御徒町駅【東京都】(山手線、京浜東北線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都台東区南西部の繁華街・御徒町地区に位置する山手線、京浜東北線の駅で、「アメ横」「松坂屋上野店」「ジュエリータウンおかちまち」などが立地する商業集積地にある駅、そして東京メトロ銀座線(上野広小路駅)、東京メトロ日比谷線(仲御徒町駅)、都営大江戸線(上野御徒町駅)との乗換駅でもある難読駅、
御徒町駅 (おかちまちえき。Okachimachi Station) です。
 
尚、乗換可能な地下鉄各駅の記事につきましては以前UPいたしました。
銀座線・上野広小路駅⇒記事はこちら
日比谷線・仲御徒町駅⇒記事はこちら
都営大江戸線・上野御徒町駅⇒記事はこちら
 
 
駅名
御徒町駅
 
所在地
東京都台東区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:山手線京浜東北線
(※) 正式路線名は「東北本線」です。上野東京ラインの列車は停車しません。
 
隣の駅
山手線 (JY 06)
東京方・品川方……秋葉原駅
田端方・池袋方……上野駅 
 
京浜東北線 (JK 31)
横浜方・大船方……秋葉原駅
赤羽方・大宮方……上野駅 
 
乗換可能駅
東京メトロ:銀座線……………………………上野広小路駅まで徒歩7分
東京メトロ:日比谷線…………………………仲御徒町駅まで徒歩8分
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】……上野御徒町駅まで徒歩7分
 
訪問・撮影時
2019年9月、2020年6月
 
 

御徒町駅の北口(西側)です。東を望む。画質が悪くて申し訳ありません。
御徒町駅は低地に位置する高架駅で、南北方向に線路・ホームが延びており、北側の春日通り(都道453号線)南寄り高架下に北口駅舎・改札口が、南側の高架下に南口駅舎・改札口がそれぞれ設置されています。
写真は北口の西側出入口です。左側を手前(西)~奥(東)に延びる道路は春日通りです。
北口は高架西側、高架東側、そして春日通り南側(ガード下部分)に出入口を有していて、駅外と駅舎内に段差はありません。
ガード手前のスクランブル交差点西側の春日通り南寄り(写真右)には魚介中心のスーパー「吉池」の本店があり、入居する吉池本店ビルには「ユニクロ」「GU」「ユザワヤ」や飲食店のテナントが入っています。また、人気YouTuber(ユーチューバー)のHIKAKIN(ヒカキン)氏が過去に「吉池」で勤務していました。
そしてスクランブル交差点の左側(北)、JR線の高架沿いには全国的にも有名な商店街「アメヤ横丁(アメ横)」があり、上野駅前まで延びています。
尚、御徒町駅には駅前広場がありますが、約100m右側に位置する南口の西側 (松坂屋パークプレイス24の東側) に歩行者用の広場があるのみで、自動車が乗り入れ可能なロータリーなどは存在せず、また北口には広場自体がありません。
 
 

北口(西側)の駅前スクランブル交差点より北を望む。右側をJR線の高架橋が通っており、右後方高架下に北口があります。
左(西)~右(東)に延びる道路は春日通りで、地下に都営大江戸線の上野御徒町駅があります。西側に東京メトロ銀座線の上野広小路駅が、東側に東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅があります。
スクランブル交差点から前方(北)へ向けて、JR線の高架橋沿いに商店街「アメヤ横丁(アメ横)」が延びています。道路左側や高架下に食料品を中心に多くの店舗が軒を連ねており、特に年末の時期は多くの買物客でごった返します。
そして、「アメ横」を通り抜けると上野駅不忍口に到達します(約500m)。
また、約80m西(写真左外)には「アメ横」に並行して商店街「上野中通り商店街【愛称:上中(うえちゅん)】」が北方向へ延びていて、約250m先で「アメ横」に合流します。
 
 

北口(西側)のスクランブル交差点より西を望む。後方をJR線の高架橋が横切っており、左後方高架下に北口があります。
手前(東)~奥(西)の道路は春日通りで、地下に上野御徒町駅があります。
春日通り沿いには商店街が形成されています。駅前に住宅は見られません。歩道は狭く、土休日は買物客で人だらけになり、通行が困難になります。
そして春日通りを150mほど西へ進むと中央通りとの上野広小路交差点に到達します。交差点南東角には百貨店「松坂屋上野店」があります。
中央通り地下には銀座線の上野広小路駅があり、JR線と乗換可能ですが、乗換は上野駅や神田駅の方が楽です。
また、右側(北)へ向けてのJR線沿いには商店街「アメヤ横丁(アメ横)」が延びており、左側(写真外)には「吉池本店ビル」があります。
 
