豊岡駅【兵庫県】(山陰本線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

 


今回の【駅】コーナーは、
兵庫県北部・日本海側(但馬地方)の代表都市である豊岡市の中心部に位置する山陰本線の主要駅で、京都丹後鉄道(丹鉄)宮豊線との接続駅でもある、
豊岡駅 (とよおかえき。Toyooka Station) です。
 
尚、京都丹後鉄道宮豊線の豊岡駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
豊岡駅 (駅番号なし)
 
所在地
兵庫県豊岡市 
 
乗車可能路線
JR西日本:山陰本線  
 
隣の駅
京都方……国府駅  
幡生方……玄武洞駅  
 
乗換可能駅
WILLER TRAINS (京都丹後鉄道):宮津線 【愛称:宮豊線】……豊岡駅まで徒歩2分  
 
訪問・撮影時
2017年7月、2018年4月
 
 

 

正面口に相当する東口です。2枚とも西を望む。
元々は一部2階建ての駅舎でしたが、2011年に橋上駅舎化されました。
東西に出入口があり、駅舎の通路は東西自由通路を兼ねています。
各出入口には階段の他にエレベーターと自転車用スロープがあり、バリアフリーに対応しています。
東口は駅ビルが併設されていて、キヨスクと喫茶店が入居しています。
右側には橋上駅舎2階と右手前にある商業施設「アイティ」を結ぶペデストリアンデッキがあり、その下に京都丹後鉄道・豊岡駅の出入口とトイレ・多機能トイレがあります。
また、東口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、タクシー乗り場が併設されています。
バス停留所はロータリー内と駅前通り沿いに分散配置されています。
そして、写真左奥には旧駅舎を模したデザインの待合室があり、その左側には交番があります。
 
 

 


東口駅前です。東を望む。後方に駅舎があります。左後方に京都丹後鉄道の駅があります。
左側にはスーパー「さとう豊岡店」などが入居している再開発による商業施設「アイティ」があり、橋上駅舎2階とペデストリアンデッキで結ばれています。
駅前は豊岡市の中心市街地で、奥へ延びる駅前通り沿いには商店街が形成されています。
約600m東には豊岡市役所があります。約1km南東には豊岡城跡(神武山公園)があります。
豊岡市は但馬地方の中心都市ですが、日本海側に位置する事もあり冬は降雪・積雪する事が多いです。
 
 

こちらは西口です。北東を望む。
橋上駅舎化により新設されました。西口は出入口しかありません。
こちらにもロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

西口駅前です。西を望む。
西口側はいわゆる「駅裏」ですが、区画整理により比較的整然とした住宅街が形成されています。但し商店は少ないです。
約1.4km南には豊岡総合スポーツセンター(丸山公園)があります。
 
 

改札口です。2017年撮影。
南を望む。左が東口と「アイティ」方面、右が西口方面です。
有人改札しかありません。車いす通行幅になっています。自動改札機は未設置です。現在は有人改札の場所に交通系ICカード専用の簡易改札機が併設されています。
尚、ICカード『ICOCA』ですが、福知山支社管内は福知山線の駅を除き主要駅相互間でしか利用できません。京阪神エリアの『ICOCA』対応駅との間でも利用可能ですが、200km以内の駅までしか利用できませんのでご注意下さい。
改札口の左手前には『みどりの窓口』があり、その左側には自動券売機があります。
トイレと多機能トイレは改札内にあります。
そして1階にある各ホームとの間には階段とエレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
売店(キヨスク)は東口の1階にあります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

吊下式駅名標です。電照式ではありません。
JR西日本の標準デザインで、下部はラインカラーである紫に塗られています。
豊岡駅に駅ナンバリングは設定されていません。
 
 

3・4番のりばの幡生方(北側)には国鉄時代の駅名標が残されています。
JR東日本やJR九州では国鉄モノが結構残されていますが、JR西日本管内では非常に珍しいのではないでしょうか?
 
