第1334回('19) 都電荒川線を降りつぶし(2)&東京メトロ副都心線の一部駅を降り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2019年11月2日~4日、
2泊3日の日程で、今度も全駅制覇への道のりがまだまだ遠い、東京都の駅を降り鉄するための旅に出かけました。
しかしながら仕事が忙しく2日の土曜日は出勤で、帰宅後の出発となりました。そして3日の日曜日も休日出勤の可能性があったので(回避されましたが)、キャンセル料を惜しんで土曜日の宿を予約しておらず、直前にホテルを探しても全て満室だったので人生初となるネットカフェで一夜を過ごしました。
翌3日、そして4日は珍しく天気が大崩れせず、概ね予定通りに乗り鉄・降り鉄ができました。
 
今回は2日目(3日・文化の日)終盤の内容です。
午後も午前中に引き続き都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】の未訪問駅(停留場)を順番に下車していき、全駅制覇できました!
その後は雑司が谷駅から東京メトロ副都心線に乗車して西早稲田駅も訪問し、東新宿で夕食を済ませてから宿のある江東区森下へと向かい、この日の乗り鉄を終えました。
 
今回の日程 2019年11月3日  (日・祝)    【その3】
 
大塚駅前1315(都電荒川線・早稲田行き)1316向原1323(都電)1324東池袋四丁目1338(都電)1338都電雑司ヶ谷1345(都電)1346鬼子母神前1352(都電)1354学習院下1412(都電)1416面影橋1434(都電)1436早稲田1451(三ノ輪橋行き)1454学習院下1456(徒歩・のぞき坂経由)1505雑司が谷1558(東京メトロ副都心線)1600西早稲田1649(副都心線)1651東新宿1740(都営大江戸線外回り)1802森下
 
【宿泊】

 

大塚駅前駅からは13時15分発、都電荒川線の早稲田行き電車に乗車しました。車両は白に緑帯の都電カラーを維持する8500形8503号で、前方ドアから車内に入り、三ノ輪橋駅で購入した『都電IC一日乗車券』(400円)をカードリーダーにタッチしました。車内は混雑しましたが乗車の列の前方に並んでいたため後方ドア脇のポジションを確保できました。道中は大塚駅前の市街地や住宅街への上り坂などを眺めて過ごし、次の電停である向原駅で下車しました。駅は春日通り(国道254号)との交差点にあり、春日通りの地下には東京メトロ丸ノ内線が走っていますが丸ノ内線の駅はありません。まぁ、地下鉄は都電の廃止も視野に入れて建設したと思われるので、都電との交差部分に駅がなくても不思議ではありませんが…。
 
 

 
向原駅では後続の早稲田行きに乗車。8800形8807号で、この電車も混雑していましたが乗車時に後方まで行き、道中はドア越しに車窓風景を眺めました。そして私は隣駅の東池袋四丁目駅で下車しました。駅は首都高速5号池袋線との交差部分にあり、その地上部分を走る都道435号の地下には東京メトロ有楽町線の東池袋駅があり、乗換可能です。有楽町線は比較的新しい路線なので、存続が決まった都営荒川線との乗換を考慮して駅というより出入口が建設された可能性はあります。また、駅西側の交差点では2019年4月に高齢ドライバー運転の自動車が暴走し、母子2名の命を奪った悲しい事件が発生しました。心が痛みました…。
 
 

 

 
東池袋四丁目駅からは2本後の早稲田行きに乗りました。7000形の車体を流用した機器更新車である7700形7707号で、やや混雑していました。後方ドア脇で車窓風景を眺めて道中を過ごし、すぐに到着した都電雑司ヶ谷駅で下車しました。池袋に近いのですが駅周辺は閑静な住宅街で、駅のすぐ東側には雑司ヶ谷霊園の入口がありました。
 
 

 
都電雑司ヶ谷駅では後続の早稲田行きに乗車しました。レトロ調デザインをした9000形9002号でした。車内は軽く混雑しており、今度も後方ドア脇で車窓風景を眺めて次駅の鬼子母神前駅で下車しました。ホームは工事中で、都電の側道も工事中でした。駅の西側には法明寺鬼子母神堂があります。また、この付近の地下には東京メトロ副都心線の雑司が谷駅があり、都電の地下に線路・ホームがあります。
 
 

 
鬼子母神前駅からも後続の早稲田行きに乗車。8502号で、満席でした。後方ドア脇で下り勾配の道中を眺めて、坂を下り切った所にある学習院下駅で下車しました。周辺は住宅街ですが明治通りが並行しているため賑やかな感じがしました。北西側の台地に学習院(大学など)があります。
 
 

 
学習院下駅では3本後の早稲田行きに乗りました。7704号で、やや混雑していて後方ドア脇で立席となり、車窓風景を眺めました。途中、神田川を渡った先にある新目白通りとの交差点で信号待ちのため長時間停車しました。そして4分後に面影橋駅に到着し、下車しました。駅は新目白通りの中央分離帯上にあり、北側には神田川が流れています。駅周辺には集合住宅などのビルが多く、新目白通りの交通量の多さも相まって雑然とした雰囲気でした。
 
 

 
面影橋駅からも3本後の早稲田行きに乗車しました。7708号で、前方に空席があったので着席しました。道中は前面展望をして、2分の乗車で終点の早稲田駅に到着しました。三ノ輪橋駅と同様に乗車ホームと降車ホームが分離されていました。駅前は面影橋駅前より賑やかで、早稲田大学に近いからか飲食店も多かったです。駅前の店には行列ができていました。そして、これにて都電の全30駅(停留場)を制覇できました!
 
