自由が丘駅【東京都】(東急東横線、東急大井町線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都目黒区南西端にある東急東横線、東急大井町線の乗換駅で、そして欧州的な街並みには商業施設が多く立地し女性に人気のエリアであり、また駅周辺は城南地区を代表する住宅街で高級住宅街としても知られる、
自由が丘駅 (じゆうがおかえき。Jiyugaoka Station) です。
 
 
駅名
自由が丘駅
 
所在地
東京都目黒区
 
乗車可能路線
東急電鉄:東横線大井町線
 
隣の駅
東急東横線 (TY 07)
渋谷方……都立大学駅
横浜方……田園調布駅
 
東急大井町線 (OM 10)
大井町方……緑が丘駅
溝の口方……九品仏駅
 
訪問・撮影時
2019年9月、12月ほか
 
 

自由が丘駅の北西側に位置する正面口です。
東横線は高架駅で北北東~南南西方向に延びていて、大井町線は東横線をアンダークロスする形で東北東~西南西方向に延びています。
正面口駅舎は大井町線の北側、東横線ホーム渋谷寄り(北側)の高架下にあり、左側(北側)で東横線をアンダーパスする道路沿いの高架下に北口(後述)があります。
また、駅構内の改札内外には東急系の駅ナカ商業施設「エトモ自由が丘」のテナントが入居しています。
正面口の右側(南側。写真右)には「東急自由が丘ビル」があり、銀行や学習塾、東急系の不動産屋で「ぐっさん」出演のCMでおなじみの「東急リバブル」などが入居しています。
そして正面口の左側(北側。写真左外)には商業施設「自由が丘デパート」があります。雑居ビルに近い形で、飲食店やスナックなどが入居しています。
 
 

正面口駅前の様子です。西を望む。
小さなロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所やタクシー乗り場も併設されています。
駅前は市街地で、飲食店などの商店が数多く立地しています。
また、自由が丘界隈はスイーツショップやカフェが多く、スイーツの街・おしゃれな街として全国的に有名です。一方で大衆的な店舗も多く、決して隣の田園調布のように敷居の高い街ではないとは思いますが…。
そして駅から離れると住宅街が広がっています。
 
 

東横線ホーム高架下にある正面口改札の様子です。背後に駅前広場があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、右端にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の右手前にはICカードチャージ機、自動券売機があり、さらに右側に定期券うりば、交番があります。
トイレ、多機能トイレは改札内の大井町線上り大井町方面2番線ホーム東側大井町方にあります(改札との間に段差はありません)。また、改札外の交番右側にも自治体管理のトイレ・車いす対応トイレ(オストメイト設備なし)が設置されています。
改札内コンコースには駅ナカ商業施設「エトモ自由が丘」のテナントが入居していて、コンコースは大井町線上り大井町方面2番線と直結しています。高架にある東横線各ホームとの間には階段、上下方向エスカレーター、エレベーターが設置されています。また、大井町線下り溝の口方面1番線ホームへは2番線東側(大井町方)にある跨線橋(階段のみ)を利用するルート、東横線ホームを経由するルート(バリアフリー対応)のいずれかを利用する形になります。
尚、改札内の2番線ホーム西側にミニコンビニ「LAWSON+toks」があります。
 
 

こちらは北口です。西を望む。
正面を横切る東横線の高架下左側に北口があります。左側のビルの反対側に大井町線ホームがあります。
こちらは駅前広場もなく「駅裏」「裏口」の雰囲気が感じられます。
 
 

北口周辺の様子です。北を望む。
北口駅前(駅の北東側)は大衆的な飲食店が多く立地していますが、少し離れると住宅街になり、カフェやスイーツ店が多く見られるようになります。
 
 

こちらは東横線ホーム北側高架下にある北口改札の様子です。
背後に東横線をくぐる道路があります。改札口と駅外の間には傾斜があるので注意が必要です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり(右端は幅広通路)、駅員無配置のため左端には改札内外ともインターホンが設置されています。
そして改札口の左手前には自動券売機があります。
改札内コンコースは正面口と共用となっていて、改札を入って右側に正面口があります。
 
 

こちらは自由が丘駅の南東に位置する南口です。西を望む。
東西方向の道路と大井町線下り溝の口方面1番線ホームの間に3階建て?の駅ビルが建っており、1階に改札口があります。2階、3階は何が入居しているのか分かりませんw
駅舎の西側には高架の東横線ホームが駅前道路を跨いでいて、東横線をくぐると駅南西側へ抜けられます。
尚、南口には駅前広場がありません。
 
