芦屋駅【兵庫県】(阪神本線。2017年、2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県芦屋市南部の市街地に位置する阪神本線の主要駅で、芦屋市役所への最寄駅でもある、
芦屋駅 (あしやえき。Ashiya Station) です。
 
尚、JR神戸線の芦屋駅とは1kmほど離れており、両社の芦屋駅は全く異なる駅です。
 
 
駅名
芦屋駅 (HS 20) 
 
所在地
兵庫県芦屋市   
 
乗車可能路線
阪神電気鉄道:本線   
  
隣の駅 
大阪梅田方……打出駅   
元町方…………深江駅   
 
訪問・撮影時
2017年10月、2018年12月
 
 

芦屋駅は地平駅で、芦屋川の東西の地下に改札口があります。
こちらは芦屋駅でもメインの出入口となる東口です。東口は踏切を挟んで南北に出入口があります(手前が南側の出入口)。いずれも階段のみで、バリアフリー経路は後述の南口のみです。東口は両側の出入口とも歩道が狭いので飛び出しに注意して下さい。
写真は南側出入口で、下り線ホームに面して設置されています。
また、阪神電車の芦屋駅にはロータリーがありません。南口前を通る芦屋川左岸道路(芦屋川松風通り)沿いにバス停留所が設けられています。ちなみにタクシー乗り場は写真手前の出入口前に設置されています。
写真は北を望む。
 
 

こちらは南口です。北を望む。約70m東(右)に東口があります。阪神本線は左側で芦屋川を渡ります。
南口はスロープ出入口で、車いすに対応しています。ガード下右側に出入口があり、ホーム下を右(東)へ進み地下の東改札口へと至ります。地形の関係でスロープにさほど高低差がありません。
左後方の芦屋川左岸道路沿いにバス停があります。後方には芦屋市役所があります。
 
 

東口駅前の様子です。南を望む。右後方に東口(南側出入口)があり、後方に踏切があります。右約50mには南口があります。
手前(北)~奥(南)の道路は県道344号線です。
駅周辺は市街地ですが、こちらの南側はあまり商店が多くありません。
右前方のビルは芦屋市役所です。約120m前方の左側には芦屋市立精道小学校があります。
そして約200m南では国道43号と交差します(高架部を阪神高速3号神戸線が走行)。その先は浜芦屋地区で、高級住宅地も見られます。さらに南下すると駅から2kmほどで大阪湾沿いの人工島・芦屋浜地区に到達します。芦屋浜地区は大半が住宅街になっていますが、東側には芦屋マリーナがあります。
 
 

こちらは東口の北側出入口です。上り線ホームに面して設置されています。西を望む。
踏切を挟んで左側には南側出入口がありますが、駅前の踏切は遮断時間が長いので両側に出入口があると助かります。また、地下のコンコースを迂回路として利用できますので、踏切遮断中も南北の移動は可能です。
 
 

東口駅前の様子です。北を望む。左手に東口(北側出入口)があり、後方に踏切があります。
こちらの駅北側も市街地になっていますが、南側より商店が多いです。駅から離れると住宅街になります。
また、約1km北東にはJR神戸線芦屋駅がありますが、距離が遠く乗換には適しません。
そして、すぐ先の交差点の右前方には洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」の芦屋本店があります。
 
 

地下にある東改札口です。南を望む。
前方に階段のみの東口(南側)、バリアフリー対応の南口、そして芦屋市役所とを結ぶ地下通路があり、後方に東口(北側)があります。
尚、東改札口コンコースは後述の西改札口コンコースと地下で繋がっていません。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が5通路あり、右から2番目が幅広通路で、窓口に面した左端は有人通路を兼ねています。
改札口の左側に自動券売機(ICカードチャージ可能)があり、自動改札機エリア中央の柱の部分にはICカードチャージ機があります。改札内には自動精算機があります(ICカードチャージ可能)。
そして地上にある各ホームとの間には階段、上りエスカレーター(早朝・深夜は停止)、エレベーターが設置されています。
トイレと多機能トイレは上り1番線ホーム東側(大阪梅田寄り)に設置されています。
尚、駅構内の改札外エリアに売店・コンビニはありません。下り2番線ホーム東側(大阪梅田寄り)に売店があります。
 