 

こちらは御徒町駅の北口(東側)です。西を望む。
東側にも高架下に西側と同様の出入口があります。右側を手前(東)~奥(西)に延びる道路は春日通りです。
また、ガード手前のスクランブル交差点を左折して高架橋沿いに少し南へ進むと左手に都営大江戸線・上野御徒町駅のA6出入口があります。JR線と地下鉄各線の乗換に便利です。
高架橋の向こうに見えるのは西側の「吉池本店ビル」です。
 
 

北口(東側)の駅前スクランブル交差点より北を望む。左側をJR線の高架橋が通っており、左後方高架下に北口があります。
左(西)~右(東)に延びる道路は春日通りで、地下に都営大江戸線の上野御徒町駅があります。東側に日比谷線の仲御徒町駅が、西側に銀座線の上野広小路駅があります。
スクランブル交差点から前方(北)へ向けて、JR線の高架橋沿いに商店街「御徒町駅前通り商店会」が上野駅広小路口方面へ延びています(上野駅寄りは「上野駅前一番街」)。こちらも「アメ横」と同様に道路右側や高架下に多くの店舗が軒を連ねています。
そして、「御徒町駅前通り商店会」~「上野駅前一番街」を通り抜けると上野駅広小路口に到達します(約500m)。
また、約20m西(写真右外)には「御徒町駅前通り商店会」に並行して「上野御徒町中央通り商店街」が北方向へ延びています。
 
 

北口(東側)のスクランブル交差点より東を望む。後方をJR線の高架橋が横切っており、右後方高架下に北口があります。
手前(西)~奥(東)の道路は春日通りで、地下に上野御徒町駅があります。
春日通り沿いはオフィスビルと商店が混在していて、西側ほどの賑わいはありません。こちら側も駅前に民家は見られません。
そして春日通りを100mほど東へ進むと昭和通り(高架部を首都高速1号上野線が走行)との台東四丁目交差点に到達します。交差点南東角にはディスカウントショップ「多慶屋」があります。
昭和通り地下には日比谷線の仲御徒町駅があり、JR線と乗換可能です。多少距離がありますが、上野駅や秋葉原駅と比較してほぼ同様の乗換時間です。
また、高架下東側から昭和通り手前まで、右側(南)へ分かれる路地沿いには宝飾関係の店舗が集積していて、「ジュエリータウンおかちまち」と呼ばれています(中心部は南口(東側)付近)。3本ある南北方向の路地には、手前(西)から順に「珊瑚ストリート」「ルビーストリート」「サファイアストリート」の愛称が付けられています。
 
 

高架下にある北口改札の様子です。南を望む。
右後方に西側出入口、左後方に東側出入口、そして後方に春日通り南側歩道に面した出入口があります。駅外と改札の間に段差はありません。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて(左側に幅広通路あり)、左端にはカウンター形式の窓口・有人通路があります。
改札口の左手前にはICカードチャージ機、自動券売機、指定席券売機があり、左後方の東側出入口への通路沿いには『みどりの窓口』があります。
トイレと多機能トイレは改札内にあります。
そして2階の各ホームとは階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。階段のみ中2階を経由します。
尚、改札外右後方、西側出入口への通路沿いには売店「キオスク」が、左後方の『みどりの窓口』の反対側(北)には秋葉原駅総武線ホームの店舗が有名な「ミルクスタンド」がありますが、改札内に売店・コンビニはありません(飲食店は改札内にあります)。
そして、後述の南口改札内コンコースと北口改札内コンコースは直接繋がっていません(ホームを経由する形になります)。
 
 

こちらは御徒町駅の南口(西側)です。南を望む。
「学問のみち」の愛称が付いている東西方向に延びる細い道路の南寄り高架下に南口駅舎・改札口が設置されています。
西側と北側(「学問のみち」沿い)に出入口がありますが、西側は駅外と段差があり、しかもスロープがありませんので要注意です(北側は段差なし)。東側へ直接出られる出入口はなく、北側出入口から「学問のみち」のガード下を東へ歩く必要があります。
そして右側には駅前広場があり、後方約100mには北口があります。
 
