ときわ台駅【東京都】(東武東上線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都板橋区中南部の、区内随一の高級住宅街・常盤台地区に位置する東武東上線の駅、
ときわ台駅 (ときわだいえき。Tokiwadai Station) です。
 

尚、写真は2019年8月訪問時のもので、現在は様子が変化していると思われますが、ご了承下さい。
そして、大阪府の能勢電鉄妙見線にも同名の駅があります⇒駅記事はこちら
 
 
駅名
ときわ台駅 (TJ 06)
 
所在地
東京都板橋区
 
乗車可能路線
東武鉄道:東上本線 
 
隣の駅
池袋方……中板橋駅
寄居方……上板橋駅 
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

ときわ台駅の北口にて。ときわ台駅は地平駅で、北口はレトロな地平駅舎を有しています。
北口駅舎は1935年(昭和10年)の開業当初から現役で、修繕しつつ使い続けてきましたが、2017年~2018年にかけて大幅なリニューアルが行われ、開業当初のイメージを再現しました。
駅舎の右側、改札内トイレ等のある建物の外壁にはギャラリースペース「武蔵常盤小径」が設置され、常盤台住宅地内の文化財などを紹介した計11面のパネルが展示されています。
そして2019年8月時点で駅舎の左側には駅ビルが建設中でしたが、11月29日に東武系の商業施設「EQUiA(エキア)ときわ台」がオープンしました。スーパー「成城石井」などが入居しています。さらに、写真右奥に見えるビルは南口駅舎が入居する「東武ときわ台駅ビル」です。
また、北口にはロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所も併設されています。ちなみにロータリーは反時計回りです。ロータリー内には広場があり、噴水も設置されています。
 
 

北口駅前の様子です。ロータリー内より北を望む。
背後に駅舎があります。正面には前述の噴水があります。
駅前は市街地で、商店が多く見られます。
そして駅から離れると住宅街になりますが、約200m先(写真奥)からの一帯には戦前に東武が初めて開発を手掛けた「常盤台住宅地」が広がっています。当初は幹線道路と接続されなかった事などから不便とされていましたが、それが却って乱開発の抑止につながり、今日に至るまで高級住宅街としての面目を保っています。
 
 

北改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端には窓口があります。
改札口の右手前(写真右)には自動券売機があります。
そして改札口の先、右へ曲がってしばらく進むとホームとを結ぶ地下道への下り階段がありますが、エレベーターはありません。ベビーカー、車いすで当駅をご利用の場合はエレベーターの設備がある後述の南口へ回る必要があります。そして、階段を降りずに右側を直進した先に通常のトイレがあります。
ちなみに多機能トイレはホームにあります。
尚、当駅構内に売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

こちらは南口です。写真は東を望む。
住居併設型の駅ビル「東武ときわ台駅ビル」の2階に南口駅舎・改札口があります。2階とは階段、エレベーターで結ばれています。
また、駅前のスペースは狭隘で、北口のような駅前広場は整備されておらず、道路も狭いので自動車での送迎は困難です。
 
 

南口駅前の様子です。西を望む。右後方に南口駅ビルがあります。
正面方向の線路と並行する細い道路沿いには居酒屋やスナックが軒を連ねています。
そして手前の交差点を左折した先にも商店街が形成されていますが、この沿道に天祖神社があります。元々南口や南口駅前一帯は天祖神社の境内でしたが、戦後の1949年に駅南口・住宅地・商業地建設のため、東武鉄道および地元に土地の一部が割譲されたことにより市街地が形成されました(Wikipediaの本文を引用)。
駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

駅ビル2階にある南改札口の様子です。北を望む。
左に駅外への階段が、右にエレベーターがあります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、右端に窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。
そして改札口の先は跨線橋で、突き当たりを右へ曲がるとホームへ下る階段、左にはホームへのエレベーターがあります。通常のトイレは北口側の設備を利用する形になりますが、多機能トイレはホームにあります。
 
 

1番線に設置されている時刻表・路線図併設の建植式駅名標です。電照式と思われます。
東武ではこのタイプの建植式駅名標がスタンダードになっています。
駅名標は東武の標準デザインで、東上線のラインカラー(紺色)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています(TJ 06)。
「TJ」は東上線の「ToJo」が由来でしょう。座席指定制列車の「TJライナー」の「TJ」も同じ由来かと思われます。
 
 

ときわ台駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、東南東~西北西方向にホームが延びています。
10両対応でホーム幅は狭く、特に寄居方(手前側)は幅が狭いです。
ホームドアは設置されていません。上屋は全10両分に設置されています。
右側(南側)が1番線(下り川越・小川町・寄居方面)、左側が2番線(上り池袋方面)です。
ホームには飲料自動販売機が設置されています。
そしてホームの池袋方(写真奥)には北口とを結ぶ地下通路への階段が、中ほど(写真前方)には南口とを結ぶ跨線橋への階段、エレベーターがあり、南口へ上る階段の裏手に多機能トイレがあります。
写真は池袋方を望む。
 
 

池袋方を望む。
すぐ先に踏切がありますが、この踏切では2007年、電車が接近する中、警察官が自殺しようと線路に侵入した女性を間一髪で救助したものの、自身は間に合わず殉職してしまった踏切事故が発生しました。女性は一命を取り留めたそうです。この事故は大きく報じられ、翌2008年に絵本化、テレビドラマ化され、2009年には伝記も出版されました。
この先、右へカーブして住宅街の中を南東へ走り、地形の関係で高架になって環七通りと石神井川を越えるとすぐに地平区間に戻り、中板橋駅へと至ります。両駅間は0.7kmと短く、肉眼で中板橋駅ホームを確認できます。
 
 

寄居方を望む。
この先、住宅街の中を西北西へ走り、やがて右へカーブして針路を北西へ変えると程なくして上板橋駅へと至ります。
 
 
あとがき
私がときわ台駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅構内は小規模でしたが、リニューアルされたばかりの北口駅舎はレトロで重厚な感じで、東急の田園調布駅旧駅舎と同じく高級住宅街に相応しい造りでした。一方、駅前は南北とも雑然としていてる印象を抱きました。
 
新宿駅からですと山手線外回り、埼京線、湘南新宿ラインで池袋駅まで行き、東武東上線の普通に乗り換えて当駅下車です。ちなみに急行・準急は池袋を発車すると成増までノンストップなので乗り間違えないように注意が必要です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅まで行き、山手線の外回り(品川乗車)あるいは内回り(東京乗車)で池袋駅まで行きます。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニが駅前に複数あり、スーパーも北口側に「東武ストア」「成城石井」があります。また、飲食店もチェーン店を含めて一定数あります。チェーン店は「マクドナルド」「モスバーガー」「松屋」「すき家」「日高屋」「ガスト」「バーミヤン」があります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武東上線を乗り鉄の際は、ぜひ一度はときわ台駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)