下北沢駅【東京都】(小田急小田原線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都世田谷区北東部の市街地にある小田急小田原線の急行停車駅で、京王井の頭線との乗換駅、そして個性的な古着屋や飲食店、ライブハウスが集積していて、本多劇場をはじめ多くの小劇場が立ち並ぶ「演劇の街」として有名で、「若者の街」「ファッションの街」「サブカルチャーの街」としても有名な「下北(シモキタ)」こと下北沢に位置する駅、(Wikipediaの本文を引用)
下北沢駅 (しもきたざわえき。Shimo-Kitazawa Station) です。
 
尚、京王井の頭線の下北沢駅につきましては後日UP予定です⇒記事はこちら
 
 
駅名
下北沢駅 (OH 07)
 
所在地
東京都世田谷区
 
乗車可能路線
小田急電鉄:小田原線 
 
隣の駅
新宿方………東北沢駅
小田原方……世田谷代田駅 
 
乗換可能駅
京王電鉄:井の頭線……下北沢駅まで徒歩4分
  
訪問・撮影時
2019年7月・8月、2020年3月
 
 

下北沢駅の東口です。下北沢駅は地下駅で、2013年に地下化され、先に完成した地下2階の急行線ホームのみで営業しており、各駅停車も急行線ホームに発着していましたが、2018年に複々線化され、地下1階の緩行線ホームも使用開始となり、各駅停車などは緩行線ホームに発着するようになりました。
駅舎は一部2階建てで、真下(地下)を小田急線が走っています。また、東口の先を左右方向(東西方向)に京王井の頭線の高架橋が通っていて、右側に京王駅の出入口があります。
東口は写真正面、駅舎の新宿方(北東側)にあります。駅舎の南西側には中央口と南西口もあります。そして駅舎1階一部と井の頭線南西側の駅舎2階には小田急系の商業施設「シモキタエキウエ」が入居しています。
 
 

東口駅前(北東側)の様子です。背後左側に東口があります。
中央の空地は小田急線の地上線跡で、この場所に駅前広場が整備される予定です。
駅北側には住宅街が広がっていますが、駅前には商店が多数見られます。全体的に狭い道路だらけで雑然としています。
また、写真奥の交差点を右折した先には「本多劇場」があります。
 
 

東口駅前(南側)の様子です。背後に京王井の頭線のガードがあり、その向こう側に東口と京王駅の京王中央口があります。
また、正面の交差点を右折すると南西口方面です。
駅前から南にかけて「下北沢南口商店街」が形成されています。狭い通り沿いに多くの店舗が軒を連ねています。
左側のビルには「下北沢 駅前劇場」と「下北沢 OFF・OFFシアター」があります。
そして写真は朝9時台の撮影で人通りはまばらでしたが、昼頃になると人だらけになります。
また、駅を離れると住宅街になりますが、やはり道路は狭隘で自動車の通行は難儀します。
 
 

東口改札口の様子です。
下北沢駅には東口をはじめ中央口、南西口と3ヶ所の改札口があります。右側に京王井の頭線駅への出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路あり、左端にカウンター形式の有人通路があります。この中に窓口もあります。
改札口の左手前に自動券売機とICカードチャージ機が4台あり、定期券や特急券も購入できます(一部機種のみ)。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
改札階と地下にあるホームとの間は階段、エスカレーター(上下方向)、エレベーターで結ばれています。
また、改札内にはコンビニ「セブンイレブン」があります。
 
 

中央改札口の様子です。
京王井の頭線の高架下にあり、背後に京王の京王中央口改札があり、井の頭線駅への出入口があります。
左側に京王中央口出入口があり、小田急東口方面へ抜けられます。右側へ進むと小田急南西口方面へ抜けられます。
尚、かつては歴史的経緯から小田急構内と京王構内が改札内で繋がっていましたが、2019年3月16日から両社の改札内が分離されました。改札前には小田急専用改札になった旨の説明書きが掲示されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端の幅広通路は有人改札を兼ねています。
改札口の右手前に自動券売機があり、特急券も購入できます(一部機種のみ)。
ちなみに改札内コンコースは東口、南西口と共用です。
また、右背後には「シモキタエキウエ」の店舗(コンビニ「セブンイレブン」、ベーカリー「HOKUO」、蕎麦屋「箱根そば」)があります。
 
 

こちらは南西口です。2019年7月の撮影で、「シモキタエキウエ」は開業前です。
1階に駅舎機能、2階に「シモキタエキウエ」が入居しています。駅外は1階と2階の中間の高さにあり、駅舎のある1階とは階段と車いす通行可能なスロープで結ばれていますが、2階駅前とは階段と自転車用のスロープしかなく車いすで通行できないので注意が必要です。ちなみに南西口部分に1階と2階を結ぶエレベーターはありません。
そして背後には小田急線の地上線跡が南西方向へ延びていて、将来的に遊歩道などが整備される予定です。
 