 

南口(西側)駅前の様子です。西を望む。後方に西側出入口があります。
前方には駅前広場があり、その地下には有料駐輪場があります。駐輪場出入口の右側には上野を象徴するパンダの像があります。
駅前広場の向こう側には立体駐車場「松坂屋パークプレイス24」があり、その奥の高層ビルは「上野フロンティアタワー」です。「松坂屋」は地下1階のみ入居で、1階~6階は「PARCO_ya上野」、7階~10階は「TOHOシネマズ上野」が入居しています。高層階(11階~22階)はオフィスフロアとなっています。そして「上野フロンティアタワー」の右側には「松坂屋上野店」の本館があります。駅前広場の右側(北)には「吉池本店ビル」があります。
また、南口駅前も市街地で商店も多いですが北口駅前ほど賑わっておらず、南へ行くほどオフィスビルの割合が高くなります。尚、こちらも駅前に住宅は見られません。
 
 

こちらは御徒町駅の南口(東側)です。西を望む。
ちなみに南口には東側から直接入出場可能な出入口はなく、前後方向に延びる「学問のみち」のガード下左側(写真左奥)に南口の北側出入口があります。
 
 

南口(東側)駅前の様子です。東を望む。後方にJR線の高架橋が横切っており、ガード下右側に南口の北側出入口があります。
周辺は「ジュエリータウンおかちまち」の中心地北側で、駅の南東側にかけて宝飾関係の店舗が多く見られますが、飲食店などの商店も多く立地しています。住宅は見られません。
奥(東)へ延びる道路は「学問のみち」ですが、南口と約100m先の昭和通りとの間は「エメラルドアベニュー」の愛称が付けられています。
また、JR線の高架橋沿いを北(左)へ100mほど進むと北口で、その手前に地下鉄のA6出入口があります。
そして高架橋沿いを南(右)へ道なりに1km弱ほど進むと秋葉原駅に到達します。
 
 

こちらは高架下にある南口改札の様子です。南を望む。
北口改札とレイアウトが似ていて間違えそうですが、北口と比較してコンパクトな造りです。
右手に西側出入口、後方に北側出入口(駅東方面)があります。北側出入口は段差なしですが西側出入口は段差(階段)があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が正面方向(北側)と右方向(西側)の2方向に設置されていて(正面方向の一番左が幅広通路)、左端にはカウンター形式の窓口・有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機、指定席券売機がありますが、南口に『みどりの窓口』はありません。ご利用の際は北口へ回る必要があります。
通常のトイレは改札内中2階踊り場に、多機能トイレは改札を入って左前方(1階)にあります。
そして2階の各ホームとは階段・エレベーターで結ばれています。階段のみ中2階を経由します(通常のトイレあり)。
尚、改札外右前方にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。改札内に売店・コンビニはありませんのでご注意下さい。
 
 

3番線に設置されている山手線の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
JR東日本標準のデザインで、下部中央には山手線のラインカラー(黄緑)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JY 04)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅かつ東京山手線の内側にある駅なので、「区」マークと「山」マークの表示があります。
 
 

こちらは4番線に設置されている京浜東北線の駅名標です。反対側は山手線の駅名標になっています。
下部中央には京浜東北線のラインカラー(スカイブルー)が表示されています。
駅ナンバリングは「JK 29」です。
 
 

御徒町駅は島式ホーム2面4線を有する高架駅で、南北方向にホームが延びています。
左側ホーム(東)は左から1番線(京浜東北線南行。東京・大船方面)、2番線(山手線外回り。東京・品川方面)で、右側ホーム(西)は左から3番線(山手線内回り。上野・池袋方面)・4番線(京浜東北線北行。赤羽・大宮方面)の順です。1番線の左側には、上野東京ラインの複線と秋葉原駅付近に位置する留置線への出入庫線(単線)が並行していますが、ホームはありません。
有効長は全番線11両分の長さを有していますが、山手線電車は11両編成、京浜東北線電車は10両編成での運行です。
山手線、京浜東北線ともホームドアが設置されています。山手線の2・3番線は11両分、京浜東北線の1・4番線は東京方(前方寄り)の10両分にホームドアが設置されていますが、言い換えると京浜東北線ホームの上野方1両分にはホームドアはなく、その部分には落下防止柵が設置されています。したがって、山手線の線路を京浜東北線電車が走行して当駅で客扱いは可能ですが、山手線電車は京浜東北線の線路を走行可能なもののホームドアが10両分しか設置されていないので御徒町駅では客扱いできず、非常時や工事時に山手線電車が京浜東北線線路を営業運転できなくなってしまいました。
ホーム幅は利用者数に対してやや狭く、東京方のホーム端(写真奥)は特に幅が狭くなっています。
上屋(屋根)は各ホームともほぼ全体に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
そして各ホームの上野寄り(手前側)には地平の北口改札とを結ぶ階段・上下方向ES・EVが、東京寄り(奥)には地平の南口改札とを結ぶ階段・EVが、それぞれ設置されています。
写真は2番線より東京方・品川方・大船方を望む。
 