 

 

JR線の豊岡駅は単式ホーム・島式ホームとも各1面、計2面3線の地平構造で、南南東~北北西方向にホームが延びています。
 
左(東)の単式ホームが1番のりば(上り本線)で、右(西)の島式ホームが左から3番のりば(下り本線)、4番のりば(上下副本線)です。
当駅を始発・終着とする列車が多いため、発着番線は固定されていません。尚、特急は上りのみ1番のりばに固定されています。そして1番のりばは一部の丹鉄列車(宮津方面)も使用します。
また、1番のりばと3番のりばの間には中線(2番線)があり、4番のりばの右側には車両基地(福知山電車区豊岡支所)があります。
 
ホーム有効長は1番のりばが11両分、3・4番のりばが12両分で、ホーム幅は3・4番のりばが広く、1番のりばは普通です。
上屋は1番のりばが京都方(奥)の約11両分、3番・4番のりばが中ほどの約8両分に設置されています。定期列車は全て上屋内に収まります。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、冷暖房完備の待合室が設置されています。
そして1番のりばの幡生方の反対側には京都丹後鉄道の切欠式ホームがあります。ホーム上には京都丹後鉄道線の駅舎があり、JR線構内との間に中間改札があります。ホームも中間部に柵が設置されていて、両社のホームを自由に行き来できません。
 
上写真は4番のりばより、下写真は1番のりばより、いずれも京都方を望む。
 
 

こちらは3番のりばより幡生方を望む。
右から1番のりば~3番のりばの順で、3番のりばの左側には福知山電車区豊岡支所があります。
以前走っていた寝台特急『出雲』や長距離の気動車特急は長編成でしたが、現在の定期列車は短編成ばかりで長いホームを持て余しています。
しかし、山陰本線も走る『トワイライトエクスプレス』は10両編成で、この長いホームを残しておいて良かったです。
 
 

東西自由通路より南を望む。
4番のりばと西口の間には福知山電車区豊岡支所があります。車庫を挟んで左側には留置線とホームがあります。
車庫より西側は非電化で、気動車やディーゼル機関車が留置されています。
そして車庫の脇には給水塔があります。
 
 

3番のりばより京都方を望む。福知山駅まで単線が続きます。
この先、起伏も見られる住宅街の中を南南東へ走り、右へカーブすると南に進路を変えます。その後は右側に山並みが迫る中、田園が混在する住宅地を走りますが、次第に住宅が減り、ローカル風景になっていきます。やがて進路を南南西に変え、右側車窓にも田園風景が広がるようになると国府駅へと至ります。
 
 

3番のりばより幡生方を望む。
右から1番のりば~4番のりばの順で、1番のりばの右側には丹鉄ホームがあります。
そしてホームの先にはJR線と丹鉄線を結ぶ渡り線があります。
 
この先、丹鉄線が右へ分岐し、住宅地の中を北北西へ走ると次第にローカル風景になっていきます。やがて左手に山並みが迫ると右手に円山川を見ながら北へ走るようになり、円山川の対岸にも山が迫るようになると玄武洞駅へと至ります。円山川の対岸にある玄武洞ミュージアムへは駅前から渡し舟が出ています(要予約)。
 
 
あとがき (一部は京都丹後鉄道駅の記事と共通)  
私が山陰本線の豊岡駅で駅の外に出たのは2005年、2012年、2017年、2018年の計4度です。2005年は北近畿タンゴ鉄道宮津線の乗りつぶしのため、2012年は宮津線の車窓風景撮影のため、そして2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年6月全駅制覇済)。2018年は乗り鉄中、食事のために下車しました。以前はレトロな駅舎でしたが、2011年に橋上駅舎化されました。一方、ホームなど構内は国鉄時代の雰囲気が残っています。駅前は豊岡市の中心市街地で、確かに但馬地区では一番賑やかな街並みなのですが、商業の中心は郊外の幹線道路沿いに移って久しく、やや活気に欠ける印象でした。
 
東京からですと東海道新幹線で京都駅まで行き、山陰本線特急『きのさき』に乗り継いで当駅下車です(一部列車は福知山駅で特急『こうのとり』へ乗換が必要ですが、対面乗換できるように配慮されています)。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間…8時間少々)。
一方、大阪からですと大阪駅から福知山線特急『こうのとり』に乗り当駅下車です(一部列車は福知山駅で特急『きのさき』への乗換が必要ですが、対面乗換できるように配慮されています)。普通列車の乗継でもアクセス可能です。また、京都経由でもアクセス可能ですが、運賃は割高になります。じゅうぶん日帰り訪問可能ですが、意外にも日帰りでの最大滞在時間は東京発着時よりも2時間ほどしか長くなりません(最大滞在時間…10時間少々)。
 
食料・飲料について、東口に売店があり、駅の約250m東にコンビニがあります。スーパーは駅前の商業施設「アイティ」内に「さとう」が入っています。一方、飲食店はJ東口に喫茶店が、「アイティ」内に喫茶店やフードコートがあり、駅前にたこ焼き・焼きそば店があるものの、チェーン店は一切ありません。まぁ、地方都市の駅前にしてはマシな方かもしれませんが…。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度がやや高いですが、山陰本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は豊岡駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)