 

 

 
いつもなら早稲田大学前を歩いて東京メトロ東西線の早稲田駅に抜けるのですが、今回は都電で折り返します。14時51分発の三ノ輪橋行き(8900形8902号)に乗車しました。乗車の列の中ほどに並んでいたので着席できたのですが、確実に車窓風景を眺めるために後方ドア脇へ。道中は往路とは反対側の車窓風景を楽しみ、2駅目の学習院下駅で下車しました。

学習院下駅からは徒歩で東へ向かい、都電の1本東側の道路を北へ歩きます。すると、正面に22%の急な上り坂が現れました! この坂が東京23区内にある急坂で有名な「のぞき坂」で、以前に日テレの所さんの「笑ってコラえて!」で紹介されていたので一度行ってみたかったのですw テレビでは「乃木坂46」のメンバーがレポートしていましたが、私の訪問時はテレビなどメディアは一切おらず、代わりに私と同じく「のぞき坂」目当てに訪れた観光客数組がいました。私は撮影をしながら坂を上りきりましたが、私とほぼ同じ速さで高齢女性が坂を登っていた事に驚きました。また、坂自体は距離が短く、確かに東京ではトップクラスの急坂ですが、六甲山のある兵庫県神戸市で生まれた私にとっては軽い坂でしたww でも区域内に山のない東京だからこそ坂道は価値がありますね。
 
 

 
「のぞき坂」を上りきった先には、地下鉄副都心線の雑司が谷駅出入口があります。私は駅前や各出入口前を探訪し、都電の鬼子母神前駅北側にある1番出入口まで移動しました。そして、先程下車した都電雑司ヶ谷駅前の写真をまともに撮影できなかった事を思い出し、10分近くかけて都電雑司ヶ谷駅前まで徒歩で往復しました。
 
 

 
その後は雑司が谷駅の1番出入口から地下へと入り、朝に銀座線駅巡りで使用していた『東京メトロ・都営地下鉄 共通一日乗車券』(900円)のPASMO版を自動改札機にタッチしてホームへと向かいました。そして15時55分発の各停 元町・中華街行きに乗車しましたが、この電車は3分遅れでした。車両は東急5050系8連で、最後部車両はほぼ満席でした。私はドア脇でスマホを操作して過ごし、次駅の西早稲田駅で下車しました。すると、ホームには想定を超える多くの人がいて、何事や?と思いました。普段はそんなに混雑しないはずなのに…。ホームを観察していると、どうやら南側から来る人が多い印象でした。そして南側の改札を出て地上に上がると、人が多い理由が分かりました。この日は駅南西側にある早稲田大学理工学部キャンパスで学園祭が行われていたのです! 確かにこの時期は学祭シーズンですね。しかし16時を過ぎ、すでに終了していたようでした。大半の客がキャンパスを出て、キャンパス内は閑散としていました。
 
 

 

 
私は早稲田大学理工学部キャンパスを出て、明治通りを北へ歩きました。沿道にある学習院女子大学でも学園祭が行われていた模様でした。そして近くに北側の出入口がある都道25号との諏訪町交差点に差し掛かり、横断歩道を渡ろうとすると「ちょっと動かないで下さい!」とスーツ姿の女性に止められました。理由を問いただすと、天皇陛下の車列が通過するとの事で、少し待つと白バイやパトカーに先導されて天皇陛下が乗られた車も通過したのですが、どの車に陛下が乗車されていたのか分かりませんでした…。また、窓も開いてなかったので全く分かりませんでした。しかし、私は生まれて初めて天皇陛下の半径10m以内に近付けたのは事実ですww
 
 

 
天皇陛下を見送った後は西早稲田駅へと戻りましたが、もう暗くなり始めていたのでこの日の乗り鉄・降り鉄は終了としました。後は食事をしてホテルを目指すのみです。まずは西早稲田駅16時49分発の各停・菊名行きに乗車しました。東急5050系…いや、車番を見ると5000系8連で、先代の5000系を彷彿させる「青ガエル」ラッピング車した。最後部車両は多少空席があり、疲れていたので座りました。道中は中吊り広告を見ながら水分補給をして、1駅目の東新宿駅で下車しました。
 
 

 
東新宿駅では改札を出て、南東側の「新宿イーストサイドスクエア」内にある「大戸屋」で早目の夕食を済ませました。実は初めての「大戸屋」だったのですが、注文がタッチパネルだったので驚きました。冬の定番であるカキフライ定食を食べました。
 
 

 
食後は東新宿駅へと戻り、今度は都営大江戸線の改札を通りました。そして17時40分発の外回り飯田橋・両国方面(光が丘行き)電車に乗車。12-600形8連で、最後部車両はほぼ満席でしたが疲れていたので空席に座りました。道中はひたすらスマホを操作していました。また、停車駅ごとに混雑してきましたが、飯田橋駅と上野御徒町駅でそれぞれ大量下車があり、最後部車両は半数ほど空席が発生しました。そして私は18時02分に到着した森下駅で下車しました。
 
 

 
森下駅で地上に出てからは東へ歩き、都営新宿線の菊川駅との間にあるビジネスホテル街へ。この付近にホテルが多い事は相当昔から知っていましたが、当地で宿泊するのは初めてでした。料金が比較的リーズナブルかつ立地が影響してか最後まで空室が残る地域という印象でしたが、東京での宿泊需要が高まった昨今では森下地区のホテルも空室ゼロになるケースが増えてきました。私はコンビニに寄ってからホテルにチェックインして、入浴を済ませてテレビを観ていましたが、疲れが影響して眠気に襲われ21時頃に寝てしまいました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)