第1333回('19) 都電荒川線を降りつぶし(1) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2019年11月2日~4日、
2泊3日の日程で、今度も全駅制覇への道のりがまだまだ遠い、東京都の駅を降り鉄するための旅に出かけました。
しかしながら仕事が忙しく2日の土曜日は出勤で、帰宅後の出発となりました。そして3日の日曜日も休日出勤の可能性があったので(回避されましたが)、キャンセル料を惜しんで土曜日の宿を予約しておらず、直前にホテルを探しても全て満室だったので人生初となるネットカフェで一夜を過ごしました。
翌3日、そして4日は珍しく天気が大崩れせず、概ね予定通りに乗り鉄・降り鉄ができました。
 
今回は2日目(3日・文化の日)中盤の内容です。
早朝に都心の地下鉄駅を訪問した後、8時台からは都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】の未訪問駅(停留場)を三ノ輪橋方からほぼ順番に全駅下車していきました。
今回は全駅下車の途中までの経過を紹介していきます。
 
今回の日程 2019年11月3日  (日・祝)  【その2】
 
三ノ輪橋836(都電荒川線・早稲田行き)852宮ノ前905(都電)906小台920(都電)921荒川遊園地前934(都電)936荒川車庫前951(都電)951梶原1006(都電)1009王子駅前1017(荒川車庫前行き)1018栄町1027(早稲田行き)1028王子駅前1117(都電)1121飛鳥山1127(都電)1128滝野川一丁目1139(都電)1140西ケ原四丁目1154(都電)1154新庚申塚1207(都電)1209庚申塚1221(都電)1223巣鴨新田1229(都電)1231大塚駅前
 
【その3へつづく】
 
東京メトロ日比谷線の三ノ輪駅から徒歩で都電荒川線の三ノ輪橋駅へとやって来ました。乗車ホームには既に早稲田行き電車が停車していました。車両はレトロ調の9000形9002号でした。今回は運転士に都電IC一日乗車券(400円)を求めました。手持ちの「Suica」から400円が引かれ、一日乗車券の情報が入力されました。9月の訪問時は乗車日部分を削るスクラッチ式の一日乗車券を買いましたが、結果としてICカードは乗車時にタッチするだけでよく、一方スクラッチ式はいちいち運転士に提示しなければならず、また、他の日付が削れないようにきちんと保管しないといけないので、ICカードの方が何かと楽でした。都電IC一日乗車券を購入後は、後方の座席に座りました。三ノ輪橋駅発車時点で半分程度の座席が埋まりました。
 
 

 
早稲田行きは8時36分に三ノ輪橋駅を発車しました。熊野前駅までの各電停は9月訪問時に下車していたので今回はスルーしました。道中は車窓風景を眺めていましたが、停車駅ごとに乗客が増えて車内は混雑し、景色が見えなくなってしまい、その後はスマホを操作していました。そして1駅目の下車駅は熊野前の次、宮ノ前駅でした。道路上にある電停で(軌道敷は自動車通行不可ですが)、路面電車らしさを味わえました。また、駅前には尾久八幡神社があり、これが駅名の由来です。
 
 

 
宮ノ前駅からは9時05分発の早稲田行きに乗車。数少ない都電カラーの車両、8500形8502号で、車内は軽く混雑しており後方ドア部分で立席となりました。ドア越しに車窓風景を眺めて次の小台駅で下車しました。都道458号との交差点に電停があり、駅前には商店がそこそこ多く見られました。
 
小台駅では3本後の早稲田行きに乗りました。最新の8900形8906号で、満席だったので後方ドア部分へ。道中は車窓風景を眺めて過ごし、隣の荒川遊園地前駅で下車しました。電停は荒川区立あらかわ遊園の最寄駅で、あらかわ遊園は観覧車などのアトラクションのある東京23区内唯一の公営遊園地ですが、現在はリニューアル工事中につき長期休園中でした。2021年夏頃にリニューアルオープンする予定です。
 
 

 

 
荒川遊園地前駅では2本後の早稲田行きに乗車しました。8504号で、軽く混雑していました。後方ドア近くで何とか車窓風景を眺めて、隣の電停である荒川車庫前駅で下車しました。その名の通りすぐ前に荒川車庫があり、結構内部まで見えました。手前には5500形電車と7500形電車を展示している「都電おもいで広場」がありますが、見学時間が10:00~16:00で、私の訪問時点(9:40頃)はまだ見学不可能でした。
 
 

 

 
荒川車庫前駅からは9時51分発の早稲田行きに乗車。7000形の車体を流用した機器更新車である7700形7705号で、軽く混雑していたので後方へ。車窓風景も眺める事ができず、中吊り広告を見るしかありませんでしたw そして次の梶原駅で下車しました。早稲田行きホームに隣接して書店兼売店があり、新聞やガムなどを販売していました。また、駅南側には「上中銀座」という商店街があり、京浜東北線の上中里方面に通じています。
 
 

 
梶原駅では10時06分発の早稲田行きに乗りました。8800形8810号で、黄色の車体が特徴です。車内は混雑していて、後方に行けませんでした。前方で窓越しに車窓風景を眺めて、途中の栄町駅はパスして(理由は後述)、2駅目の王子駅前駅で下車しました。ここは下車客が多いため、後方の降車ドアへ向かう乗客の流れに乗って下車しました。王子駅前駅は京浜東北線と東京メトロ南北線に乗換可能な主要駅で、縦列停車ができるようホームは長く、また各ホーム入口には改札の駅員が配置され、そこには車内と同じ運賃箱・ICカード読取機が置かれています。乗車時の精算は車内でなくホーム入口で行います。
 
 

