東北沢駅【東京都】(小田急小田原線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都世田谷区北東部の環七通りに近い住宅街に位置する小田急小田原線の駅で、2013年に地下化され、2018年に完全複々線化された
東北沢駅 (ひがしきたざわえき。Higashi-Kitazawa Station) です。
 
尚、写真は2019年7月訪問時に撮影したものです。現在は状況が変化していると思われますが、ご了承下さい。
 
 
駅名
東北沢駅 (OH 06)
 
所在地
東京都世田谷区
 
乗車可能路線
小田急電鉄:小田原線
 
隣の駅
新宿方………代々木上原駅
小田原方……下北沢駅 
 
訪問・撮影時
2019年7月
 
 

東北沢駅の駅舎です(写真奥)。東北沢駅は地下駅で、2013年に地下化され、先に完成した現在の急行線に面する形で、現在の緩行線の位置に仮設ホームが設置されました。地上とのアプローチはこの時点で後の緩行線上下線間に一部完成していた本設ホームの階段等を使用していました。2年後の2015年に地上線跡の場所に駅舎が完成し、2018年に代々木上原~梅ヶ丘が複々線化され(代々木上原~東北沢は再複線化⇒1978年頃に複々線化されたものの2005年に地下化のため複線に戻された経緯があります)、仮設ホームは撤去され、緩行線上下線間の本設ホームが本格使用開始となりました。
地平部に平屋建ての駅舎があり、東西に出入口と改札口が設置されています。
写真は新宿方(北東側)の東口で、南西を望む。
地上線時代は手前から奥に向けて小田急線が走っていました。現在はこの地下を走行しています。
尚、私の訪問時(2019年7月)は駅舎手前にてロータリーを有する駅前広場の建設工事中でした。もう完成しているでしょうか?
また、後方(北東)には南北方向に都道420号線が通っており、この都道より東側は渋谷区になります。
 
 

東口駅前の様子です。北を望む。後方に北口があります。
駅周辺は住宅街で、商店は少ないです。一戸建て住宅の割合が高く、集合住宅はさほど多くない印象です。
 
 

東口改札口の様子です。右が北側の出入口ですが、2019年7月現在、左側や後方は工事中のため行き止まりになっています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、一番左は幅広通路です。
幅広通路に面した位置と改札口の左手前には窓口があり、その左側に自動券売機があります。右の券売機は定期券も、左の券売機は特急券も購入できます。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札階と地下1階にあるホームとの間は階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
尚、東北沢駅構内には売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
そして、改札の右側にはカフェがあります。
 
 

こちらは西口です。東を望む。
2019年7月現在、左側では道路と駅前広場の工事が行われていました。
駅舎の小田原方(南西側)に西口改札口があります。
南からアクセスできない東口とは違い、西口は南北両側よりアクセス可能です。
 
 

西口駅前の様子です。南を望む。後方左手に西口があります。
駅前まで住宅街が迫ってきています。東口と違い商店も見られません。
集合住宅も見られますが、低層の建物が多いです。
 
 

西口改札口の様子です。右が南側、左が北側です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、一番右は幅広通路です。右端に窓口があります。
改札口の右手前に自動券売機が1台あります。ICカードの購入やチャージ、特急券の購入も可能です。
そして改札内コンコースは東口側と共用です。西口の正面には東口改札口が見えます。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
小田急の新デザインですが、外国語は英語のみ併記されています。
駅ナンバリングも併記されています (OH 06)。
 
 

東北沢駅は地下1階の緩行線上に10両対応の島式ホーム1面2線が設置されていて、北東~南西方向にホームが伸びています。
左(南)が1番線で下り小田原方面、右(北)が2番線で上り新宿方面です。
また、1番線の外側(左)には下り急行線が、2番線の外側(右)には上り急行線が並走していますが当駅にホームは設置されていません。そしてホーム中ほどで急行線は下り勾配になり、緩行線の下層に入って下北沢駅の下層階、急行線ホームへと至ります。
 
ホーム幅は中央部こそ結構広いですが、両端は狭いです。私の訪問時点(2019年7月)において既にホームドアが設置されていました。
そしてホームにはベンチが設置されていますが、線路と平行に配置されており(JR西日本の駅でよく見られる配置)、泥酔した客が線路に落下したりホームドアに当たったりしないように考慮されています。
写真は1番線側より小田原方を望む。
 
 

1番線側より新宿方を望む。すぐ先にトンネル出口があります。
内側2線が緩行線、外側2線が急行線です。
尚、前述しましたが、代々木上原~東北沢の1区間は地上線時代にすでに複々線化されていました。地下化工事および東北沢~登戸の複々線化工事に際して一旦複線になりましたが、2018年に再び複々線に戻されました。
この先、右へカーブしながら上り勾配になります。すぐに渋谷区に入って地下トンネルを出ると一気に高架区間になり、緩行線の内側に千代田線の引上線が現れます。そして緩行線と留置線が合流すると代々木上原駅へと至ります。尚、新宿行きの各駅停車は代々木上原駅手前で緩行線から急行線へ転線します(新宿発の各駅停車はその逆)。
 
 

緩行線・小田原方を望む。世田谷代田駅の先まで地下区間が続きます。
この先、住宅街の中を南西に走り、京王井の頭線との乗換駅である下北沢駅へと至ります。途中で急行線が緩行線の直下を走るようになります。下北沢駅では緩行線が上層の地下1階ホーム、急行線が下層の地下2階ホームに発着します。
 
 
あとがき
私が東北沢駅で下車(乗車)したのは2018年、2019年の計2度です。2018年は複々線化直前、急行線にホームがあった当時に訪問しました。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。乗降人員に比例した規模の地下駅で、駅前は工事が続いていましたが、閑静な住宅街といった感じでした。
 
新宿駅からですと小田急小田原線の各駅停車に乗車して当駅下車です。先発の各停が当駅に先着します。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線外回り(品川駅)or中央線快速(東京駅)に乗り換えて新宿駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅前に1軒あり、駅南側にスーパー「まいばすけっと」がありますが、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、外食チェーン店は全くありません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東北沢駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、世田谷区のHP、Google地図、Wikipedia)