 

 

こちらは芦屋川の西側地下にある西改札口の出入口(西口)です。2枚とも東を望む。
西口は踏切の北側(上り線側)にしか出入口がなく、階段のみの設置なのでバリアフリー非対応です。
東口と比較して分かりづらい場所にあります。
また、西口にも駅前広場はありません。
  
 

こちらは芦屋川右岸道路に面して設置されている西口の東側出入口です。西を望む。
東側出入口から西改札口まで段差はありませんが、改札内にエレベーターがありませんので車いすの場合は芦屋川対岸南側の南出入口をご利用下さい。
左右方向の道路が右岸道路で、後方には芦屋川が流れています。出入口は車道に面していますので飛び出し注意です。
東側出入口も線路北側にしか出入口がありません。左側は阪神本線のガードです。
芦屋駅において、両端は地平なのですが、芦屋川を渡る中央部だけが低地になっている関係で高架です。
 
 

西口駅前の様子です。北を望む。踏切の先の右手に西口があります。
こちらは駅前の雰囲気がなく、住宅街が広がっています。商店は少ないです。
芦屋に限らず兵庫県の阪神地区~神戸市では阪急が通る山の手が高級で、阪神が通る浜手が庶民的などと言われますが、この阪神芦屋駅西口界隈も豪邸が多いです。
また、写真奥には六甲山地が見えますが、その麓には芦屋のイメージ通りの高級住宅街が形成されています。
 
 

西口駅前の様子です。南を望む。踏切の手前左手に西口があります。
南側も住宅街で、商店は少ないです。立派な邸宅も見られますが低層のマンションが多い印象です。
また、踏切の手前から線路沿いに200m少々西(右)へ進むと神戸市東灘区へ入ります。
 
 

こちらは西口地下にある西改札口です。東を望む。
後方に踏切道への出入口(階段)、前方に芦屋川右岸道路経の出入口(段差なし)があります。西改札口はバリアフリー非対応です。
西改札口は駅員不在の場合があるため、改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が3通路ありますが、幅広通路はありません。右端は窓口に面しています。
改札口の西側(手前)に自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
そして地上にある各ホームとの間には階段しか設置されていません。
トイレと多機能トイレは上り1番線ホーム東側(大阪梅田寄り)の設備をご利用下さい。
西口構内にも売店・コンビニはありません。
 
 

下り2番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪神の標準デザインで、縁を切ったような書体が特徴的です。下部には黄地で出入口方向が案内表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (HS 20)。
下部には広告が掲載されています。
そして天面には鳥除けの針山が設置されています。
 
 

芦屋駅は阪神における芦屋市の代表駅ですが相対式ホーム2面2線のみで、東北東~西南西方向にホームが延びています。
前述の通りホーム中央の芦屋川の橋梁部分が高架、両岸の東西出入口付近は地平です。したがって、芦屋駅は芦屋川を跨ぐ構造になっています。阪神では武庫川駅、香櫨園駅、深江駅、大石駅も橋梁上に駅があります。
 