 

南口駅前にて。東を望む。左手に南口駅ビルがあります。
電柱が地中化されていて自由が丘のイメージに沿った景観となっています。
正面口前と同様に駅前は大衆店が多く、駅から少し離れるとカフェ・スイーツ店が多く見られるようになり、住宅街も広がっています。
そして駅東側(写真奥)方面の約250m先にはスイーツのテーマパークを標榜する「自由が丘スイーツフォレスト」があり、複数のスイーツ店をはじめ、スイーツの材料・道具の販売店、クッキングスクールなどで構成されています(入場無料)。
また、写真右側、南口の正面には名鉄系の商業施設(専門店街)・「メルサ自由が丘店」があります。1983年に出店したとの事ですが、高度経済成長期に東急と名鉄は航空業界や北海道などで激しく対立していた時期があったものの、1975年に東急から名鉄へ3700系電車(→名鉄3880系)が譲渡されるなど和解の動きも見られるようになりました。その一環で東急の了承または要請を受けて出店したのか、その他の理由で出店したのかは定かではありません…。
 
 

南口改札の様子です。北を望む。冬季の早朝に撮影。背後に「メルサ自由が丘店」があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に幅の狭い有人通路がありますが、窓口の駅員不在時に備えてインターホンが改札内外に設置されています。
改札口の左手前にはICカードチャージ機、自動券売機があります。
自動券売機の左側には「自由が丘スイーツStation」があり、前述の「自由が丘スイーツフォレスト」が厳選したスイーツショップが期間限定で入れ替わり出店しています。
トイレ、多機能トイレは改札内の大井町線下り溝の口方面1番線ホーム東側大井町方にあります。改札とホームの間に段差がありますが、階段とスロープが設置されていてバリアフリーに対応しています。
改札内コンコースは大井町線下り溝の口方面1番線と直結しています(段差は階段とスロープで解消)。高架にある東横線各ホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。また、大井町線上り大井町方面2番線ホームへは1番線東側(大井町方)にある跨線橋(階段のみ)を利用するルート、東横線ホームを経由するルート(バリアフリー対応)のいずれかを利用する形になります。
尚、改札内の1番線ホーム東側にミニコンビニ「LAWSON+toks」があります。
 
 

東横線の吊下式駅名標です。電照式です。
東急標準のデザインで、東横線のラインカラー(赤色)が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 07)。
 
 

東横線は島式ホーム2面4線の高架構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。ホーム中ほどで大井町線をオーバークロスしています。尚、当駅で東横線と大井町線の線路はつながっておらず、連絡線も存在しません。
右ホームが右から3番線、4番線の順でともに下り横浜方面、左ホームが右から5番線、6番線の順でともに上り渋谷方面です。内側の4、5番線が主本線、外側の3、6番線が副本線(待避線)で、ほぼ終日にわたり緩急接続が行われています。
各ホームとも幅は狭く、両端部は特に狭くなっています。
有効長は10両分あり、ホームドアが設置されています。ホーム上屋は全10両分設置されています。
各ホームにはベンチがあり、少なくとも下りホームには飲料自動販売機が設置されています。
横浜方(手前側)には南側1階にある南口や大井町線下り溝の口方面1番線ホームに通じる階段、上りエスカレーター、エレベーターがあり、渋谷方(写真奥)には北側1階にある正面口、北口や大井町線上り大井町方面2番線ホームに通じる階段、上下方向エスカレーター、エレベーターがありますが、1階の南側・北側はつながっていないので行先によって使う階段等を選択する必要があります。
写真は渋谷方を望む。
 
 

東横線上り5番線ホームより渋谷方を望む。
この先、起伏が大きい地形の関係で地平区間になります。住宅街の中を上り勾配で北北東へ走り、その後右へカーブしてしばらくすると高架区間になって都立大学駅へと至ります。
 
 

東横線上り5番線ホームより横浜方を望む。
この先、こちらも起伏のある地形ゆえに地平区間になります。したがって、自由が丘駅がある場所は谷に位置しています。また、ホームのすぐ先は世田谷区です。
左へカーブして住宅街の中を南下すると左から目黒線が接近し、地下トンネルへ入って東横線の下へ進みます。東横線は上下線が離れて環八通りをくぐると今度は大田区に入り、東横線も地下トンネルへ入ると程なくして田園調布駅へと至ります。東横線の上下線間に目黒線が現れ、田園調布駅から日吉駅まで外側線が東横線、内側線が目黒線の方向別複々線が続きます(武蔵小杉~元住吉の一部区間は東横線が高架、目黒線が地平を走行)。
 
