今回の【駅】コーナーは、
東京都練馬区南部の中野区との境界近くに位置する西武池袋線の駅で、駅周辺は市街地化が進み現在は富士山が見えない駅になってしまった
富士見台駅 (ふじみだいえき。Fujimidai Station) です。
駅名
富士見台駅 (SI 08)
所在地
東京都練馬区
乗車可能路線
西武鉄道：池袋線
隣の駅
池袋方……中村橋駅
吾野方……練馬高野台駅
訪問・撮影時
2019年4月
富士見台駅の南口です。富士見台駅は高架駅で、1997年に高架化され、2001年に複々線化されました。
高架下に駅舎があり、高架下と南口側にある平屋建ての建物は西武鉄道系の商業施設「エミオ富士見台」になっています。
駅外と改札口の行き来は「エミオ富士見台」の中を通る事になります。
また、駅前広場は設置されておらず、いずれの道路も狭いので自動車の送迎は難しいです。
南口駅前の様子です。
駅正面(南方向)には懐かしい雰囲気も漂う「ふじみ銀座」商店街があります。商店街を少し進むと中野区上鷺宮になります。
駅前は商店が多いですが、少し離れると住宅街になります。
こちらは北口です。南口よりは広々とした印象です。
駅前には休憩所レベルの駅前広場があります(自動車進入不可)。
また、駅出入口の上部、ホーム部分の側壁には富士山をモチーフにしたようなステンドグラス風の絵があります(見づらいですが…)。
北口駅前の様子です。
こちら側も道路が狭く、自動車での送迎は楽ではありません。
南口側より商店は少なく、駅前まで住宅街が迫っています。
高架下にある改札口の様子です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端にはカウンター形式の有人通路があります。
改札口の左手前(北側)には自動券売機があり、右手前(南側)には西武系のコンビニ「トモニー」があります。
トイレ、車いす対応トイレは改札内にあります。
時刻表や路線図と一体になっている建植式の駅名標です。
西武の新デザインで、駅ナンバリングも表示されています (SI 08)。
尚、1925年の開業時の駅名は「貫井(ぬくい)」でしたが、1933年に現駅名へと改称されています。
富士見台駅は複々線の内側線(緩行線)部分に島式ホーム1面2線を有する高架構造で、各外側には急行線の線路がありますが、ホームは設けられていません。
10両対応で、ホーム上屋は全10両分に設置されています。ホームは若干カーブしています。
左側が1番線(下り飯能、吾野方面)、右側が2番線(上り池袋、東京メトロ有楽町線・副都心線方面)です。
ホーム中央には改札階とを結ぶ階段、エスカレーター、エレベーターがあります。
また、ホームにはベンチ、飲料自動販売機があり、空調完備の待合室も設置されています。
写真は吾野方を望む。
池袋方を望む。
この先、ほぼ一直線に住宅街の中を高架複々線で東へ進み、中村橋駅へと至ります。
両駅間の距離は0.8kmで、肉眼で中村橋駅のホームを確認できます。
飯能方・吾野方を望む。
この先、右へカーブしながら住宅街の中を高架複々線で走り、やがて一直線に北西へ走るようになると、環八通りをオーバーパスして練馬高野台駅へと至ります。
あとがき
私が富士見台駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。高架駅でしたが駅前にビルやマンションが立ち並んでいて富士山は眺められませんでしたが、駅名にかつて富士山が眺められた場所であった事を物語っています。
新宿からですと山手線などJR線で池袋駅まで行き、西武池袋線の各停に乗り当駅下車。または準急or各停・豊島園行きに乗り、練馬駅で石神井公園方面の各停に乗り換えて当駅下車です。もしくは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線の西武線直通電車に乗り、各停の場合は当駅下車、快速急行など優等列車にご乗車の場合は練馬駅で各駅停車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回り電車に乗り換えて池袋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内にコンビニ「トモニー」があり、駅前にもコンビニが複数あります。また、駅高架下と駅前にスーパーもあります。飲食店もチェーン店を含めて駅ナカ(改札外)と駅前に複数ありますが、数は多くないかもしれません。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、西武池袋線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は富士見台駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：西武鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)