 
駅前を軽く散策した後は三ノ輪橋方面ホームへ。入口でICカードをタッチしてホームへ入りましたが、逆に王子駅前駅のホームは運賃を支払わないと入れないので、私は両側ホームから撮影すべく、順番どおりに梶原→栄町→王子駅前と下車するのではなく、梶原→王子駅前→栄町と王子駅前で引き返す行程にしました。
 
王子駅前電停からは10時17分発の荒川車庫前行きに乗車しました(8902号)。荒川車庫に入庫する電車で、車内では「荒川車庫前止まりです」とアナウンスがありました。現在の都電は単一路線なので乗継乗車の制度自体が廃止されていると思われ、もし荒川車庫前行きに乗って終点まで行き、三ノ輪橋行きに乗り継いで先へ行こうとすると三ノ輪橋行きに乗る際に再び運賃を取られると思われます(救済措置はあるかもしれませんが…)。なので、荒川車庫前より先に行く乗客に対して乗車時に車内精算しなくてもよい王子駅前駅での乗換を促すと同時に、当駅から荒川遊園地前以遠へ向かう乗客に対してこの電車に乗らないよう案内をしているのでしょう。まぁ、私は次の栄町駅で下車しますし、1日乗車券を持っているのでこの荒川車庫前行きに乗り込みました。車内は予想通りガラガラで、後ろ向きのクロスシート(優先席)に着席し、給水をしながら後方展望を楽しみました。そして、すぐ到着した栄町駅で下車しました。駅名は「さかえちょう」で、「さかえまち」ではありません。東京には「門前仲町(もんぜんなかちょう)」や「板橋本町(いたばしほんちょう)」など、「まち」と読みそうで「ちょう」と読む地名、駅名が複数見られます。また、栄町駅前は閑静な住宅街で、乗降客は少なかったです。
 
 

 
栄町駅からは再び早稲田方面へ。10時28分発の電車は8903号で、混雑しており前方通路で窓越しに車窓風景を眺めて、再び王子駅前駅で下車しました。下車後は駅東側にある「マクドナルド」へ直行し、早目の昼食を済ませました。
 
 

 
昼食後は王子駅前電停11時17分発の早稲田行きに乗車。9002号で、乗降とも多く車内は混雑気味でしたが、列の先頭の方に並んでいたのでスッと後方ドア脇に行けました。王子駅前からの区間は明治通りの路面を走り、左手にモノレール(スロープカー)のある飛鳥山公園を見て急勾配を登ります。そして交差点で信号待ちをした後、専用軌道区間へ入るとすぐに飛鳥山駅に到着し、下車しました。東側には飛鳥山公園が広がっており、公園中央部へのアクセスは王子駅前よりこちらの方が便利です。
 
 

 
飛鳥山駅では後続の早稲田行き(8502号)に乗りました。混雑状態で、乗車時に一気に後方へと移動して次駅での下車に備えました。道中は車窓風景を眺めて、滝野川一丁目駅で下車しました。駅前は商店が少なく閑静な住宅街といった感じで、西側は上り坂になっていて起伏に富んでいました。
 
滝野川一丁目駅からも早稲田行きに乗車しました(8906号)。軽く混雑していて、後方ドア越しに車窓風景を眺めて過ごし、次の西ケ原四丁目駅で下車。電車は時間調整のために2分ほど停車していました。併用軌道区間で遅れた場合はここで取り戻すのでしょう。駅前は先程の滝野川一丁目駅前よりやや賑やかでしたが、乗降客は少なかったです。
 
 

 
西ケ原四丁目駅では2本後の早稲田行きに乗車(8504号)。やや混雑気味で、後方ドア付近で車窓風景を眺めていると、すぐに新庚申塚駅に着き、下車しました。電停は幅の広い白山通り(国道17号)との交差点手前にあり、交差点の反対側には三ノ輪橋方面ホームがあります。また、白山通りの地下には都電と同じ東京都交通局が運営する都営三田線が通っていますが、新庚申塚電停の場所に駅はなく、両者の乗換は約300m北にある西巣鴨駅まで白山通りの歩道を歩かねばならず、多少不便です。
 
 

 

 
新庚申塚駅からは2本後の早稲田行きに乗り、隣の庚申塚駅で下車しました(7708号。混雑気味。後方ドア近くで立席)。庚申塚駅は旧中山道との交差部分にあり、この旧中山道は巣鴨地蔵通り商店街になっています。商店街を南へ700mほど歩くと高岩寺(とげぬき地蔵)へ行けます。また、三ノ輪橋方面ホームに面して和菓子店が営業していました。
 
 

 
庚申塚駅では2本後の早稲田行きに乗りました(7705号)。混雑気味で、道中は後方ドア部分からドア越しに車窓風景を眺めて、巣鴨新田駅で下車しました。駅は大塚駅前地区の市街地北端部近くに位置しますが、駅前はひっそりとしていました。駅は豊島区にありますが、駅前には都立文京高校があります。
 
 

 
巣鴨新田駅からは後続の早稲田行きに乗車しました。黄色一色の8810号で、車内は混雑しており前方で足止めされました。道中は窓越しに車窓風景を眺めて過ごし、次駅の大塚駅前駅では多数の下車客と一緒に降車しました。ホームは山手線のガード下にあり、JR大塚駅の南北両側に抜けられます。また、駅前は市街地で、多くの通行人で賑わっていました。
 
 

 

 
都電を下車後は、一旦JR大塚駅へ。自動券売機で入場券を購入して改札内へと入り、車両とホームを撮影しました。本来は山手線に乗って途中下車という形を取りたかったところですが、時間の関係で駅だけを撮影するに至りました。
 
 

 
出場後は都電の大塚駅前駅へと戻り、まだまだ都電の乗り鉄・降り鉄・降りつぶしを続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)