また、南西口改札口は駅員不在で、代わりにインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、左端の幅広通路はインターホン対応通路を兼ねています。
改札口の左手前に自動券売機があり、特急券も購入できます。
尚、改札内コンコースは東口、中央口と共用です。
トイレ・多機能トイレは改札内の他に「シモキタエキウエ」2階にもありますが、南西口から車いすで2階へは行けないので要注意です。
 
 

南西口駅前(西側)の様子です。
こちらの西側は普通の住宅街で、商店はほとんど見られません。やはり狭い道路ばかりです。
写真の道路を60m進み、「成城石井」のある突き当たりを右折すると40mほどで京王駅の西口に到達します。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
小田急の新デザインで、大型のタイプです。
駅名のみならず、のりかえ情報も英語、中国語、韓国語で書かれています。
駅ナンバリングも併記されています (OH 07)。

尚、写真は緩行線ホームの駅名標ですが、記憶では急行線ホームの駅名標も隣駅表示は「東北沢」「世田谷代田」だったと…。
 
 

小田急線の下北沢駅は緩行線ホームが地下1階、急行線ホームが地下2階の二層構造で、北東方向~南西方向にホームが延びています。
写真は地下2階の急行線ホームで、メガネ型シールド工法で建設されました。
右が1番線で下り小田原方面、左が2番線で上り新宿方面です。
急行(上り千代田線直通を除く)・快速急行・通勤急行が急行線ホームに発着します。
10両対応で、訪問時点(2020年3月)においてホームドアは未設置でした。
ホーム幅は比較的広いですが、両端に狭い箇所があります。
そしてホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。また、ホームの小田原方の端近くにはトイレと多機能トイレがあります。
地上1階の改札方面とは階段、上下方向エスカレーター、エレベーターで結ばれていますが、全て地下1階の緩行線ホームを経由します(エレベーターは乗換なしで地上1階まで行けます)。

尚、2013年の地下化から2018年の複々線化までの間、現在は緩行線を走る各駅停車などの種別もこの急行線ホームに発着していました。
写真は新宿方を望む。
 
 

急行線(下り線)・新宿方を望む。駅間もシールドトンネルが続きます。
 
急行線の新宿方面はこの先、上り勾配になり、東北沢駅付近で緩行線と同じ高さを走るようになり(急行線が外側線、緩行線が内側線を走行する方向別複々線)、東北沢駅(ホームなし)の先で地上に出て一気に高架区間となり、急行停車駅かつ東京メトロ千代田線との乗換駅である代々木上原駅へと至ります。
 
一方、小田原方は地下2階レベルをキープして世田谷代田駅(ホームなし。但し2013年~2018年に使用されたホーム跡あり)を通過後に上り勾配で地上に出ますが、その際に緩行線が並びます(急行線が内側線、緩行線が外側線を走行する方向別複々線)。その後は一気に高架区間になり、ホームのない梅ヶ丘駅と豪徳寺駅を通過して急行停車駅である経堂駅へと至ります。
 
 

こちらは上層・地下1階の緩行線ホームです。開削工法で建設されました。
各駅停車・準急・通勤準急・急行(上り千代田線直通のみ)が発着します。
左が3番線で下り小田原方面、右が4番線で上り新宿方面・東京メトロ千代田線方面です。
こちらも10両対応ですが、2018年のホーム使用開始時点よりホームドアが設置されています。ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
そしてホーム上には1階改札階、地下2階急行線ホームとを結ぶ階段、上下方向ES、EVが設置されていますが、上が改札、下が急行線ホームです。乗り間違いに注意しましょう。

写真は小田原方を望む。
 
 

緩行線(上り線)・小田原方を望む。こちらは駅間も開削工法で建設されました。
緩行線は両隣の東北沢駅、世田谷代田駅まで地下1階レベルをキープして走ります。
 
新宿方はこの先、住宅街の地下をほぼ一直線に北東へ走り、東北沢駅へと至ります。ホームの新宿方で外側に急行線が並走するようになります。複々線化以前は急行線に面してホームが設けられており、現在の緩行線部分に仮ホームが設置されていました。
 
一方、小田原方はこの先、住宅街の地下を南西へ走り、右へカーブすると世田谷代田駅へと至ります。真下に急行線が通っていて、複々線化以前は地下2階の急行線にホームがありましたが、現在は立ち入る事ができません。
 
 
あとがき
私が下北沢駅で下車(乗車)したのは2002年、2010年、2013年、2019年の計4度です。2002年は京王井の頭線との乗換のため、2010年は駅前で食事をするため、2013年は地下駅化された直後に見学のため、そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。綺麗な地下駅でしたが、かつてな雑然な感じの駅も良かったですね。そして駅前もごちゃごちゃした商店街が魅力ですが、再開発により少しずつ印象が変わりつつあります。
 
新宿駅からですと小田急小田原線の快速急行以下の電車に乗車して当駅下車です。急行(上り千代田線直通を除く)・快速急行・通勤急行とその他の種別では発着階が異なります。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線外回り(品川駅)or中央線快速(東京駅)に乗り換えて新宿駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅前に複数あり、飲食店もチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は下北沢駅でも途中下車されてみて下さい!
そして下北沢駅へお出かけの際はぜひ小田急線をご利用になり、下北沢駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)