東松戸駅【千葉県】(北総鉄道北総線、京成成田空港線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 

今回の【駅】コーナーは、
千葉県松戸市南東部に広がる住宅街に位置する北総鉄道北総線と京成電鉄成田空港線【愛称:成田スカイアクセス線】の共同使用駅で、JR武蔵野線との乗換駅でもある
東松戸駅 (ひがしまつどえき。Higashi-Matsudo Station) です。
 
尚、武蔵野線・東松戸駅の記事につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら
 
 
駅名
東松戸駅 (北総鉄道の管理駅。駅番号は両社とも「HS 05」)
 
所在地
千葉県松戸市
 
乗車可能路線
北総鉄道:北総線
京成電鉄:成田空港線 【愛称:成田スカイアクセス線】 
 
隣の駅
北総鉄道北総線
京成高砂方…………秋山駅   
印旛日本医大方……松飛台駅   
 
京成成田空港線
京成高砂方……京成高砂駅 (東京都)
成田空港方……新鎌ヶ谷駅   
 
乗換可能駅
JR東日本:武蔵野線……東松戸駅まで徒歩3分
 
訪問・撮影時
2019年2月、2020年6月
 
 

北総線・成田スカイアクセス線の東松戸駅は高架駅で、既に高架区間で開通していたJR武蔵野線(左側を南北方向に走行)を跨ぐためにかなり高い位置を通っています。
高架下に駅舎があり、3階に改札口があります。1階部分に出入口と「ファミリーマート」「ケンタッキーフライドチキン」が、2階部分に踊り場とペデストリアンデッキへの連絡口があります。駅外と3階改札口の間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されています。
また、駅外からの出入口は北側と東側(JR武蔵野線との乗換通路)しかなく、南側(反対側)から駅に出入りする際はこちらの北側または東側へ回る必要がありますが、駅舎部分の東西に南北を結ぶ連絡通路がありますのでさほど不便ではありません。
そして、駅前にはJR駅と共用のロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。駅前広場の出入口には交番があります。
写真は南を望む。
 
 

こちらは東を望む。
右手に北総線・成田スカイアクセス線があり、正面(写真奥)に武蔵野線の東松戸駅があります。
双方の東松戸駅は北総線の駅構内にある連絡通路(階段・上りエスカレーター)で結ばれていて、案外スムーズに乗換可能です。
東松戸駅は北総線の駅が1991年開業で、JRの駅が1998年開業と、北総線の駅の方が7年早く開業しています。そのため、駅前広場の正面に北総線の駅があり、ここでは珍しく私鉄側の駅が主役になっています。JRの駅は駅前広場の左側に設置されており、やや肩身が狭い印象です。
JR線の駅の手前には、JR線と並行する形で北総線の駅と北側にある複合ビルを結ぶペデストリアンデッキが設置されています。
 
 

駅前の様子です。北を望む。
以前は農村風景が広がっていましたが、北総線の東松戸駅が開業した事により徐々に開発が進行しました。そして今ではご覧のようにマンションが立ち並ぶ街並みになりました。商店はあまり多くありませんが一定数存在します。しかし、住宅街が形成されているのは駅周辺のみで、各方面へ500mほど離れると農地や山林が随所に残っています。
また、約1km北には東京都立八柱霊園があり、その出入口の近くには松戸新京成バスの松戸営業所・車庫があります。
 
 

こちらはJR線・東松戸駅の西口より西を向いて撮影。
北総線の駅が手前(西)から奥(東)の頭上に延びており、JRの駅が左(南)から右(北)の頭上に延びています。
JR線から北総線へ乗り換える際はこの階段・上りエスカレーターを利用します(その逆も同様)。エレベーターをご利用の際は一旦右前方の西口から外へ出て、コンビニ横へ回る必要があります。
右側にJR線の改札口があり、後方に東口があります。
 
 

高架下3階に設置されている改札口の様子です。西を望む。北総線・京成成田スカイアクセス線の東松戸駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
後方に駅外・JR駅・ペデストリアンデッキとを結ぶ階段と上りエスカレーターがあり、右手に1階駅前広場・2階踊り場(ペデストリアンデッキ)とを結ぶエレベーターが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、右から2番目と3番目はICカード専用通路です。
自動改札機に幅広通路はなく、左端の有人通路が車いす用通路になっています。有人通路に面して窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。その左には定期券うりばがあります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札階と4階にある各ホームの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターがそれぞれ設置されています。
尚、改札内に売店・コンビニはありません(コンコースに飲料自動販売機はあります)。改札外1階にコンビニがあります。そして右手のエレベーター乗り場方面には「イデカフェ」があります。
 
 

