下総中山駅【千葉県】(中央・総武緩行線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県船橋市西端部の、市川市との境界近くに広がる住宅街に位置する武蔵野線の駅で、JR線における日蓮宗大本山として知られる中山法華経寺への最寄駅である
下総中山駅 (しもうさなかやまえき。Shimousa-Nakayama Station) です。
 
 
駅名
下総中山駅 (JB 29)
 
所在地
千葉県船橋市 
 
乗車可能路線・系統 
JR東日本:中央・総武緩行線
(※) 総武快速線はホームが設置されていません。 
 
隣の駅
御茶ノ水方・三鷹方……本八幡駅
津田沼方・千葉方………西船橋駅  
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

下総中山駅は高架駅で、高架下1階に駅舎があります。南北に出入口があります。駅舎の通路は南北自由通路を兼ねていますが、南口側は階段しかないのでバリアフリー非対応です。
東西の高架下には店舗が入っています(西側…西友など、東側…餃子の王将など)。
写真は北口で、西を望む。北口は駅外と駅舎の間に段差がありません。
北口にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所、タクシー乗り場、タクシープールが設けられていて、交番もあります。
 
  

北口駅前の様子です。東を望む。右側に北口の出入口があります。
駅前は近年になって再開発が行われ、駅前広場が整備され、再開発ビルも建てられました。
右側(東)のビルは商業施設「ミレニティ中山」で、「マルエツ」や「ダイソー」などが入居しています。
左側(北)のビルは商業施設「プラザなかやま」で、「マクドナルド」や「マツモトキヨシ」などが入居しています。
そして写真奥(北東)にはマンションが建っています。
 
 

北口駅前の様子です。北を望む。後方に北口の出入口があります。
奥へ延びる細い道を300m少々北上すると京成本線の京成中山駅前に到達し、踏切を渡ってさらに250mほど北上すると駅名の由来にもなった中山法華経寺にたどり着きます。
駅から中山法華経寺までは一直線のルートで、この道が参道になっていますが、道幅が狭くて交通量が多く、歩道もないので車に注意が必要です。約230m先にある国道14号(千葉街道)との交差点から先は石畳風の舗装になります。
また、駅北側は駅前を除き再開発が行われておらず、狭い道路が多くて雑然とした市街地になっています。
駅前や参道沿いには商店が多いですが、路地裏に入ると住宅街になります。
尚、中山競馬場への最寄駅は当駅ではありません(2km少々離れています)。武蔵野線の船橋法典駅が最寄駅です。
 
 

こちらは南口です。東を望む。
南口は駅外と駅舎の間に段差があり、階段しかありません。車いすで駅をご利用の場合は約110m西か約270m東にある、線路をくぐるガードへ迂回して北口へ回らなければなりません。
また、南口には駅前広場がなく、出入口の階段が歩道のない側道に面していますので飛び出し注意です。
 
 

南口駅前の様子です。南を望む。後方に南口の出入口があります。
駅南側は道路が直線的で整然としているものの、昭和初期から開発が進んでいたため狭い道路ばかりで、南口には路線バスが乗り入れていません。
こちら側は住宅街になっていますが、駅前には商店が多いです(線路南側の側道沿いまたは高架下に集中しています)。
約250m南には真間川が南東方向へ流れていて、対岸にも住宅街が広がっています。
また、下総中山駅は船橋市内にありますが、西へ120mほど進むと市川市です。当駅は市川市からの利用もあります。
 
 

高架下1階にある改札口の様子です。東を望む。左後方が北口、右後方が南口です。下総中山駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が5通路あり、左端が幅広通路です。右端には有人通路があり、窓口に面しています。
改札口から離れた右後方に自動券売機と指定席販売機があります。通路を挟んで後方(西)にはJR東日本系のコンビニエンスストア「ニューデイズ」や「ベックスコーヒーショップ」などがあります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして高架上2階にある各ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。
また改札を入って左側には「キオスク」があります。下総中山駅は改札内外に売店またはコンビニがある事になります。 
 
 

東行の2番線に設置されている吊下式の駅名標です。今流行りの非電照式です。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には中央・総武緩行線(総武線各駅停車)のラインカラーである黄色が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JB 29)。
 
 

下総中山駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、西北西~東南東方向にホームが延びています。
左(南)が1番線で西行の錦糸町・御茶ノ水・三鷹方面、右(北)が2番線で東行の津田沼・幕張・千葉方面です。
2番線の右側には総武快速線(総武線快速)が並行していますが、下総中山駅にホームは設置されていません。快速電車や特急『成田エクスプレス』が高速で通過していきます。
ホーム有効長は10両分で、2018年12月時点でホームドアは未設置でした。ホーム幅は広くもなく狭くもなくといった感じです。
上屋はやや千葉寄り(手前側)の9両分しか設置されていません。そのため、東行電車の場合は先頭車両の前方一部と最後部車両の大半(後寄り)が上屋からはみ出して停車します(西行電車はその逆)。雨天時に当駅で下車される際は中間車両にご乗車になって下さい。
写真は2番線より御茶ノ水方・三鷹方を望む。
 
 

こちらは2番線より千葉方を望む。
右から1番線、2番線、総武快速線上り、総武快速線下りの順です。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
また、発車メロディーは、
1番線……Verde Rayo
2番線……Gota del Vient
です。
 
 

2番線より御茶ノ水方・三鷹方を望む。
左から緩行線西行(1番線)、緩行線東行(2番線)、総武快速線上り、総武快速線下りの順です。
錦糸町駅の先までこの配列の線路別複々線が続きます。
この先、すぐに市川市に入り、高架複々線で住宅街の中を西北西へ走ります。真間川を渡り、左手に商業施設「ニッケコルトンプラザ」を見て走ると右前方にタワーマンション群が見えてきて本八幡駅へと至ります。都営新宿線と乗換可能で、京成本線(京成八幡駅)との乗換も比較的容易です。
 
 

千葉方を望む。
右から緩行線西行(1番線)、緩行線東行(2番線)、総武快速線上り、総武快速線下りの順です。
千葉駅までこの配列の線路別複々線が続きます。
この先、高架複々線で住宅街の中を東南東へ走りますが、左側には丘陵地を遠望できます。その後は右から東京メトロ東西線が寄り添い、東西線とともに地平に下ると市街地に入り、西船橋駅へと至ります。武蔵野線、京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道線と乗換可能です。
 
 
あとがき
私が下総中山駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。都会的な高架駅で、北口側は再開発されて大きなビルが立ち並んでいましたが、南口側は狭い側道沿いに小さなビルが密集していました。全体的に駅周辺は住宅街になっています。
 
新宿駅からですと中央・総武緩行線に乗れば乗換なしで当駅に到達できます。急ぎたい場合は新宿~御茶ノ水で中央線快速、錦糸町~市川で総武快速線も利用できますが、総武快速線へは乗換に時間がかかるため短縮効果は小さく、むしろ余計に時間がかかる場合があります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、横須賀線・総武快速線の千葉方面行きに乗り換えて市川駅で下車します。そして別ホームに発着する総武緩行線の千葉方面行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「マクドナルド」「天丼てんや」「餃子の王将」「ガスト」「ココイチ」「日高屋」くらいでしょうか。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。中央・総武緩行線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は下総中山駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)