右(北)が1番線で上り大阪梅田・大阪難波方面、左(南)が2番線で下り神戸三宮・元町方面です。
ホーム有効長は近鉄車6両分しかなく、2020年3月改正より土休日に運転される快速急行が8両編成での運転になり、芦屋駅に停車できなくなったため、一部残っている6両編成の列車も含めて土休日は快速急行が全列車通過となりました。ちなみに直通特急と特急は6両編成で全列車停車するため、芦屋駅においては逆転現象が発生しています。
尚、芦屋駅は両側を踏切に挟まれているため、現状ではこれ以上のホーム延伸は不可能です。立体化しか解決策がありませんが、高架化につきましては芦屋市で議論されているようです。しかし、もし実現するとしても相当先になりそうですが…。
ホームドアは設置されていません。ホーム幅は全体的にやや狭いですが、各ホームとも大阪梅田方(手前側)は広いです。
上屋はホームの端から端まで設置されています。雨天時も大丈夫です(異常気象時を除く)。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されていて、1番線にはトイレ・多機能トイレが、2番線には阪急阪神系の売店「aznas exp-b(アズナス exp-b)」が、それぞれ設置されています。
そして各ホームの大阪梅田方には地下の東改札口とを結ぶ階段・上りエスカレーター・エレベーターが、元町方(奥)には地下の西改札口とを結ぶ階段が、それぞれ設置されています。
写真は下り2番線より元町方を望む。
 
 

下り2番線ホーム中ほどより南を望む。
中央が芦屋川です。芦屋川は天井川として有名で、阪神と阪急は上を越えていますが、JR線は川をくぐっています。阪神芦屋駅付近では河床がさほど高くなく、周囲より低いです。
左手には芦屋市役所があり、正面には阪神高速3号神戸線と国道43号が見えます。
 
 

上り1番線ホーム中ほどより北を望む。
中央が芦屋川です。河川敷は遊歩道になっており、散策を楽しめますが、天気が急変した際は水量が急増しますので速やかに河川敷から出て下さい。
約600m北でJR神戸線が芦屋川をくぐっていて、約1km北では芦屋川を渡る形で阪急神戸本線の芦屋川駅が設置されています。
奥には六甲山系がそびえていて、山麓には高級住宅街もあります。
 
 

1番線より大阪梅田方を望む。すぐ先に県道344号の踏切があり、両側に東口の出入口があります。
この先、すぐに低い築堤高架になり、右へカーブして住宅街の中を一直線に東北東へ走ります。そして宮川を渡ると地平区間になり、打出駅へと至ります。
 
 

2番線より元町方を望む。こちらもすぐ先に踏切があり、右側(北)に西口の出入口があります。
この先、下り勾配で住宅街の中を西南西へ走り、神戸市東灘区に入ると2015年~2019年にかけて高架化された区間を走るようになります。その後は高架区間から住宅街を眺めて西南西へ走り、深江駅へと至ります。ホームの元町方で高橋川を渡っています。
 
 
あとがき
私が阪神電車の芦屋駅で下車(乗車)したのは2017年、2018年の計2度です。2017年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しましたが(2019年全駅制覇)、この時は時間の関係で西口しか回れなかったため、翌2018年に東口を探訪するためリベンジ訪問しました。ホームは芦屋川の橋梁上にあり、眺めは良かったです。また駅前は東口こそ市街地だったものの、西口は閑静な住宅街でした。そしてJR芦屋駅と比較してのどかな雰囲気が漂っており、人もJR駅ほど多くありませんでした。  
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の下り電車(新快速以下の種別)に乗り換えて大阪駅で下車します。さらに阪神本線の大阪梅田駅から直通特急または特急に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと阪神電車の大阪梅田駅から上記のルートで到達可能です。難波からですと平日は阪神なんば線の快速急行に乗れば到達できますが、土休日は全列車通過になってしまいますので西宮駅で普通車にお乗り換え下さい。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、下り線ホームに売店「アズナス exp-b」があり、駅の北東約180mにコンビニ「セブンイレブン」があります。東口駅前にはスーパー「パントリー」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は東口前の「餃子の王将」くらいでしょうか。尚、駅前にカフェは多く、約70m北には洋菓子店で有名な「アンリ・シャルパンティエ」の芦屋本店があります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。阪神本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は芦屋駅でも途中下車されてみて下さい!
  
(参考:阪神電気鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)