下を通って南北方向に延びる国道122号線(岩槻街道)の地下に入ります。その後は岩槻街道の地下を南下し、市街地に入ると主要駅である鳩ヶ谷駅へと至ります。
 
 

 

2番線より浦和美園方を望む。
こちらも端1両分が準備工事段階でしたが、8両運転開始に伴いホームとして整備される予定です。
この先、複線シールドトンネルになり、幹線道路から外れて住宅や畑の中を左へカーブしながら走ると県道161号線に沿うようになり、首都高速道路川口線をくぐります。その後も県道161号に沿って北北東へ走りますが、この辺りの地上には畑が広がっています。そして東京外環自動車道をくぐると左へカーブして、住宅地に入って進路を北に変え、県道381号線の地下に入ると戸塚安行駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が新井宿駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。地下駅です。郊外にある駅で、開発が進んでいるものの畑が残っていて、まだまだ発展途上といった感じの町並みでした。
 
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り、四ツ谷駅で南北線赤羽岩淵・浦和美園方面電車に乗り換えるのですが、行先は浦和美園行き限定です。そして当駅下車になりますが、東京メトロに乗車可能なフリーきっぷ類ですと赤羽岩淵~当駅が乗り越しとなりますので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、京浜東北線北行(大宮方面)にご乗車の上、王子駅で南北線赤羽岩淵方面(浦和美園行きのみ)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅西側にコンビニとスーパー「イオンスタイル」があります。一方、気軽に入れる飲食店は駅周辺に少なく、500m圏内にチェーン店は「サイゼリヤ」「華屋与兵衛」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。埼玉高速鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は新井宿駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:埼玉高速鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)