今回の【駅】コーナーは、
東京都日野市南西部郊外の多摩丘陵近くにある京王線の駅で、駅名の由来となった平山城址公園への最寄駅である、
平山城址公園駅(ひらやまじょうしこうえんえき。Hirayamajōshi-kōen Station)です。
駅名
平山城址公園駅 (KO 31)
所在地
東京都日野市
乗車可能路線
京王電鉄:京王線
隣の駅
新宿方……………南平駅
京王八王子方……長沼駅
訪問・撮影時
2018年8月
平山城址公園駅は地平駅で、1976年に現在地へ移転しました。
空中写真を見ると、以前はやや京王八王子方に駅があったようです。
駅舎は南側の1ヶ所のみで、平屋建てで入ってすぐの場所に自動券売機や改札口のあるオープン構造となっています。
駅前の様子です。南側を望む。
写真左側(東側)にはロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所も併設されています。
駅周辺は浅川のほとりにある住宅地で、商店は少ないです。
写真奥には多摩丘陵の台地が広がっており、駅名の由来となった平山城址公園も多摩丘陵の中にあります。
ちなみに平山城址公園へは駅から南へ約1.4km、徒歩20分~25分程度です。
また、平山城址公園の東側にはかつて、ホンダが運営していた遊園地「多摩テック」がありました。
改札口の様子です。下り京王八王子方面1番線ホームに面しています。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路分あり、一番右端の通路は窓口兼有人改札です。
改札口の右手前には自動券売機があります。
トイレ、だれでもトイレは改札内、1番線ホームにあります。
改札口と1番線ホームの段差は階段とスロープで解消しています。
改札口・1番線と上り新宿方面2番線との間は地下道(階段のみ)と跨線橋(エレベーターのみ)で結ばれています。
尚、駅構内に売店、コンビニはありません。ご注意下さい。
吊下式の駅名標です。電照式です。他に建植式の駅名標もあります。
京王の標準デザインで、中国語や韓国語の表記もあります。駅ナンバリングも表示されています (KO 31)。
平山城址公園駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、10両対応です。
ホームはカーブしていて、上下線でややずれて設置されています。
右が1番線(下り京王八王子・高尾山口方面)、左が2番線(上り新宿方面)です。
ホーム上屋は1番線が新宿方の6両分、2番線が京王八王子寄りの約7両分に設置されています。
ホームにはベンチ、空調完備の待合室、飲料自動販売機があります。
写真は新宿方を望む。
新宿方を望む。
この先、左側を流れる浅川に沿って住宅地の中を北東へ走り、南平駅へと至ります。
京王八王子方を望む。
この先、八王子市へと入り、住宅地の中、浅川(右)と北野街道(都道173号線。左)の間を南西へ走ります。やがて右カーブで針路を西へ変えると高架区間になり、農村風景の中にある長沼駅へと至ります。
あとがき
私が平山城址公園駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は橋上化されておらず、昔ながらの私鉄駅の雰囲気を感じる事ができました。また駅前も都会の雑踏とはかけ離れた長閑な感じの住宅地でした。
新宿駅からですと京王線の特急、準特急(京王八王子行きor高尾山口行き)に乗り、府中駅で各駅停車に乗り換えて当駅下車です。高幡不動駅で乗り継いでもOKですが、乗り継ぐ事になる各停は府中駅で追い越した列車となります(一部例外あり)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、中央線快速に乗り継いで新宿駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店、飲食店はありません。最寄りのコンビニは南東へ約350mと決して近くありません。事前に用意しておいた方が無難です。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、京王線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は平山城址公園駅でも途中下車されてみて下さい!
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)