 

こちらは京浜東北線南行1番線より上野方・池袋方・大宮方を望む。東京寄りホーム端は幅が狭くなっています。
左(西)から4番線(ホーム)・3番線(ホーム)、2番線(ホーム)・1番線(ホーム)の順で、1番線の右側には上野東京ラインの複線と秋葉原駅付近に位置する留置線への出入庫線(単線)が並行しています。尚、東北新幹線は当駅付近で東側の地下を走行していて、東京方は秋葉原駅で、新青森方は上野駅を過ぎて日暮里駅で地上に出ます。
ちなみに発車メロディーは、
1番線(京浜東北線南行)………「教会の見える駅」
2番線(山手線外回り)………「せせらぎ (鐘強調)」
3番線(山手線内回り)…………「春 (強調トレモロ)」
4番線(京浜東北線北行)…………「春 New Ver.」
です。
 
 

1番線より東京方・品川方・大船方を望む。
右(西)から京浜東北線北行、山手線内回り、山手線外回り、京浜東北線南行の順で、さらに左に上野東京ラインの複線、留置線への出入庫線(単線)が並走しています。当駅のすぐ先、上野東京ラインと留置線には渡り線が存在します。
この先、高架区間で市街地を南下し、緩く右へカーブすると左手に上野東京ラインの留置線を見て走ります。そして左へカーブして千代田区へ入ると前方の高い位置に中央・総武緩行線が見えてきて、秋葉原駅へと至ります。東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス線、都営新宿線(岩本町駅)と乗換可能です。
 
 

2番線より上野方・池袋方・大船方を望む。
左(西)から京浜東北線北行、山手線内回り、山手線外回り、京浜東北線南行の順で、さらに右に上野東京ラインの複線、留置線への出入庫線(単線)が並走しています。また、左側の「アメ横」沿いには摩利支天徳大寺が見えます。
この先、すぐに左へカーブして「アメ横」など商店街に囲まれた中を高架で北上し、やがて右へカーブして中央通りをオーバーパスすると上野駅へと至ります。上野東京ラインから続く宇都宮線(東北本線)、高崎線、常磐線をはじめ東北、上越などの各新幹線、東京メトロ銀座線・日比谷線、京成本線(京成上野駅)と乗換可能です。但し、京成線との乗換は日暮里駅が便利です。
 
 
あとがき
私が御徒町駅で下車(乗車)したのは、2000年以降何度かあります。そのほとんどが駅周辺のホテルに宿泊するためでしたが、中でも2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で訪問しました。乗車人員の多さの割には駅設備が小さく、レトロな雰囲気も残っています。駅前は繁華街で賑わっていて、上野駅方面へは「アメ横」をはじめ複数の商店街が伸びています。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗り当駅下車です。中央総武線各駅停車で秋葉原駅まで行き、山手線内回りに乗り換えてもOKです。尚、昼間は京浜東北線電車が停車しませんのでご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り終点の東京駅まで行き、山手線内回り(上野方面)または京浜東北線北行に乗り換えて当駅下車です。京浜東北線の快速は以前、当駅を通過していましたが現在は全列車停車駅になっています。また、上野東京ライン経由列車は当駅に停車しませんのでご注意下さい。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、南口にミニコンビニ「NewDays」があり、駅前にもコンビニが複数あります。飲食店も駅前には気軽に入れるチェーン店も多く、事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。山手線、京浜東北線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は御徒町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Departure Melody Room、ほのぼの「B級商店街」歩き、Google地図、Wikipedia)