平野駅【兵庫県】(能勢電鉄妙見線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県南東部、川西市北部の山間部に位置する能勢電鉄妙見線の主要駅で、平野車庫が併設されており、駅周辺は「三ツ矢サイダー」発祥の地でもある、
平野駅 (ひらのえき。Hirano Station) です。
 
 
駅名
平野駅 (NS 07)
 
所在地
兵庫県川西市 
 
乗車可能路線
能勢電鉄:妙見線  
 
隣の駅
川西能勢口方………………多田駅  
妙見口方・日生中央方……一の鳥居駅   
 
訪問・撮影時
2017年7月
 
 

平野駅は地平駅で、北側(妙見口方)の線路・ホーム直上に橋上駅舎を有しています。右を流れる小川は塩川です。
出入口は北側と東側にあり、北側が西口、東側が東口に相当します。出入口にエレベーターはありません。西口はスロープの出入口がありますが、東口は階段のみです。東側から車いすで駅をご利用になる場合は駅のすぐ北にある踏切を渡って西側へ回らなければなりません。
写真は西口の歩道橋より南を望む。
 
 

西口駅前の様子です。歩道橋より南を望む。左手に平野駅があります。
手前(北)~奥(南)の道路は国道173号線(能勢街道)で、沿道には商店が立ち並んでいて賑やかですが、国道を左右に外れるとすぐ山地になるため、駅近くに住宅は少ないです。
また、約150m南の国道左側には能勢電鉄の本社があります。本社に隣接して平野車庫があります。
 
 

西口駅前の様子です。歩道橋より北を望む。右手に平野駅があります。
手前(南)~奥(北)の道路は国道173号(能勢街道)で、こちら側は沿道に商店が少ないです。
また、左前方の丘の上にはロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所や駐輪場が設けられています。駅とはスロープで結ばれています。
丘の上、約500m西には大規模なニュータウン「多田グリーンハイツ」があります。
ニュータウン内には兵庫県立川西緑台高等学校があります(駅から約1.4km)。
そして、約350m北の「ファッションセンターしまむら」近くには「多田平野湯温泉薬師庵」があり、約500m北のホームセンター「コーナン」近くの線路沿いには「三ツ矢サイダー」発祥の地があります。
  
 

こちらは東口です。西を望む。
駅舎北東側に小さな出入口が設けられています。東口はバリアフリー非対応です。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。後方に橋上駅舎があります。
駅東側は舎羅林山が近くまで迫っているため、わずかな民家と協立温泉病院があるのみです。
ちなみに、舎羅林山の山頂近くでは現在、宅地造成中です。新たなニュータウンが誕生すると、この東口側にも変化が生じるかもしれません。
 
 

橋上階にある改札口です。南を望む。後方に西口、左手に東口があります。
平野駅は無人駅で、窓口が撤去されています。改札内外にインターホンが設置されています(右側)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が4通路あり、右端は幅広通路です。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります。
トイレと多機能トイレは改札内にあります。改札内には飲料自動販売機と証明写真発行機もあります。
地平の各ホームとの間は階段、エレベーターで結ばれています。
また、改札口の右側(改札外)にはコンビニ「Rizmin(リズミン)」があります。早朝、夜間は営業しておらず、年末年始は休業なのでご注意下さい。
 
 

下り1号線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式ではありません。
能勢電鉄(のせでん)の新デザインで、右側に描かれているイラストテーマは炭酸水が湧き出る様子と三ツ矢記念塔をイメージしています(能勢電鉄HPより)。
駅ナンバリングも併記されています (NS 07)。
 
 

 

平野駅は単式ホームと島式ホームが各1面ずつ、計2面3線の地平構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
右(西)の単式ホームが1号線で下り妙見口方面・日生中央方面、左(東)の島式ホーム右側が2号線で上り川西能勢口方面です。島式ホーム左側の3号線は当駅始発・終着の列車や平日朝ラッシュ時に運転される特急『日生エクスプレス』を待避する上り普通列車、平野車庫に出入庫する列車が使用します。
ホーム有効長は1号線と2号線が8両分で『日生エクスプレス』の停車に対応していますが、副本線の3号線は6両分しかありません。ホームドアは未設置です。ホーム幅は2・3号線の中ほどを除いて狭く、特に1号線の両端は半ば無理矢理延伸した事もあり非常に狭いです。
上屋は1号線が妙見口寄り(手前側)の約6両分、2・3号線が妙見口方の端から約6両分です。4両編成の列車は全て上屋下に収まりますが、8両編成の『日生エクスプレス』は下りの1両目前寄りと7両目後寄り~8両目が、上りの1両目・2両目が、それぞれ雨ざらしになりますので雨天時はご注意下さい。
各ホームにはベンチがあり、2・3号線には飲料自動販売機と空調完備の待合室も設置されています。
そして各ホームの中ほどから妙見口寄りは橋上駅舎に覆われていて、1号線の妙見口方の上空を西口のデッキ(歩道橋)が通っています。
写真は2枚とも1号線より川西能勢口方を望む。
 
 

1号線より川西能勢口方を望む。左側に平野車庫があり、右側に保線基地があります。
この先、左へ右へカーブしながら下り勾配で住宅地の中を南下しますが、沿線には結構立派なマンションもあります。そして住宅密集地に入ると左へカーブして、多田駅へと至ります。
 
 

1号線より妙見口方・日生中央方を望む。すぐ先に踏切があります。
この先、右側の舎羅林山に沿って、国道173号沿いに立ち並ぶ建物を左に見ながら上り勾配で北へ進みます。「コーナン」を過ぎて「三ツ矢記念館」の跡地の脇を通ると国道173号をオーバーパスしてからトンネルに入ります。トンネルの上を新名神高速道路が横切っています。そしてトンネルを出ると右側を通る国道173号と並走しつつ、左へカーブしながら山間部を走ると、山間部を抜けて進路を北北西に変え、一の鳥居駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が平野駅で下車(乗車)したのは2007年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。2面3線ですが手狭な印象でした。南側には平野車庫が見えました。そして駅は山間部にあり、駅前に民家は少ないものの利用客が多かったですが、それもそのはず、西側の丘陵地には大規模なニュータウン「多田グリーンハイツ」が開発されています。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、在来線のJR宝塚線普通・宝塚行きに乗り換えて川西池田駅で下車(川西池田駅まで普通が先着します)。北口からペデストリアンデッキを歩いて川西能勢口駅まで移動し、能勢電鉄妙見線の妙見口行きまたは日生中央行きに乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪急の大阪梅田駅から阪急宝塚線の急行・普通の宝塚行きor雲雀丘花屋敷行きで川西能勢口駅まで行き(昼間は普通も川西能勢口駅に先着します)、能勢電鉄妙見線の妙見口行きor日生中央行きに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅構内改札外にコンビニ「Rizmin(リズミン)」がありますが、駅前に気軽に入れる商店・飲食店はありません。尚、「リズミン」は早朝と夜間は営業しておらず、年末年始も休業しますのでご注意下さい。最寄りの24時間営業のコンビニは約350m南の「ローソン」、最寄りの飲食チェーン店は約650m南の「吉野家」になります。心配な場合は事前に用意しておいて下さい。
 
東京からの到達難易度はやや高いですが、能勢電鉄妙見線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は平野駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:能勢電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)