 

こちらは大井町線の1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
大井町線のラインカラー(橙色)が使用されています。
駅ナンバリングは (OM 10) です。
 
 

大井町線は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東北東~西南西方向にホームが延びています。ホームの溝の口方(手前側)で東横線をアンダークロスしています。
右ホームが1番線で下り二子玉川・溝の口方面、左ホームが2番線で上り大岡山・大井町方面です。本線格である東横線ではなく支線である大井町線から番線番号が振られていますが、理由は不明です。
各ホームとも幅は広くもなく狭くもなく、といった感じですが、2番線の溝の口方(左手前)は特に狭くなっています。
急行が停車するため有効長は7両分ありますが、ホーム両端とも踏切のすぐ近くまでホームが延伸されており、立体化しない限りはこれ以上のホーム延伸は困難です。
また、ホームドアが設置されています。ホーム上屋は溝の口方の6両強に設置されていて、大井町方の1両弱分は雨ざらしです。
各ホームにはベンチがあり、少なくとも上り2番線ホームには飲料自動販売機が設置されています。
そして各番線ともトイレ・多機能トイレとミニコンビニ「LAWSON+toks」があります。
各ホーム溝の口方(手前側)には東横線各ホームとを結ぶ階段、上りエスカレーター(2番線側は下り併設)、エレベーターがあり、ホーム中ほどには南口(1番線側)、正面口・北口(2番線側)があります。そして大井町方(写真奥)には1番線と2番線を結ぶ跨線橋(階段のみ)があります。1番線と正面口・北口、2番線と南口の移動はこれらの設備を利用して移動する形になります(東横線ホームを経由して移動可能です)。
写真は大井町方を望む。
 
 

大井町線上り2番線ホームより大井町方を望む。すぐ先に踏切があります。
この先、右へカーブしながら住宅街の中を進み、針路を東南東へ定めると世田谷区に入って引き続き住宅街の中を走ります。そして高架区間になると目黒区に戻り、緑が丘駅へと至ります。
 
 

大井町線上り2番線ホームより二子玉川方・溝の口方を望む。こちらもすぐ先に踏切があります。
そして踏切の先の左側に側線が2本ありますが、これは自由が丘検車区(後に自由が丘車庫へ改称)の跡地で、現在は左側の1線が5両編成用の留置線で、右側は保線用側線かと思われます。かつてはもう少し横方向に規模が大きかったのですが、長編成化により設備が縮小され、縮小部分の跡地には東急系の商業施設「トレインチ自由が丘」が建てられ、カフェやファッション店などが入居しています。
 
この先、左手に留置線を見て走ると世田谷区に入り、住宅街の中を西南西へ進みます。そして右へカーブすると程なくして九品仏駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が自由が丘駅で下車(乗車)したのは2017年、2019年2回の計3度です。2017年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。しかし撮影が不十分だった事から2019年9月と12月にリベンジ訪問しました。いずれも休日の訪問だったため、駅や駅前は買物客や通行人でごった返していました。また、東急の駅前に名鉄の商業施設「メルサ自由が丘店」があり驚きました。過去に航空業界や北海道などで激しく争っていた経緯がありましたが(東急と大きなバトルを繰り広げた大手私鉄は名鉄と西武くらいかもしれませんが)、後に東急から名鉄への車両譲渡もあり両者の仲は改善されているようなので(名鉄の自由が丘進出に東急の協力があったかどうか不明ですが)、今後も仲良くやってほしいものです。
 
新宿からですと新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線~東急東横線直通の特急、急行、各停のいずれかに乗り、当駅で下車です(各停は渋谷駅で優等列車を待避する場合があります)。JR新宿駅から山手線内回りで渋谷駅まで行き、東横線に乗り換えてもOKです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。京浜東北線南行(横浜方面)に乗り換えて大井町駅で下車します。さらに東急大井町線の急行または各停に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、大井町線下りホームに売店があり、駅前にもコンビニがありますが、数は少ないです。一方、飲食店については高級なイメージの自由が丘ですが大衆チェーン店も多く存在します。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東急東横線、東急大井町線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は自由が丘駅でも途中下車されてみて下さい!
そして自由が丘へショッピングやお食事などでお出かけの際はぜひ東急をご利用になり、ぜひ一度は自由が丘駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、エトモ自由が丘、自由が丘デパート、自由が丘スイーツフォレストの各HP、Google地図、Wikipedia)