下り4番線の側壁に設置されている吊下式の駅名標です。電照式です。
東松戸駅は北総鉄道と京成電鉄の共同使用駅ですが、北総鉄道が管理しているため駅名標は北総鉄道仕様になっています。左上には京成グループのロゴマークがあります。
駅ナンバリングも併記されています (HS 05)。尚、京成成田スカイアクセス線において北総鉄道との共同使用駅では駅番号が設定されていません(京成電鉄管理駅では成田湯川駅を除き京成本線の駅番号が使用され、成田空港線の単独駅である成田湯川駅では「KS 43」が使用されています)。
尚、計画当時の仮称は「紙敷」でしたが、実際は「東松戸」駅として開業しました。
 
 

北総線・京成成田空港線の東松戸駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、JR線を跨ぐため4階(地上17m)の高さにあります。南西~北東方向にホームが延びています。ホームの印旛日本医大側(後方)で武蔵野線の東松戸駅を跨いでいます。
 
右ホーム(南)の右が1番線、左が2番線で、ともに上り京成高砂・京成上野・都営浅草線・京急線羽田空港方面です。
左ホーム(北)の右が3番線、左が4番線で、ともに下り印旛日本医大・成田空港方面です。
内側の2・3番線が主本線(通過線)で、外側の1・4番線が副本線(待避線)です。
当駅は北総線の普通列車の他、京成成田スカイアクセス線の『アクセス特急』も停車し、朝夕時間帯の一部で普通とアクセス特急の緩急接続が行われ、普通やアクセス特急が京成の『スカイライナー』を待避をする事があります。尚、『スカイライナー』は当駅に停車しません。
 
ホーム有効長は9両分ですが、将来的に10両分に延伸可能な構造です。2020年6月現在、ホームドアは未設置で、『スカイライナー』の通過時は注意が必要です。ホーム幅は一定の広さが確保されています。
上屋は各ホームとも印旛日本医大方(手前側)の6両分強に設置されています。雨天時に当駅で下車される際は印旛日本医大寄りの6両にご乗車になって下さい。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、待合室(空調は?)が設置されていて、少なくとも1・2番線には冷水器もあります。
写真は上り2番線より印旛日本医大方を望む。
 
 

2番線より京成高砂方を望む。左から1番線(上り)~4番線(下り)の順です。
この先、右へカーブすると住宅街から農村風景へ変わり、高架区間から地下トンネルに入ります。その後は地下区間を西南西へ走り、明かり区間(半地下区間)に出ると秋山駅へと至ります。
ちなみに京成成田スカイアクセス線の次駅は京成高砂駅になります。
 
 

3番線より北総線・印旛日本医大方、京成成田スカイアクセス線・成田空港方を望む。
ホームの先の部分で武蔵野線をオーバーパスします。
この先、マンションが立ち並ぶ住宅街の中を北東へ走りますが、やがて右へカーブすると半地下区間(掘割区間)になり、農村部や山林の中を東北東へ走ります。そして山林を出て再び高架区間になり、右へカーブして住宅地の中に入ると松飛台駅へと至ります。
ちなみに京成成田スカイアクセス線の次駅は新鎌ヶ谷駅になります。
 
 
あとがき
私が北総線・成田スカイアクセス線の東松戸駅で下車(乗車)したのは2019年と2020年の計2度です。2019年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。そして2020年は武蔵野線と北総線の乗換のために利用しました。武蔵野線を跨ぐためホームはかなり高い位置にあります。駅前は1991年の駅開業と前後して整備された感じの新しい街並みですが、武蔵野線も停車して各方面へアクセス至便な駅にしては駅前がやや閑散とした印象でした。
 
新宿からですと都営新宿線の急行or各停に乗り馬喰横山駅で下車。改札を出て連絡通路を通り東日本橋駅へと移動し、都営浅草線の京成押上線~北総線直通電車(印旛日本医大行きor印西牧の原行き)に乗車して当駅下車です。この系統は20分間隔で本数がやや少ないので注意が必要です。または東日本橋駅から京成成田スカイアクセス線経由成田空港行き(アクセス特急)に乗車して当駅下車です。この系統は40分間隔とさらに本数が少ないですが…。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車、隣接する京急駅から都営浅草線~京成押上線~北総線or京成成田スカイアクセス線直通電車(印旛日本医大行きor印西牧の原行きor成田空港行き)に乗り当駅下車です。運賃は高くなりますが品川駅から乗換なしで到達できます。あるいは日暮里駅でJR線から京成線に乗り換えて、さらに京成高砂駅で北総線に乗り継いでも到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅高架下にコンビニがあり、駅近くにも複数の店舗があります。また、武蔵野線の高架下にスーパー「マルエツ」が、駅北側にスーパー「ベルクス」があります。一方、駅付近に飲食店も点在していて、チェーン店は駅高架下の「ケンタッキーフライドチキン」をはじめ、概ね400m圏内に「マクドナルド」「かつや」「山田うどん」「ブロンコビリー」「幸楽苑」があります。まぁ、事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、北総線および京成成田スカイアクセス線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東松戸駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)